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「最新モデル試乗」快適&便利! 先進スペースフルワゴン、日産ルークスを新たなKカーのリーダーと考える理由

Writer:カー・アンド・ドライバー編集部 Photo:小久保昭彦

日産ルークス・ハイウェイスターXプロパイロットエディション(FF) 価格:CVT 184万3600円 試乗記

日産ルークス・ハイウェイスターXプロパイロットエディション(FF) 価格:CVT 184万3600円 直3DOHC12V自然吸気ユニット(52ps/60Nm)搭載 各部の作りは上質 写真の2トーンカラーはop
日産ルークス・ハイウェイスターXプロパイロットエディション(FF) 価格:CVT 184万3600円 直3DOHC12V自然吸気ユニット(52ps/60Nm)搭載 各部の作りは上質 写真の2トーンカラーはop

ルークスはハンサムなスーパーハイトワゴン。先進装備を満載

 日産ルークスを頻繁に街で見かけるようになってきた。新型(3rdモデル)は、好評のデイズをベースにした「スーパーハイトワゴン」。三菱eKスペース・シリーズとは兄弟車の関係にある。

 ラインアップはスポーティ指向のハイウェイスターと、ジェントルな標準車、そして特別仕様のオーテックの3シリーズ。パワーユニットは全車モーター(2kW/40Nm)を組み合わせたマイルドハイブリッド仕様。エンジンは自然吸気(52ps/60Nm)を主体に、ハイウェイスターにはターボ(64ps/100Nm)を設定する。

 試乗車はハイウェイスターXプロパイロットエディション。自然吸気ユニットを積み、日産自慢の安全運転支援システムが充実した販売主力グレードである。駆動方式はFFだ。

安全装備充実 カメラとミリ波レーダーの併用で先行車の状況を把握 プロパイロットエディションは全車速対応アダプティブクルーズコントロール標準

Kカーのイメージを払拭した上質な内外装。スペースユーティリティ抜群

 ボディサイズは全長×全幅×全高3395×1475×1780mm。最小回転半径は4.5mと小回りが利く。普段走り慣れた道も、ルークスならちょっぴり広く感じる。Kカーは「日本ベスト」の車両規格だと改めて感じた。

 室内にもKカーのイメージはない。インパネはラウンディッシュな造形。各部の仕上げは丁寧で、メーターは落ち着いた2眼式デザイン。空調操作は先進液晶パネル式、センターモニターは大型9インチサイズだ。シートも上質。体を優しく包み込むクッション性が心地いい。ルークスのインテリアは、見ても、触っても、そして座っても、ワンクラス上の風格を感じる。

 スペースユーティリティにも驚いた。幅の余裕こそないが、前後、そして上下方向のゆとりは抜群。室内長×幅×高2200×1335×1400mmの数値どおりの広さが実感できる。後席は左右独立の320mmのロングスライドとリクライニング機構付き。後席を倒すと27インチ自転車がそのまま積み込める。居心地がよく、ライフシーンに合わせてアレンジできる点が素晴らしい。

 些細な話だが、もうちょっと工夫がほしい部分もあった。気になったのはフロントドアの開閉音。いささか重厚さに欠け、クルマ全体の印象にそぐわない。ステアリングがやや遠いのも残念だ。チルトだけでなくテレスコピック機構の採用も期待したい。後席は、もう少し座面が長いといっそうくつろげるだろう。

スライドドアは両側ハンズフリー開閉機構付き 開口長は従来比95mmワイドな650mm フロントドアも大きく開き前後席とも乗降性抜群 フロアは低床設計

NAでもよく走る! 静かさはクラストップ。燃費もいい

 走りの完成度は高い。試乗車の車重は970kg。最高出力は52psだから、パワーウエイトレシオは18.7kg/psにすぎない。試乗前は、交通の流れに乗れるだろうか、と心配した。しかし、まったくの杞憂だった。実によく走る。しかも驚くほど静かだ。

 超コンパクト設計の3気筒ユニットは、実用トルクが太く、吹き上がりはスムーズ。ステップ変速制御式CVTとのマッチングはよく、十分な加速を披露する。パワーユニットのポテンシャルをフルに引き出して走る爽快感は格別。エンジン音の遮断は見事だった。

 舞台を高速道路に移しても、好印象は持続する。全車速対応設計のプロパイロットも使いやすい。ステアリングに配置したスイッチで簡単に操作でき、制御は的確。前走車を巧みに捉えスムーズに加減速をこなす。上り坂では6000rpm前後までエンジン回転を高めて、スピードを維持する。100km/h巡航でも静粛性は高く、操舵のアシストは自然。軽くステアリングを握っているだけで、リラックスした高速走行が楽しめた。

