新型モーガン「PLUS FOUR」が日本での販売をスタート。車両価格は1155~1188万円に設定

97%もの部分が新しくなった新型モーガン「PLUS FOUR」が日本上陸。パワーユニットにはBMW製2.0Lツインパワーターボエンジンを搭載。デリバリーは2021年春頃を予定

 英国モーガンの日本における正規輸入総代理店であるエスシーアイ株式会社(モーガンカーズ・ジャパン)は6月26日、新型モーガン「PLUS FOUR(プラス4)」を発売した。デリバリーは2021年春頃を予定する。
車種展開および車両価格は以下の通り。
PLUS FOUR MANUAL:1155万円
PLUS FOUR AUTOMATIC:1188万円

▲モーガンPLUS FOUR 価格:6MT1155万円/8SAT1188万円 全長3830×全幅1650×全高1250mm ホイールベース2520mm 車重MT1013/AT1009kg 70年あまりの歴史を持つ従来モデルに対して97%ものコンポーネントが新しくなり、革命的な進歩を遂げたオープンスポーツに変貌した
▲モーガンPLUS FOUR 価格:6MT1155万円/8SAT1188万円 全長3830×全幅1650×全高1250mm ホイールベース2520mm 車重MT1013/AT1009kg 70年あまりの歴史を持つ従来モデルに対して97%ものコンポーネントが新しくなり、革命的な進歩を遂げたオープンスポーツに変貌した

 新型PLUS FOURは、70年あまりの歴史を持つ従来モデルに対して97%ものコンポーネントが新しくなり、革命的な進歩を遂げた新世代オープンスポーツに変貌する。基本骨格には、昨年にデビューしたPLUS SIXと同様、新設計のCXジェネレーション接着アルミプラットフォームを採用。プラットフォーム自体はアルミニウムの構造材を接着とリベットをメインに結合し、軽量化を図りながら高い剛性を確保した。ボディサイズは全長3830×全幅1650×全高1250mm、トレッド前1492×後1492mm、ホイールベース2520mmに設定。車両重量(乾燥重量)はMT1013/AT1009kgと軽量に収めた。

▲新造形のボンネットおよびボンネットベントやフロントグリル、前後LEDライトなどによって新世代のクラシカルモダンなルックスを創出した
▲新造形のボンネットおよびボンネットベントやフロントグリル、前後LEDライトなどによって新世代のクラシカルモダンなルックスを創出した

 デザイン面に関しては、モーガン車の伝統を受け継ぎながら、機能と造形ともに全面的に刷新する。エクステリアでは、高性能エンジンの搭載を感じさせるボンネットおよびボンネットベントや新造形のフロントグリルと前後LEDライト、存在感を高めるアロイホイール、ロー&ワイドな基本フォルムなどによって、新世代のクラシカルモダンなルックスを創出。外板色にはスポーツソリッドカラーを標準で採用し、クラシックソリッドカラー、メタリックカラー、マットペイントフィニッシュ、ツートンペイント、3ステージパールペイント、ペイントプロテクションフィルム、ポリッシュドボンネット&カウルをオプションで選択可能とした。また、幌はブラックMohairフードを標準装備とし、その他カラーやコントラストパイピングをオプションで用意。足もとには新デザインの15インチシルバーアロイホイールを標準装備し、ブラックタイプをオプション設定する。さらに、新15インチワイヤーホイール(シルバー、ブラック、ポリッシュドより選択)などをオプションで用意した。

▲新デザインのダッシュボードや計器およびスイッチ類、パワーアシスト機構付きステアリング、サンバイザー、ドアチェックストラップなどを装備する
▲新デザインのダッシュボードや計器およびスイッチ類、パワーアシスト機構付きステアリング、サンバイザー、ドアチェックストラップなどを装備する

 インテリアについては、新デザインのダッシュボードや計器およびスイッチ類、車両の挙動をドライバーに的確に伝えるようアレンジしたシート、パワーアシスト機構付きのステアリング、サンバイザー、ドアチェックストラップなどを採用し、機能性および快適性を効果的にアップさせる。他のモーガン車と同様、ボディカラーに合わせたカーペットやシートのレザーペイント等、クラフトマンシップあふれる多くの装備アイテムをオプションで用意していることも新型PLUS FOURのアピールポイントだ。座席については、シートバックにブラックコンポジットを標準で採用し、レザーやボディ同色タイプがオプションで選択可能。また、ホリゾンタルプリーテドシートセンターを標準で備え、キルトツインニードルステッチシートセンターやスクエアボックスステッチシートセンター、刺繍入りヘッドレスト(MorganロゴまたはPlus Fourロゴ)、コントラストカラーシートステッチング&パイピングをオプションで用意する。さらに、ランバーアジャストメントを標準装備し、ヒーテッドシートをオプションで設定した。

▲基本骨格は先にデビューしたPLUS SIXと同様、新設計のCXジェネレーション接着アルミプラットフォームで構成。軽量化を図りながら高い剛性を具現化した
▲基本骨格は先にデビューしたPLUS SIXと同様、新設計のCXジェネレーション接着アルミプラットフォームで構成。軽量化を図りながら高い剛性を具現化した
▲新デザインのシートは軽量化と剛性アップを図るとともに車両の挙動をドライバーに的確に伝えるよう設計する
▲新デザインのシートは軽量化と剛性アップを図るとともに車両の挙動をドライバーに的確に伝えるよう設計する

 パワーユニットはBMW製の1998cc直列4気筒DOHCツインパワーターボエンジンを専用チューニングで搭載する。トランスミッションには6速MTのほかにパドルシフト付8速ATを設定。最高出力および最大トルクはMTが258ps(190kW)/5500rpm、350N・m/1000~5000rpm、ATが258ps(190kW)/4400rpm、400N・m/1000~4300rpmを発生する。公表された性能は、MTが0→100km/h加速5.2秒/最高速度240km/h、ATが同4.8秒/240km/hで、しかもCO2排出量はMTが165g/km、ATが159g/kmに抑えた。

▲搭載エンジンはBMW製の1998cc直列4気筒DOHCツインパワーターボエンジン(258ps)。トランスミッションには6速MT(写真)とパドルシフト付8速ATを設定する
▲搭載エンジンはBMW製の1998cc直列4気筒DOHCツインパワーターボエンジン(258ps)。トランスミッションには6速MT(写真)とパドルシフト付8速ATを設定する

 一方、懸架機構には新設計の前後ダブルウィッシュボーン/コイル(前アンチロールバー付)を採用し、シューズには6.5J×15アロイホイール+205/60R15 91Vタイヤを装着。制動機構は前後ともにシングルピストンキャリパーのベンチレーテッドディスクを組み込み、ABSを標準で装備した。

▲公表された性能はMTが0→100km/h加速5.2秒/最高速度240km/h、ATが同4.8秒/240km/h。CO2排出量はMTが165g/km、ATが159g/kmに抑えた
▲公表された性能はMTが0→100km/h加速5.2秒/最高速度240km/h、ATが同4.8秒/240km/h。CO2排出量はMTが165g/km、ATが159g/kmに抑えた
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