トヨタC-HRが安全装備の拡充をメインメニューとした一部改良を実施。ブラック基調のクールな特別仕様車も設定

トヨタの人気クロスオーバーSUV「C-HR」がマイナーチェンジで安全性能を向上。同時にブラック基調でクールな特別仕様車「Mode-Nero Safety Plus」をリリース

 トヨタ自動車は8月4日、クロスオーバーSUV「C-HR」の商品改良を行うとともに、特別仕様車「Mode-Nero Safety Plus」を設定し、同日より発売した。

▲トヨタC-HR・G 価格:THS304万5000円 全長4385×全幅1795×全高1550mm ホイールベース2640mm 車重1440kg 乗車定員5名
▲トヨタC-HR・G 価格:THS304万5000円 全長4385×全幅1795×全高1550mm ホイールベース2640mm 車重1440kg 乗車定員5名

車種展開は以下の通り。
[通常モデル]
■8NR-FTS(1.2Lターボ)エンジン搭載車
S-T・2WD:6MT238万2000円/7CVT241万5000円
S-T・4WD:7CVT261万3000円
G-T・2WD:6MT268万2000円/7CVT271万5000円
G-T・4WD:7CVT291万3000円
S-T“GR SPORT”・2WD:6MT278万2000円/7CVT281万5000円
S-T“GR SPORT”・4WD:7CVT301万3000円
■リダクション機構付THSⅡ搭載車
S:THS274万5000円
G:THS304万5000円
S“GR SPORT”:THS314万5000円
[特別仕様車Mode-Nero Safety Plus]
■8NR-FTS(1.2Lターボ)エンジン搭載車
G-T“Mode-Nero Safety Plus”・2WD:7CVT271万5000円
G-T“Mode-Nero Safety Plus”・4WD:7CVT291万3000円
■リダクション機構付THSⅡ搭載車
G“Mode-Nero Safety Plus”:THS304万5000円

▲プリクラッシュセーフティの検知範囲を拡大し、新たに夜間の歩行者と昼間の自転車運転者、交差点右折時に直進してくる対向車および右左折時に対向方向から横断してくる歩行者を加えた
▲プリクラッシュセーフティの検知範囲を拡大し、新たに夜間の歩行者と昼間の自転車運転者、交差点右折時に直進してくる対向車および右左折時に対向方向から横断してくる歩行者を加えた

 今回の一部改良は、安全装備のさらなる充実化がメインメニューだ。まず、Toyota Safety Senseの機能を向上。プリクラッシュセーフティの検知範囲を拡大し、新たに夜間の歩行者と昼間の自転車運転者、交差点右折時に直進してくる対向車および右左折時に対向方向から横断してくる歩行者を加えた。また、レーダークルーズコントロール使用時に同一車線内の中央を走行できるよう操舵を支援するレーントレーシングアシスト、カメラで認識した道路標識をディスプレイに表示することで道路標識の見落としを減らすロードサインアシストなどを全車に標準で装備する。そして、低速時の事故予防をサポートする低速時加速抑制機能や国内初採用となる「緊急時操舵支援機能」を追加設定。この新機能は、自車線内の歩行者と衝突する危険性が高く、自車線内に回避するための十分なスペースがあるとシステムが判断した場合、ドライバーの回避操舵をきっかけに車線内で操舵をアシストして車両安定性確保と車線逸脱抑制に寄与する仕組みである。

▲「緊急時操舵支援機能」を国内初採用。自車線内の歩行者と衝突する危険性が高く、自車線内に回避するための十分なスペースがあるとシステムが判断した場合、ドライバーの回避操舵をきっかけに車線内で操舵をアシストして車両安定性確保と車線逸脱抑制に寄与する
▲「緊急時操舵支援機能」を国内初採用。自車線内の歩行者と衝突する危険性が高く、自車線内に回避するための十分なスペースがあるとシステムが判断した場合、ドライバーの回避操舵をきっかけに車線内で操舵をアシストして車両安定性確保と車線逸脱抑制に寄与する

 機能装備と車種展開の拡充も一部改良のトピックだ。機能面では、快適温熱シート(運転席/助手席)、電動ランバーサポート、ナノイーなどの快適装備をG/G-T/S“GR SPORT”/S-T“GR SPORT”に標準で採用する。

