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「最新モデル試乗」これは楽しい! 青空を感じるフレッシュモデル。新型ダイハツ・タフトの愉快なライブフィール

Writer:森口将之 Photo:小久保昭彦

ダイハツ・タフトG(FF) 価格:CVT 148万5000円 試乗記

ダイハツ・タフトG(FF) タフトはX/G/Gターボの3グレード構成 190㎜と余裕たっぷりの最低地上高と滑りやすい路面での走破性を高めるグリップサポート制御が優れた走破性をサポート 駆動方式はFFと4WD 前後フェンダーガードはプロテクターイメージの樹脂製ブラックカラー
ダイハツ・タフトG(FF) タフトはX/G/Gターボの3グレード構成 190㎜と余裕たっぷりの最低地上高と滑りやすい路面での走破性を高めるグリップサポート制御が優れた走破性をサポート 駆動方式はFFと4WD 前後フェンダーガードはプロテクターイメージの樹脂製ブラックカラー

期待の大型新人! スタイリングは道具感を巧みに表現

 Kクロスオーバー界に大型新人が登場した。ダイハツ・タフトだ。タフトは、このジャンルを牽引してきたスズキ・ハスラーの好敵手として企画された。1月の東京オートサロンに出品されたプロトタイプの市販バージョンである。タフトというネーミングは、1970年代にダイハツがクロスカントリー4WDに用いていた車名に由来する。

 フォルムは全体的にスクエアで、力強く頼りがいがある。バンパーやフェンダーはエッジを強調した造形で、リアフェンダー周辺のガードともども、タフな印象を強調する。その一方で、エンジンフードを前面まで回り込ませ、グリルレスの穏やかなフロントマスクとした処理が目を引く。ヘッドライトは個性的な角型LED。丸型ライトのライバルとは異なる方向性で、フレンドリーな雰囲気を表現した。

 高めのウエストラインに対し、サイドウィンドウの丈を抑えている作りにも気づいた。この処理が、絶妙な躍動感を生み出した要因だ。
 タフトは、いまという時代を感じさせるスタイリッシュなクロスオーバー。タフさの中に、使い心地のよさそうな道具感、フレッシュさを巧みに表現している。ボディサイズは全長×全幅×全高3395×1475×1630mm。ハスラー比で全高が30mm低い。

タフトはダイハツの新クルマ作り技術DNGAを全面投入 ボディ剛性はハイレベル スタイリングはボクシー ボディカラーは写真のレイクブルーメタリックをはじめ全9色設定 

室内は前席優先設計。スカイフィールトップが開放感を演出

 室内も新鮮な印象だ。高く奥行きがあるインパネに対し、着座位置を相対的に低めにセットしているからだ。乗り込んですぐにパーソナル感覚が高いと実感した。

 室内は、「バックパックスタイル」と命名したパッケージング。前席を乗員のためのスペースとして作り込む一方で、後席はフレキシブルなフリー空間に仕上げた。
 ボディサイズに制限があるKカーは、大人4名に十分な居住スペースを確保すると、ラゲッジスペースなどにしわ寄せが生じる。タフトは、それを「前席優先」と割り切る設計でブレイクスルー。新たな価値を生み出した。Kカーでは珍しく、明確なセンターパネルやコンソールをデザインしたのは、その一例だ。前席はセパレートタイプ。体をしっかりとサポートするデザインはスポーティ。サイズは比較的ゆったりしている。

 タフトの大きな魅力は、スカイフィールトップ。全車、前席上に大型ガラスルーフを標準装備する。その名称どおり、空が感じられる魅力的な装備だ。効果は抜群。ガラス面積が大きいので、一般的なガラスサンルーフとは比較にならないほどの開放感がある。セミオープン感覚のドライビングは新鮮だった。手動式サンシェードが組み込まれているのもうれしいポイントだ。

タフトはディーラーopのクロームパックや3種のスタイルパックなど多彩なコーディネートが楽しめる 標準装備のキーフリーシステムはクルマに近づくとドアを自動解錠する先進設計

自然吸気仕様でもパフォーマンス十分。フットワークは適度にマイルド

 前席優先とはいえ、後席もなかなか広い。身長170cmのパッセンジャーが座って足が組めるほど。シート形状も工夫され、自然な姿勢で座れる。座り心地は固めだ。

 タフトならではの特徴は、リアのドアトリムやシート色をフロントより明るい色調でまとめた点だ。後席頭上はガラスルーフがないが、明るさの差はあまりない。これは後席回りを明るいカラーで仕上げたデザインの効果だと感じた。

 後席は前後スライド未対応で、折りたたみは背もたれを前に倒す機構に限られている。荷室フロアカバー位置は調節可能。背の高い荷物が積める。このあたりからも、フロントとリアで用途を明確に分けた設計思想を感じた。

