オフロード装備をいっそう充実させたジープ・ラングラー・アンリミテッド・ルビコンの限定モデルが登場

2020年10月7日新車ニュース大貫直次郎

ハードコア・オフローダーのジープ・ラングラー・アンリミテッド・ルビコンに200台限定の特別仕様車「アンリミテッド・ルビコン・リーコン」を設定。オフロード走行に役立つ機能やデザイン性を高める独自の装備を付加

　FCAジャパンは10月6日、ハードコア・オフローダーの「ジープ・ラングラー・アンリミテッド・ルビコン（Wrangler Unlimited Rubicon）」に200台限定の特別仕様車「ラングラー・アンリミテッド・ルビコン・リーコン（Wrangler Unlimited Rubicon Recon）」をラインアップし、10月17日より発売すると発表した。車両価格は629万円に設定する。

▲ジープ・ラングラー・アンリミテッド・ルビコン・リーコン　価格：8SAT629万円　全長4870×全幅1895×全高1850mm　車重2050kg　乗車定員5名　パワーユニットには3604cc・V型6気筒DOHCエンジン（284ps）を搭載。駆動機構にはロックトラックフルタイム4×4システムを採用する。販売台数は200台限定

　今回の限定モデルは、悪路での極低速走行を可能とするローレンジギアや専用のロックトラックフルタイム4×4システムおよび電子制御式フロントスウェイバーディスコネクトシステムなどを採用して走破性を強化したジープ・ラングラー・アンリミテッド・ルビコンをベースに、ミリタリーの重要ミッション“偵察”をイメージして、オフロード走行に役立つ機能やデザイン性を高める独自の装備を追加設定したことが特徴である。車名のリーコンは、敵などの有用な情報を収集することを意味する“偵察”の軍事用語「Recon（Reconnaissanceの略）」から命名した。

*▲ブラックカラーで仕上げたフロントグリルや大径タイヤの背面装着に対応するMopar製ヒンジゲートレインフォースメントを特別装備*

　まずエクステリアでは、ブラックカラーで仕上げたフロントグリルやブラックデカールを配したボンネットとフェンダー、RUBICON RECONバッジなどを特別装備。また、足もとにはブラック塗装の専用17インチアルミホイール（タイヤはLT255/75R17マッド＆テレイン）や岩場などで車体への衝撃を緩和するステップアシスト付ヘビーデューティーロックスライダーを、リア部には大径タイヤの背面装着に対応するMopar製ヒンジゲートレインフォースメントを採用する。さらに、オフロード走行やレスキューに役立つタイダウンクリップや牽引ストラップ、Dリング、グローブがセットとなったJeep Trail Ratedキットを標準で設定した。

*▲専用のRUBICON RECONバッジやブラックデカールを配したボンネットおよびフェンダーを設定*

　内包するインテリアは、ブラックを基調とした上質で落ち着いた雰囲気に、専用のレッドカラーシートベルトやレッドステッチ入りインストルメントパネルなどを特別装備。ベース車と同様にエクイップメントも充実しており、Apple CarPlay／Android Auto対応オーディオナビゲーションシステム（Uconnect）＋8.4インチVGAタッチパネルモニターやサブウーハー付アルパイン製プレミアムスピーカー（9基）、レザーシート（フロントシートヒーター付）、フリーダムトップ3ピースモジュラーハードトップなどを標準で採用している。

▲足もとにはブラック塗装17インチアルミホイール＋LT255/75R17マッド＆テレインタイヤやステップアシスト付ヘビーデューティーロックスライダーを装備。シートベルトはレッドカラーで仕立てる。日本導入モデルのハンドル位置は右

　ボディサイズは全長4870×全幅1895×全高1850mm、ホイールベース3010㎜に設定し、パワーユニットには3604cc・V型6気筒DOHCエンジン（284ps／347Nm）を搭載。ボディカラーはターコイズブルーが目を引くビキニP/C（限定100台）と「サハラ」で好評のグラナイトクリスタルメタリックC/C（限定100台）という計2タイプから選択可能である。