▲G(写真)/G-T/S“GR SPORT”/S-T“GR SPORT”に快適温熱シート(運転席/助手席)、電動ランバーサポート、ナノイーなどの快適装備を採用した
▲G(写真)/G-T/S“GR SPORT”/S-T“GR SPORT”に快適温熱シート(運転席/助手席)、電動ランバーサポート、ナノイーなどの快適装備を採用した

 車種展開では、Super CVT-i(7速スポーツシーケンシャルシフトマチック付)を搭載するS-T“GR SPORT”を新たにラインアップした。パワーユニットは基本的に従来と共通で、8NR-FTS型1196cc直列4気筒DOHCインタークーラー付ターボD-4Tエンジン(116ps/18.9kg・m)とリダクション機構付THSⅡの2ZR-FXE型1797cc直列4気筒DOHCエンジン(98ps/14.5kg・m)+1NM型モーター(53kW/163Nm)という2機種を設定している。

▲Super CVT-i(7速スポーツシーケンシャルシフトマチック付)を搭載するS-T“GR SPORT”を新たにラインアップした
▲Super CVT-i(7速スポーツシーケンシャルシフトマチック付)を搭載するS-T“GR SPORT”を新たにラインアップした

 一方、特別仕様車「Mode-Nero Safety Plus」に関しては、既存のGおよびG-Tグレードをベースに、内外装をブラック基調でクールにまとめたことが特徴である。まず外装では、225/50R18タイヤ+7J×18アルミホイール(ブラック塗装+ブラックナット/センターオーナメント付)やブラック塗装フロントスポイラーを特別装備。ボディカラーは特別設定色ダークブルーマイカを含めたモノトーン5色、ツートーン3色を設定する。

▲トヨタC-HR・G“Mode-Nero Safety Plus” 価格:THS304万5000円 全長4385×全幅1795×全高1550mm ホイールベース2640mm 車重1440kg 乗車定員5名 ボディカラーは特別設定色ダークブルーマイカ(写真)を含めたモノトーン5色、ツートーン3色を設定
▲トヨタC-HR・G“Mode-Nero Safety Plus” 価格:THS304万5000円 全長4385×全幅1795×全高1550mm ホイールベース2640mm 車重1440kg 乗車定員5名 ボディカラーは特別設定色ダークブルーマイカ(写真)を含めたモノトーン5色、ツートーン3色を設定
▲225/50R18タイヤ+7J×18アルミホイール(ブラック塗装+ブラックナット/センターオーナメント付)やブラック塗装フロントスポイラーを特別装備
▲225/50R18タイヤ+7J×18アルミホイール(ブラック塗装+ブラックナット/センターオーナメント付)やブラック塗装フロントスポイラーを特別装備

 内包するインテリアでは、ブラックのインストルメントパネルアッパー&コンソールボックス、ドアトリムオーナメント、専用ブラックシート(上級ファブリック+レザー表皮&ブラックステッチ)などを特別装備。さらに安全装備として、車両を上から見下ろしたような車両全周囲の映像をディスプレイに表示して後方視界や目視しにくい周囲の安全確認をサポートするパノラミックビューモニター、駐車場などでのアクセルとブレーキの踏み間違いやアクセルの踏み過ぎなどで起こる衝突被害の軽減に寄与するインテリジェントクリアランスソナー[パーキングサポートブレーキ(静止物)]、駐車場での後退時に左右後方から接近する車両を検知して衝突の危険性がある場合はブレーキを制御するリアクロストラフィックオートブレーキ[パーキングサポートブレーキ(後方接近車両)]などを標準で組み込んだ。

▲インテリアではブラックのインストルメントパネルアッパー&コンソールボックス、ドアトリムオーナメント、専用ブラックシート(上級ファブリック+レザー表皮&ブラックステッチ)などを特別装備する
▲インテリアではブラックのインストルメントパネルアッパー&コンソールボックス、ドアトリムオーナメント、専用ブラックシート(上級ファブリック+レザー表皮&ブラックステッチ)などを特別装備する
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