【日産キックスのライバル】クルマ好きを魅了する流麗フォルムの最新設計モデル、マツダCX-30の商品性

マツダCXー30・20S・Lパッケージ(FF) CXー30はマツダ3に続く新世代商品第2弾 最新機能を満載 パワーユニットは2リッターガソリン(156ps)/1.8リッターディーゼル(116ps)/スカイアクティブX(180ps)を設定
マツダCXー30・20S・Lパッケージ(FF) CXー30はマツダ3に続く新世代商品第2弾 最新機能を満載 パワーユニットは2リッターガソリン(156ps)/1.8リッターディーゼル(116ps)/スカイアクティブX(180ps)を設定

マツダCX-30・20S・Lパッケージ(FF) 価格:6MT/6SAT 279万4000円 試乗記

CX-30の独自のキャラクターの持ち主。エンジンは内燃機関のみ

 キャラクターや方向性は大きく異なるが、ボディサイズを考えるとCX-30もライバルとなる。
 エクステリアは好対照。カジュアルテイストを重視したキックスに対し、CX-30はプレミアム領域に足を踏み入れている。インテリアも同様で、CX-30はデザインや質感に気を配っているのがよくわかる。そうした意味では、キックスと比べるとクラスがワンランク違うくらいの差があるのは事実。ただし、コンパクトクロスオーバーSUVに何を求めるかによって評価は変わるだろう。セダンの代わりで乗るならCX-30、アクティブに使うならキックスがいいかな……と感じている。

 パワートレーンは、キックスはモーター駆動のeパワー。CX-30はガソリン/ディーゼル/スカイアクティブXと内燃機関に徹底してこだわっている(スカイアクティブXはマイルドハイブリッドだがモーターは駆動アシストをほとんどしない)。どちらがいい悪いではなく、日産とマツダのパワートレーン戦略の違いだ。

 マツダ独自のSPCCI(火花点火制御圧縮着火式)技術を取り入れたスカイアクティブXはCX-30のキャラクターに最もふさわしいユニットだ。それでも、先進電動ユニットのeパワーとの商品力比較では、決定打に欠けるのが気になる。

全長×全幅×全高4395×1795×1540mm 車重1400kg 車高は一般的なタワーパーキングに対応 ボディカラーは写真のソニックシルバーメタリックなど全8色
全長×全幅×全高4395×1795×1540mm 車重1400kg 車高は一般的なタワーパーキングに対応 ボディカラーは写真のソニックシルバーメタリックなど全8色

CX-30はしなやかな足さばきが印象的。4WDはオフロードもしたたかにこなす

 CX-30はマツダの最新プラットフォーム、スカイアクティブアーキテクチャーを採用。滑らかなハンドリング、しなやかな足さばき、動的質感は先行採用されたマツダ3よりも優れている。対するキックスは、基本設計がやや古いので総合的に不利なのは否めない。電動パワートレーンが生み出す駆動力と姿勢制御技術が、走りにどう貢献しているのか、大いに楽しみだ。

 CX-30にはFFに加えて4WDも設定されている。スタイリッシュなイメージ以上に、実はオフロード走行でもしたたかなパフォーマンスを披露する。一方、見た目はオフロード走行が得意そうなキックスだが、FF専用という車種構成はちょっと分が悪い。ただしeパワーの雪上性能は、電動化による緻密な駆動力制御の利点で「4WDいらず」ともいわれている。将来的にはノートに搭載されている電動4WDの進化モデル(モーター出力を引き上げた発進アシストだけでない仕様)の追加を期待したい。

 安全・運転支援システムはどちらも最新スペックを装備。運転支援機能に関してCX-30は、本来の滑らかなハンドリングとは裏腹の、制御の粗さが気になる。このあたりはプロパイロットに「一日の長」がある。キックスのプロパイロット技術は、積極的に使いたくなるに違いない。

