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「最新モデル試乗」トヨタ・ヤリスの個性派、6速MTは新時代のライトウェイトスポーツか!?

Writer:河村康彦 Photo:小久保昭彦

トヨタ・ヤリスZ(FF) 価格:6MT 187万1000円 試乗記

トヨタ・ヤリスZ(FF) ヤリスは1.5リッターエンジン(120ps)にダイレクトな走りが楽しめる6速MTを設定 フロント:ストラット/リア:トーションビーム式の足回りなど各部はCVT仕様と共通チューニング
トヨタ・ヤリスZ(FF) ヤリスは1.5リッターエンジン(120ps)にダイレクトな走りが楽しめる6速MTを設定 フロント:ストラット/リア:トーションビーム式の足回りなど各部はCVT仕様と共通チューニング

すべてが新しいヤリス。注目は1.5リッター車の6速MT

 ヤリスは、ボディ骨格をはじめとして、パワートレーンや足回りまで、「すべてが新しい」トヨタ期待のコンパクトカーだ。実質的にはヴィッツの後継車で、“ヤリスという名称は、これまでヴィッツが海外市場で名乗っていたものである。

 ボディは5ドアHBの1タイプだが、搭載パワーユニットは3種を設定。1リッターと1.5リッターのガソリンエンジンと、1.5リッターのガソリンエンジンをシステム内に含めるハイブリッドでシリーズを構成する。
 ラインアップ中、「最も個性的」といえるのが、直3・1.5リッターエンジン(120ps)に6速MTを組み合わせたバージョンだ。

 試乗したZグレードは、MT仕様のトップモデル。試乗車には、標準比で1インチ大径となる16インチタイヤ&アルミ(8万2500円)やナビキット(11万円)、ヘッドアップディスプレイ(4万4000円)など、総額50万円ほどのオプションが装着されていた。
 185/60R15サイズの標準タイヤが185/55R16に変更されていたものの、サスペンション設定は同グレードのCVT仕様と共通である。6速MT車だからといって「特別なスポーティモデル」という位置づけではない。

全長×全幅××全高3940×1695×1500mm 車重1000kg(MT) 最小回転半径:5.1m ヤリスのプラットフォームは新設計GAーB ロードホールディング優秀

ダイレクトな走り、まるでターボのような力感。ドライビングが楽しい!

 実際の走りでは、基本的なシャシー能力の高さを教えられた。アップテンポな走りにトライして減速Gや横Gが高まった場合の姿勢変化は、思いのほか大きめ。ただし、それが挙動の乱れにつながる感覚はない。
 たとえば横Gが残った状態で強めの減速 Gが立ち上がっても、スタビリティコントロールは簡単には介入しないのだ。

 最高出力120ps、最大トルク145Nmというエンジンスペックは、CVT車と同一。MT仕様は、エンジンの特性がよりダイレクトに感じられる。とくに、2000rpm付近でのトルク感は豊か。まるで小型のターボが装着されているかのようなフィーリングが心地よかった。
 日常の発進シーンで、1速→2速→4速……と「飛ばし」のシフトを問題なく受け付けてくれる点にも、トルクフルな性格が現れている。

 シフトフィールは「絶品」と評価するほどではないが、それでも頻繁な操作が苦にならない仕上がりだ。
 ヤリスのMT仕様は、ことさらのスポーティな性能は望まないが、「純エンジン車をダイレクトに操る感覚を楽しみたい」……そんな期待を持つユーザーに打ってつけの1台である。
 ペダル配置がホイールハウスの張り出しに干渉されていないなど、ドライビング環境が良好なこともあり、運転を楽しいと感じさせてくれる。

インパネは機能的なデザイン 写真はディスプレイオーディオ用ナビキット(11万円)装着 360mm径ステアリングはチルト&テレスコピック機構付き
シートはサポート性に優れた大型形状 クッションが厚い快適設計 室内レイアウトは前席優先 乗り心地はしなやか
荷室容量はクラス平均レベル 後席は6対4分割 荷室幅1000mm
Zは3灯式LEDヘッドライト オートハイビーム標準
Zは185/60R15タイヤ+スチール標準 写真の185/55R16タイヤ+アルミはop(8万2500円)
1490cc直3DOHC16V 120ps/6600rpm 145Nm/4800~5200rpm ターボ装着車のように豊かなトルクを発生 WLTCモード燃費:19.6km/リッター(MT)
6速MTのシフトフィールは軽快 頻繁な操作が気にならない
サーキット走行を楽しめる優れた運動性能が魅力

トヨタ・ヤリスZ(FF) 主要諸元と主要装備

グレード=Z(FF・MT)
価格=6MT 187万1000円
全長×全幅×全高=3940×1695×1500mm
ホイールベース=2550mm
トレッド=フロント1480×リア1475mm
最低地上高=145mm
車重=1000kg
エンジン=1490cc直3DOHC12V(レギュラー仕様)
最高出力=88kW(120ps)/6600rpm
最大トルク=145Nm(14.8kgm)/4800~5200rpm
WLTCモード燃費=19.6km/リッター(燃料タンク容量40リッター)
(市街地/郊外/高速道路=14.7/20.3/22.3km/リッター)
サスペンション=フロント:ストラット/リア:トーションビーム
ブレーキ=フロント:ベンチレーテッドディスク/リア:ドラム
タイヤ&ホイール=185/60R15+スチール
駆動方式=FF
乗車定員=5名
最小回転半径=5.1m
●主な燃費改善対策:筒内直接噴射/可変バルブタイミング/電動パワーステアリング
●主要装備:トヨタセーフティセンス(プリクラッシュセーフティ+レーントレーシングアシスト+レーダークルーズコントロール+オートマチックハイビーム+ロードサインアシスト)/先行車発進通知機能/セカンダリ―コリジョンブレーキ/3灯式LEDヘッドライト/フルLEDリアコンビライト/時間調節式間欠フロントワイパー/電動格納式リモコンドアミラー/6エアバッグ/デジタルメーター/4.2インチカラーTFTマルチインフォメーションディスプレイ/本革巻きステアリング/スマートエントリー&スタートシステム/オートAC/8インチディスプレイオーディオ+6スピーカー/DCM(車載通信機)/ヘッドレストセパレート型フロントシート/運転席イージーリターン機能/前席シートヒーター/買い物アシストシート/ローズメタリック加飾/ピアノブラック塗装メーターリング/助手席シートアンダートレイ/LEDアンビエントライト/運転席シート上下アジャスター/アジャスタブルデッキボード
●装着メーカーop:185/55R16タイヤ&6Jアルミ8万2500円/カラーヘッドアップディスプレイ4万4000円/ブラインドスポットモニター6万500円/パノラミックビューモニター4万9500円
●ボディカラー:ダークブルーマイカメタリック
※価格はすべて消費税込み リサイクル費用は7510円
取材協力●袖ケ浦フォレストレースウェイ

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