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「最新モデル試乗」安全機能向上! 韋駄天コンパクト、スズキ・スイフトスポーツの痛快世界

Writer:カー・アンド・ドライバー編集部 Photo:小久保昭彦

スズキ・スイフトスポーツ 価格:6SAT 208万8900円 試乗記

スズキ・スイフトスポーツ 最新モデルは3種の2トーンカラーを新設定 写真はスピーディブルーメタリック&ブラック(op4万4000円)の組み合わせ 他にフレイムオレンジ&ブラック バーニングレッド&ブラックをラインアップ
スズキ・スイフトスポーツ 最新モデルは3種の2トーンカラーを新設定 写真はスピーディブルーメタリック&ブラック(op4万4000円)の組み合わせ 他にフレイムオレンジ&ブラック バーニングレッド&ブラックをラインアップ

新型の注目点は、安全装備の充実と2トーンカラーの新設定

 スイフトスポーツがマイナーチェンジした。改良点は安全装備の充実とボディカラーの選択肢拡大だ。
 最新モデルはデュアルセンサーブレーキサポート、前後誤発進抑制機能(AT車)、全車速対応アダプティブクルーズコントロール(AT車)、ブラインドスポットモニター、リアクロストラフィックアラートを標準装備。安全運転を支援する「サポカーSワイド」に該当する。ボディカラーは全9タイプ。3種の2トーンカラーが新設定され、選ぶ楽しみが増した。
 試乗車は新色のスピーディブルーメタリックとブラックのカラーリングに身を包んだ6速AT車である。

 スイフトスポーツは、フレッシュな印象にあふれていた。
 乗り込んですぐに、クルマとの一体感が得られるのがうれしい。ボディサイズが全長×全幅×全高3890×1735×1500mmとコンパクトなのに加え、ワイドな視界が抜群の車両感覚を生み出している。走りへの期待をいっそう高めるアイテムが、サイドサポート性に優れたスポーツシートだ。体をしっかりと支え、クッション性は優秀。上級欧州車のような安心感と座り心地が得られる。操作性がいいディンプル本革巻きステアリングや、260km/hスケールの速度計なども満足度を高める要素。スイフトスポーツの室内は、クルマ好きが作り込んだ快適空間。機能的かつ心地いい演出にあふれている。

パワーステの制御変更以外のメカニズムは従来と同じ パフォーマンスは鮮烈 足回りは固めだが強靭なボディがショックを即座に減衰 快適性はハイレベル 排気エンドは左右ツイン

刺激的なサウンド! 1.4リッターターボは全域パワフルな絶品

 1371ccの排気量から140ps/5500rpmの最高出力と230Nm/2500~3500rpmの最大トルクを発揮するK14C型直4ターボに火を入れる。マイナーチェンジ後もメカニズムは従来と同じ。それは、もともと完成度が高く、あえてリファインする必要がなかったからである。

 エンジンは絶対的なパワー、トルクの太さ、レスポンス、そしてサウンドなど、すべての点で魅力的。中でもアクセルの踏み込みに即応して、もりもり力が増すフィーリングはたくましい。小排気量ターボながら、気になるターボラグはなく、ほぼ全域で力強さが実感できる。背中をぐっと押される強力な加速フィールはスポーツモデルならでは。刺激的なエンジン&排気サウンドと相まって、ドライバーを心地よく挑発する。

 6速ATの出来もなかなかのレベル。Dレンジをキープしているだけでも的確なシフト制御でアップテンポな走りをサポートする。マニュアルモードを選ぶと、小気味よさは6速MTとほぼ同等。エンジンとの濃密な対話が楽しめる。ただしマニュアルモードでも、6000rpmで自動的にシフトアップする制御は好みが分かれるかもしれない。通常のワインディング走行では問題ないが、サーキットなどでハードな走行にトライすると、「高回転域をキープできるモードがほしい」と感じるドライバーもいるだろう。エンジンのレッドゾーン設定が6500rpmだから、なおさらだ。

ボディは3ナンバー仕様 専用造形がスポーティ感を強調 全長×全幅×全高3890×1735×1500mm 車重990kg(AT) パワーウエイトレシオ:7.07kg/ps(AT)

絶妙なサスペンションセッティング。走ることが純粋に楽しい!