室内はプレミアム感覚 Lパッケージは各部を本革でコーディネート 高音質な専用設計オーディオシステム標準 ハンドリングはナチュラル
室内はプレミアム感覚 Lパッケージは各部を本革でコーディネート 高音質な専用設計オーディオシステム標準 ハンドリングはナチュラル
室内長1830mm 本革シート標準 カラーは白と黒から選べる 前後席とも腰をしっかり支える快適設計 乗り心地良好
室内長1830mm 本革シート標準 カラーは白と黒から選べる 前後席とも腰をしっかり支える快適設計 乗り心地良好
後席使用時の荷室容量は430リッター 後席を倒すとフラットな大空間出現
後席使用時の荷室容量は430リッター 後席を倒すとフラットな大空間出現
リアゲートは電動開閉式 作動は滑らか 荷室地上高は731mmの設定
リアゲートは電動開閉式 作動は滑らか 荷室地上高は731mmの設定
ヘッドライトはアダプティブ機能付きLED ウインカーはエアダム部に配置
ヘッドライトはアダプティブ機能付きLED ウインカーはエアダム部に配置
専用設計215/55R18タイヤ+スポーク形状アルミ標準 最低地上高175mm 足回りはしなやか
専用設計215/55R18タイヤ+スポーク形状アルミ標準 最低地上高175mm 足回りはしなやか
1997cc直4DOHC16V 156㎰/6000rpm 199Nm/4000rpm パワーは必要十分 レギュラーガソリン仕様 WLTCモード燃費:18.4㎞/ℓ(AT)
1997cc直4DOHC16V 156㎰/6000rpm 199Nm/4000rpm パワーは必要十分 レギュラーガソリン仕様 WLTCモード燃費:18.4㎞/ℓ(AT)
20Sは6速ATと6速MT ATは走行モード選択式 駐車ブレーキは電動式
20Sは6速ATと6速MT ATは走行モード選択式 駐車ブレーキは電動式
中央の速度計がTFT液晶の3眼形状 ヘッドアップディスプレイ標準
中央の速度計がTFT液晶の3眼形状 ヘッドアップディスプレイ標準
360度モニターはドライバーモニタリング機能とセットop(8万6880円)
360度モニターはドライバーモニタリング機能とセットop(8万6880円)

マツダCX-30・20S・Lパッケージ(FF) 主要諸元と主要装備の主要諸元と主要装備

グレード=20S・Lパッケージ(FF・AT)
価格=6SAT 279万4000円
全長×全幅×全高=4395×1795×1540mm
ホイールベース=2655mm
トレッド=フロント1565×リア1565mm
最低地上高=175mm
車重=1400kg
エンジン=1997㏄直4DOHC16V(レギュラー仕様)
最高出力=115kW(156ps)/6000rpm
最大トルク=199Nm(20.3kgm)/4000rpm
WLTCモード燃費=15.4km/リッター(燃料タンク容量51リッター)
(市街地/郊外/高速道路=12.0/15.7/17.4km/リッター)
サスペンション=フロント:ストラット/リア:トーションビーム
ブレーキ=フロント:ベンチレーテッドディスク/リア:ディスク
タイヤ&ホイール=215/55R18+アルミ
駆動方式=FF
乗車定員=5名
最小回転半径=5.3m
●主な燃費改善対策:ミラーサイクルエンジン/アイドリングストップ/筒内直接噴射/可変バルブタイミング/充電制御/ロックアップ機構付きトルクコンバーター/電動パワーステアリング
●主要装備:スマートブレーキサポート(前後進時)/AT誤発進抑制制御(前後進時)/リアパーキングセンサー/レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付き)/レーンキープアシスト/交通標識認識システム/車線逸脱警報/ブラインドスポットモニタリング/ドライバーアテンションアラート/アダプティブLEDヘッドライト/バックガイドモニター/8.8インチセンターディスプレイ/7インチマルチスピードメーター/ヘッドアップディスプレイ/本革巻きステアリング&シフトノブ/ステアリングヒーター/レザーシート/運転席電動調節機構/前席シートヒーター/フルオートAC/マツダ・ハーモニックアコースティック(8スピーカー)/パワーリフトゲート/18インチアルミ/Gベクタリングコントロールプラス/電動パーキングブレーキ(オートホールド付き)/全面UVカットガラス+ダークティンテッドガラス(リア5面)
●装着メーカーop:スーパーUVカットガラス&IRカットガラス+CD/DVDプレーヤー+地デジTVチューナー4万9500円/360度セーフティパッケージ(360度ビューモニター+ドライバーモニタリング)8万6880円
●ボディカラー:ソニックシルバーメタリック
※価格はすべて消費税込み リサイクル費用は1万10円

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