Jeepブランド初のプラグインハイブリッドモデル「レネゲード4xe」が発売。車両価格は498~503万円に設定

コンパクトSUVのジープ・レネゲードのプラグインHVモデル「4xe」が待望の日本上陸。設定グレードはリミテッドとトレイルホークの2タイプ

 FCAジャパンは10月21日、ジープの人気コンパクトSUVのレネゲード(Renegade)にブランド初のプラグインハイブリッドモデルとなる「レネゲード4xe(フォーバイイー)」を新設定し、11月28日より販売を開始すると発表した。

▲ジープ・レネゲード・リミテッド4xe 価格:6SAT498万円 全長4255×全幅1805×全高1695mm ホイールベース2570mm 車重1790kg 乗車定員5名 システム全体の最高出力は191psを発生。WLTCモード燃費はJeepモデル最高の17.3km/リットルを達成した
▲ジープ・レネゲード・リミテッド4xe 価格:6SAT498万円 全長4255×全幅1805×全高1695mm ホイールベース2570mm 車重1790kg 乗車定員5名 システム全体の最高出力は191psを発生。WLTCモード燃費はJeepモデル最高の17.3km/リットルを達成した

車種展開は以下の通り。
リミテッド(Limited)4xe:498万円
トレイルホーク(Trailhawk)4xe:503万円

▲ジープ・レネゲード・トレイルホーク4xe 価格:6SAT503万円 全長4255×全幅1805×全高1725mm ホイールベース2570mm 車重1860kg 乗車定員5名 システム全体の最高出力は239psを発生。WLTCモード燃費は16.0km/リットル
▲ジープ・レネゲード・トレイルホーク4xe 価格:6SAT503万円 全長4255×全幅1805×全高1725mm ホイールベース2570mm 車重1860kg 乗車定員5名 システム全体の最高出力は239psを発生。WLTCモード燃費は16.0km/リットル

 レネゲード4xeは、本格オフローダーブランドの“Jeep”にふさわしい、高い走破性と優れた環境性能を高次元で両立した電動化時代の新世代ジープとして開発される。
 肝心のパワートレインは、リミテッドで最高出力131ps/最大トルク270Nm、トレイルホークで同179ps/270Nmを発生する1331cc直列4気筒マルチエア16Vインタークーラーターボエンジンに新開発の電子制御6速AT、最高出力33.0kW/最大トルク53Nmを絞り出すフロントモーターと同94.0kW/250Nmを発揮するリアモーター、総電力量11.4kWhの駆動用リチウムイオンバッテリーを搭載して、新4×4システムの「eAWD」を構成。フロントモーターは減速時およびアクセルオフ時に路面からの運動エネルギーを回収し、電気に変換してバッテリーに蓄える回生ブレーキとして機能する。アクセルオフでの減速の強さは、2段階での調整が可能だ。

▲パワートレインはリミテッドで最高出力131ps、トレイルホークで同179psを発生する1331cc直列4気筒マルチエア16Vインタークーラーターボエンジンに新開発の電子制御6速AT、最高出力33.0kWを絞り出すフロントモーターと同94.0kWを発揮するリアモーター、総電力量11.4kWhの駆動用リチウムイオンバッテリーで構成
▲パワートレインはリミテッドで最高出力131ps、トレイルホークで同179psを発生する1331cc直列4気筒マルチエア16Vインタークーラーターボエンジンに新開発の電子制御6速AT、最高出力33.0kWを絞り出すフロントモーターと同94.0kWを発揮するリアモーター、総電力量11.4kWhの駆動用リチウムイオンバッテリーで構成

 また、走行モードとして「HYBRID(ハイブリッド)」「ELECTRIC(エレクトリック)」「E-SAVE(イーセーブ)」を設定。HYBRIDモードでは走行状況に応じて自動的にエンジンとモーターを最も効率の良い状態で使い分け、ELECTRICモードではモーターを最大限に活用して排気ガスを出さずに最高速度130km/hまでの範囲で最長48km(WLTCモード)のEV走行を可能とする。そして、E-SAVEモードではバッテリーの消費を抑えるためにエンジンを効率的に活用して走行を行う仕組みとした。

▲走行モードとして「HYBRID(ハイブリッド)」「ELECTRIC(エレクトリック)」「E-SAVE(イーセーブ)」を設定する
▲走行モードとして「HYBRID(ハイブリッド)」「ELECTRIC(エレクトリック)」「E-SAVE(イーセーブ)」を設定する

 有効なトラクションコントロールを発揮する改良型のセレクテレインシステムを組み込んだこともトピックだ。ドライブモードには「AUTO」「SNOW」「SAND/MUD」「ROCK(トレイルホークのみ)」に加えて、レネゲード4xe専用モードとして「SPORT」を設定。スロットルレスポンスとステアリングをシャープに制御して、プラグインハイブリッドモデルならではの俊敏な走りを実現した。

▲改良型のセレクテレインシステム採用。ドライブモードには「AUTO」「SNOW」「SAND/MUD」「ROCK(トレイルホークのみ)」に加えて専用モードの「SPORT」を設定した
▲改良型のセレクテレインシステム採用。ドライブモードには「AUTO」「SNOW」「SAND/MUD」「ROCK(トレイルホークのみ)」に加えて専用モードの「SPORT」を設定した

 充電に関しては、日本の規格にしっかりと適合させる。普通充電の200V対応充電ケーブルを標準装備したほか、充電のタイマー予約機能も採用。また、“Jeep”のロゴが入った6kW充電器や屋外コンセント(いずれもパナソニック製)なども別売りで設定した。

▲普通充電の200V対応充電ケーブルを標準装備したほか、充電のタイマー予約機能も採用する
▲普通充電の200V対応充電ケーブルを標準装備したほか、充電のタイマー予約機能も採用する

 エクステリアについては、既存のレネゲードのデザインをベースに、フロントのJeepバッジ、サイドのRenegadeバッジ、リアのJeep/4xeバッジにブルーのアクセントを取り入れたことが訴求点。リチウムイオンバッテリーを保護するスキッドプレートも組み込む。ボディカラーにはアルパインホワイトC/C、コロラドレッドC/C、ブラックC/C、スレートブルーP/Cの4色をラインアップした。内包するインテリアも既存のレネゲードの造形を基調に、専用のフルカラー7インチマルチビューディスプレイやドライブモードスイッチ、回生ブレーキセレクターなどの装備を組み込んだ。

▲レネゲード4xe専用のフルカラー7インチマルチビューディスプレイやドライブモードスイッチ、回生ブレーキセレクターなどを専用装備。日本導入モデルのハンドル位置は右
▲レネゲード4xe専用のフルカラー7インチマルチビューディスプレイやドライブモードスイッチ、回生ブレーキセレクターなどを専用装備。日本導入モデルのハンドル位置は右
▲リミテッド4xeにはレザーシートを、トレイホーク4xeにはプレミアムファブリックシートを装備。後席には40:20:40分割可倒機構を内蔵する
▲リミテッド4xeにはレザーシートを、トレイホーク4xeにはプレミアムファブリックシートを装備。後席には40:20:40分割可倒機構を内蔵する

 なお、FCAジャパンではレネゲード4xeの発売を機に、ジープ全車種に対して新オーナーロイヤリティ向上プログラム「Jeep Wave」を導入。購入者には、もれなく3年間のフリーメンテナンスやオーナー優遇サービスおよび特典が提供される。

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