 試乗車はGグレード、自然吸気エンジン(52ps/60Nm)を積む2WDだった。車両重量は830kgと軽量。自然吸気でも加速に不満はない。街中はもちろん、高速道路でも周囲の流れにスムーズに乗れる。満足感の高いパフォーマンスの持ち主だ。中高速域でのスピードの伸びを期待するユーザーは、ターボを選ぶとベターだ。

 乗り心地はクロスオーバーらしく、やや固め。段差や継ぎ目をダイレクトに伝える心配はないが、ソフトではない。ショックを吸収した後も揺れが残る場面もあった。
 フットワークは適度にマイルド。ステアリングが軽く、手応えがあまりないセッティングが最初は気になった。だが、ステアリングのスイッチでパワーモードを選ぶと、操舵は重さを増し加速レスポンスがよくなる。走行シーンに応じて積極的に切り替えるといいだろう。

 タフトは、個性たっぷりのクロスオーバー。普段のドライブでも日差しが感じられフレッシュな気分になれる。ライバルとはひと味違うテイストを求めるユーザーに、ぴったりの存在である。

インパネは機能的な造形 オレンジの加飾が個性的 写真の9㌅ディスプレイオーディオはセットop(12万6500円) 駐車ブレーキは先進の電動タイプ
スカイフィールトップ全車標準 曇天時でも明るく室内を演出する魅力的な装備 Aピラーが立っていることもあり開放感抜群
前席はサポート性に優れたセパレート形状 前後席で室内カラーを変えた個性的な演出 乗り心地はやや硬質 室内長2050mm
タフトは後席回りの遊びを楽しむ「フレキシブルスペース」としたパッケージング シートバックを倒すとフラットな荷室出現
ラゲッジボードは高さ調整式 標準比で最大底面が165mm下がる
リアゲートは軽量樹脂製 開口部は大型スクエア形状 大型荷物も楽に積める 荷室フロアは防汚処理済み実用設計
メーターはスポーティな2連式 中央の液晶モニターに各種情報をディスプレイ
トランスミッションはCVT マニュアルモード未設定 発進時の力強さは印象的

ダイハツ・タフトG(FF) 主要諸元と主要装備

グレード=G(FF)
価格=CVT 148万5000円
全長×全幅×全高=3395×1475×1630mm
ホイールベース=2460mm
トレッド=フロント1300×リア1295mm
最低地上高=190mm
車重=830kg
エンジン=658cc直3DOHC12V(レギュラー仕様)
最高出力=38kW(52ps)/6900rpm
最大トルク=60Nm(6.1kgm)/3600rpm
WLTCモード燃費=20.5km/リッター(燃料タンク容量30リッター)
(市街地/郊外/高速道路=17.6/22.4/20.8km/リッター)
サスペンション=フロント:ストラット/リア:トーションビーム
ブレーキ=フロント:ベンチレーテッドディスク/リア:ディスク
タイヤ&ホイール=165/55R15+アルミ
駆動方式=FF
乗車定員=4名
最小回転半径=4.8m
●主な燃費改善対策:自動無段変速機/ロックアップ機構付きトルコン/可変バルブタイミング/オルタネーター回生制御/アイドリングストップ
●主要装備:スマートアシスト(衝突回避支援ブレーキ+衝突警報機能+ブレーキ制御付き前後誤発進抑制機能+車線逸脱警報+車線逸脱抑制制御+路側逸脱警報+ふらつき警報+先行車発進お知らせ+標識認識機能+アダプティブドライビングビーム+前後コーナーセンサー)/SRSサイド&カーテンエアバッグ/スカイフィールトップ/サイドストーンガード/サイドストーンガード/スモークドガラス(リア3面)/ルーフレール/フルLEDヘッドライト/LEDフォグランプ/前席シートヒーター/本革巻きステアリング/オレンジインテリアアクセント/ウエルカムドアロック解除/電動パーキングブレーキ/純正ナビ装着用アップグレードパッケージ/バックカメラ/16cm前後スピーカー/15インチアルミ/前後スタビライザー
●装着メーカーop:スマートクルーズパック(全車速追従機能付きACC+レーンキープコントロール+ステアリングスイッチ)4万4000円/スマートパノラマパーキングパック(9インチスマホ連携ディスプレイオーディオ+USBソケット+Wi-Fiルーター+スマートパノラマパーキングアシストほか)12万6500円
●ボディカラー:レイクブルーメタリック
※価格はすべて消費税込み リサイクル費用は8930円

ACCはop(4万4000円) 全車速対応の高機能タイプ 操作性は良好
opのパノラマモニターは4基のカメラで映像を合成 車両周囲の状況を表示 後方だけでなく前方の安全確認にも有効
ヘッドライトは角型形状 Gはアダプティブドライビングビーム付きフルLED
165/65R15タイヤ+スポークアルミ装着 最小回転半径4.8m 最低地上高190mm

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