 ほれぼれしたのは足回りだ。サスペンションは欧州を中心としたテストでセッティングを煮詰めた専用仕様。ダンパーはモンロー製、タイヤはワイドな195/45R17サイズを装着する。スポーツモデルらしく固められているが、強靭なボディがショックをたちどころに減衰。不快な印象はない。それどころか速度を上げるほどフラットに変化し、高速クルージング時はハイレベルの快適性が得られる。

 真骨頂は、ワインディングロードでのハンドリング。まさにドライバーの意思どおりの身のこなしを見せる。水すましのような軽やかさと、絶妙の安定感のバランスが素晴らしい。今回パワーステアリングの制御が、いっそう緻密に改良され、従来からの特徴に磨きがかかった。スイフトスポーツは、純粋に走ることを目的にドライブに出かけたくなるクルマである。

 安全装備の完成度も高い。非装着車も選べるが、先進の安全機能を標準装備したのはメーカーの高い安全意識の表れだ。AT車は前後誤発進抑制機能と全車速対応アダプティブクルーズコントロールをビルトイン。クラストップの安心感が得られる。クルーズコントロールの制御は、ややスムーズさに欠ける面もあるが、高速道路ではうれしい装備だった。

 スイフトスポーツは、このクラスでは少数派の本格スポーツモデル。日常走行を快適にこなし、長距離クルーズはGT感覚。ワインディングでは心地いい時間を満喫できる。中でも6速ATモデルは、MTモデル以上に守備範囲が広いオールラウンダーである。

内外装は従来モデルと共通 室内はブラックを基調にレッドのアクセント入り ステアリングはディンプル加工本革巻き ハンドリングは絶品 シャープな設定
前席は座り心地とサポート性に優れたバケット形状 運転席はハイト調節とヒーター機能付き 後席の居住性もハイレベル 大人4名での長距離クルーズを快適にこなす 室内長1910mm
ラゲッジは実用的な広さ 後席使用時容量265リッター 後席は6対4分割
リアゲートの開閉は軽くスムーズ 気軽に荷物の積み下ろしができる 開口部サイズはクラス平均レベル
メーターは2眼式 速度計は260km/hスケール 回転計はレッド仕上げ 中央の液晶パネルに各種情報表示
トランスミッションは6速ATと6速MTを設定 ATはマニュアルモードでも6000rpmで自動的にシフトアップ
AT車のアダプティブクルーズコントロールは全車速対応型
写真のナビはディーラーop(16万5605円) 全方位モニターは5万2800円

スズキ・スイフトスポーツ 主要諸元と主要装備

グレード=スポーツ(AT)
価格=6SAT 208万8900円
全長×全幅×全高=3890×1735×1500mm
ホイールベース=2450mm
トレッド=フロント1510×リア1515mm
車重=990kg
エンジン=1371cc直4DOHC16Vターボ(プレミアム仕様)
最高出力=103kW(140ps)/5500rpm
最大トルク=230Nm(23.4kgm)/2500~3500rpm
WLTCモード燃費=16.6km/リッター(燃料タンク容量37リッター)
(市街地/郊外/高速道路=1.9/17.6/19.1km/リッター)
サスペンション=フロント:ストラット/リア:トーションビーム
ブレーキ=フロント:ベンチレーテッドディスク/リア:ディスク
タイヤ&ホイール=195/45R17+アルミ
駆動方式=FF
乗車定員=5名
最小回転半径=5.1m
●主な燃費改善対策:可変バルブタイミング/電動パワーステアリング/筒内直接噴射/ロックアップ機構付きトルコン
●主要装備:デュアルセンサーブレーキサポート/前後誤発進抑制機能/リアパーキングセンサー/車線逸脱抑制&警報機能/アダプティブクルーズコントロール(全車速対応)/ブラインドスポットモニター/リアクロストラフィックアラート/標識認識機能/ハイビームアシスト/ヒルホールドコントロール/LEDヘッドライト/前後フォグランプ/モンロー(テネコ社製)フロント:ストラット&リア:ダンパー/スポーツ専用エクステリア(フロントバンパー&グリル&サイドスポイラー&ルーフエンドスポイラー)/デュアルエキゾーストパイプ/リア3面スモークガラス/17インチ切削加工&ブラック塗装アルミ/キーレスプッシュスタートシステム/本革巻きステアリング/チルト&テレスコピック機構/スポーツ専用メーター/マルチインフォメーションディスプレイ/専用セミバケットシート/ステンレス製ペダル/フルオートAC/イモビライザー
●装着メーカーop:全方位モニター用カメラパッケージ5万2800円
●ボディカラー:スピーディブルーメタリック&ブラック2トーン(op4万4000円)
※価格はすべて消費税込み リサイクル費用は7760円

ヘッドライトはポジション灯内蔵LED オートハイビーム仕様 エアダム部にフォグ装着
195/45R17タイヤ+軽量アルミ装着 モンロー製フロントストラットとリアダンパーをビルトイン
排気エンドは左右2本出し サウンドは軽快で気持ちいい
1371cc直4DOHC16Vターボ 140ps/5500rpm 230Nm/2500~3500rpm パワフルな心臓は大きな魅力 WLTCモード燃費:16.6km/リッター(AT)

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