 燃費は約250kmの試乗で19.3km/リッター。カタログ値の20.8km/リッター(WLTCモード)には及ばないものの経済性は高いといえる。
 乗り心地もいい。足回りはしなやかな設定。路面のショックを上手にいなし、ロードノイズも全般的に低い。快適性はKカーの水準を明らかに抜いている。

 新型ルークスは、日産自動車が開発を主導しただけに、すべてが小型車と同等の完成度を誇っていた。優れた静粛性は特筆レベルにあり、広い室内空間と、両側スライドドアが生み出すユーティリティは圧倒的。便利で上質なKカーの代表といえる。

ハイウェイスターのボディカラーは2トーン3種を含め全11タイプ 写真はスパークリングレッド+ブラック(op5万5000円)
インパネは質感に優れた曲面形状 従来比前席ヒップポイントを60mm高めワイドな視界を実現 opでブラウン調のプレミアムインテリア仕様が選べる 写真は標準仕様
シートは前後ともクッション性を高めた設計 後席は左右独立320mmのロングスライド&リクライニング機能付き 室内長×幅×高2200×1335×1400mm 乗り心地はソフトでしなやか 快適性ハイレベル
荷室は広い 後席使用時48リッターサイズのスーツケースが4個積める 後席スライド&折りったみは荷室側から操作できる
155/65R14タイヤ+アルミ標準 最小回転半径は4.5m
アラウンドビューモニターはルームミラー内蔵タイプ 見やすい設計
CVTはステップ変速制御付き パドル未設定 加速はスムーズ

日産ルークス・ハイウェイスターXプロパイロットエディション(FF) 主要諸元と主要装備

グレード=ハイウェイスターXプロパイロットエディション(FF)
価格=CVT 184万3600円
全長×全幅×全高=3395×1475×1780mm
ホイールベース=2495mm
トレッド=フロント1300×リア1290mm
車重=970kg
エンジン=659cc直3DOHC12V(レギュラー仕様)
最高出力=38kW(52ps)/6400rpm
最大トルク=60Nm(6.1kgm)/3600rpm
モーター最高出力=2.0kW/1200rpm
モーター最大トルク=40Nm/100rpm
WLTCモード燃費=20.8 km/リッター(燃料タンク容量27リッター)
(市街地/郊外/高速道路=18.5/22.3/21.0km/リッター)
サスペンション=フロント:ストラット/リア:トーションビーム
ブレーキ=フロント:ベンチレーテッドディスク/リア:ドラム
タイヤサイズ=155/65R14+アルミ
駆動方式=FF
乗車定員=4名
最小回転半径=4.5m
●主な燃費改善対策:ハイブリッド/可変バルブタイミング/自動無段変速機/電動パワーステアリング/アイドリングストップ/バッテリーアシストシステム/充電制御
●主要装備:プロパイロット/インテリジェントエマージェンシーブレーキ+前後バックソナー+踏み間違い衝突防止アシスト+車線逸脱警報&逸脱防止支援システム+前方衝突予測警報+ふらつき警報+標識検知機能+先行車発進お知らせ/SRSサイド&カーテンエアバッグ/運転席ニーエアバッグ/オートライト/アダプティブLEDヘッドライト/フロントフォグランプ/IRカット&スーパーUVカットガラス/インテリジェントアラウンドビューモニター/ディスプレイ付き自動防眩ルームミラー/アドバンスドドライブアシストディスプレイ/ステアリングスイッチ/ナビ取付パッケージ(6スピーカー+GPS&TVアンテナ+ナビパネル)/タッチパネル式オートAC/後席ロングスライド&リクライニング機構/減速エネルギー回生システム/インテリジェントキー/両側ハンズフリーオートスライドドア
●装着メーカーop:快適パックA(プラズマクラスター搭載リアシーリングファン+後席パーソナルテーブル+カップホルダー+USBソケット+リアロールサンシェード+撥水加工シート)3万3000円
●ボディカラー:スパークリングレッドパールメタリック+ブラック(op5万5000円)
※価格はすべて消費税込み リサイクル費用は6850円

撮影協力:マースガーデンウッド御殿場

659cc直3DOHC12V 52ps/6400rpm 60Nm/3600rpm モーター(2.0kW/40Nm)を備えたマイルドハイブリッド仕様 WLTCモード燃費:20.8km/リッター

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