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マセラティの新型スーパースポーツ「MC20」に搭載する新設計3.0L・V6ターボエンジンの画像およびスペックが公開

Writer:大貫直次郎 

マセラティが新型スーパースポーツ「MC20」に採用する新設計の“ネットゥーノ”3.0L・V6ターボエンジンを発表。最高出力は630ps、最大トルクは730N・mを発生

 伊マセラティは7月1日(現地時間)、開発中の新型スーパースポーツ「MC20」に搭載する新設計の3.0L・V6ターボエンジンの画像と主要スペックを発表した。

▲「ネットゥーノ」と称する3.0L・V6ターボエンジン。最高出力は630ps/7500rpm、最大トルクは730N・m/3000~5500rpmを発生。カーボン材のヘッドカバーには“Maserati”と“Nettuno”のロゴを配する

 「ネットゥーノ(Nettuno)」と称する新エンジンは、マセラティ イノベーション・ラボ(Via Emilia Ovest)、旧マセラティ・コルセ拠点に設けたワークショップ(Via Delle Nazioni)、そしてマセラティ本社に隣接するエンジン ハブ(Viale Ciro Menotti)という複数の拠点によって開発・製造された、100%マセラティかつ100%メイド・イン・モデナの新世代パワーユニットだ。レイアウトはバンク角90度のV6アーキテクチャーで構成し、ボア×ストロークは88×82mm、排気量は3.0リットルに設定。ヘッド機構にはDOHC4バルブと可変バルブシステムを採用し、過給器としてツインサイドターボおよび電子制御ウェストゲートを組み込む。圧縮比は11.0とし、点火順序は1-6-3-4-2-5。最高出力は630ps/7500rpm、最大トルクは730N・m/3000~5500rpmを発生し、レブリミットは8000rpmに設定した。

▲バルクヘッド側から見たネットゥーノ。セントラル電極と従来の燃焼室の間にもう1つの燃焼室を設けて2つを特殊形状の孔で連結するプレチャンバーを採用した

 F-1のテクノロジーを応用したツインプラグ・レイアウトの燃焼システムも要注目だ。セントラル電極と従来の燃焼室の間にもう1つの燃焼室を設けて2つを特殊形状の孔で連結するプレチャンバーを採用。また、エンジンがプレチャンバーの介入を必要としない領域で作動している際は従来型スパークプラグが安定かつ持続的な燃焼のサポートとして機能する。さらに、燃料供給については直噴(DI)+ポート噴射(PFI)を併用したツインインジェクションシステムのPDIを採用。最大噴射圧はDIが350バール、PFIが6バールに設定し、低速域のノイズを抑えるだけでなく排ガスを減少させ、省燃費に貢献する仕組みとした。

▲燃料供給については直噴(DI)+ポート噴射(PFI)を併用したツインインジェクションシステムのPDIを採用。最大噴射圧はDIが350バール、PFIが6バールに設定
▲ツインターボチャージャーの過給器をサイドに配置。電子制御ウェストゲートも組み込む

 オイル潤滑に関しては、エンジン高を低く抑えられ、かつ加減速や旋回時のオイルの片寄りを防げるドライサンプ方式を採用。エンジンサイズは長600×幅1000×高650mm、エンジン重量(DIN)は220kg未満に収めた。

▲オイル潤滑には、エンジン高を低く抑えられ、かつ加減速や旋回時のオイルの片寄りを防げるドライサンプ方式を採用

 渾身の新エンジンを搭載する新世代スーパースポーツの「MC20」は、本年9月9~10日にモデナで開催するイベント「MMXX:The time to be audacious」でワールドプレミアを果たす予定。全貌が明らかになる日が、今から楽しみだ。

▲写真は本年5月22日に公開されたタルガ・フローリオにおける「MC20」プロトタイプの走行テストでのひとコマ。プロダクションモデルの「MC20」は本年9月9~10日にモデナで開催するイベント「MMXX:The time to be audacious」でワールドプレミアを果たす予定

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