2021年モデルのランドローバー・ディフェンダーが日本での予約受注を開始。5ドアの110にMHEVテクノロジーを採用した3.0L直列6気筒INGENIUMディーゼルエンジンを新設定

ランドローバーが2021年モデルのディフェンダーの予約受注をスタート。5ドアの110はマイルドハイブリッドテクノロジーを導入した3.0L直列6気筒INGENIUMディーゼルエンジン仕様の設定や新グレードの「X」および「X-Dynamic」の追加などを実施

 ジャガー・ランドローバー・ジャパンは11月17日、日本向けランドローバー・ディフェンダーの2021年モデルを発表し、同日より予約受注を開始した。ボディタイプは従来と同様に3ドアの90と5ドアの110の2タイプを設定する。

▲ランドローバー・ディフェンダーX D300 価格:8SAT1124万円 全長4945×全幅1995×全高1970mm ホイールベース3020mm 車重2340(5シート)/2396(5+2シート)kg 外装パーツに光沢感のあるブラックを多用する
▲ランドローバー・ディフェンダーX D300 価格:8SAT1124万円 全長4945×全幅1995×全高1970mm ホイールベース3020mm 車重2340(5シート)/2396(5+2シート)kg 外装パーツに光沢感のあるブラックを多用する

車種展開は以下の通り。
■ディフェンダー90/2.0L直列4気筒INGENIUMガソリンエンジン搭載車
ディフェンダーP300:529万円
ディフェンダーS P300:611万円
ディフェンダーSE P300:654万円
ディフェンダーHSE P300:732万円
ディフェンダー FIRST EDITION P300:745万円
■ディフェンダー110/2.0L直列4気筒INGENIUMガソリンエンジン搭載車
ディフェンダーP300:619万円
ディフェンダーS P300:692万円
ディフェンダーSE P300:738万円
ディフェンダー FIRST EDITION P300:826万円
■ディフェンダー110/3.0L直列6気筒INGENIUMディーゼルエンジン搭載車
ディフェンダーS D300:754万円
ディフェンダーX-Dynamic SE D300:863万円
ディフェンダーX D300:1124万円

 2021年モデルのディフェンダーは、新パワーユニットの搭載や新グレードの設定、先進安全装備のさらなる拡充などを果たしたことが特徴だ。

▲新パワーユニットとして“INGENIUM”2997cc直列6気筒DOHC直噴ディーゼルターボエンジン(300ps/650Nm)に減速時のエネルギーロスを減らすために小型統合電気モーターを組み込んだマイルドハイブリッドシステム(MHEV)を110に設定した
▲新パワーユニットとして“INGENIUM”2997cc直列6気筒DOHC直噴ディーゼルターボエンジン(300ps/650Nm)に減速時のエネルギーロスを減らすために小型統合電気モーターを組み込んだマイルドハイブリッドシステム(MHEV)を110に設定した

 まずパワーユニットでは、最新の“INGENIUM”2997cc直列6気筒DOHC直噴ディーゼルターボエンジン(最高出力300ps/4000rpm、最大トルク650Nm/1500~2500rpm)に減速時のエネルギーロスを減らすために小型統合電気モーターを組み込んだマイルドハイブリッドシステム(MHEV)を、110に新設定する。トランスミッションには副変速機付8速オートマチックをセット。高効率でレスポンスに優れ、かつ燃費性能も高めた新ユニットは、ディフェンダーのパフォーマンスに新たな魅力をもたらした。一方、90と110に採用する“INGENIUM” 1995cc直列4気筒DOHC直噴ガソリンターボエンジン(最高出力300ps/5500rpm、最大トルク400Nm/2000rpm)+副変速機付8速オートマチックは基本的に従来を踏襲している。

▲ランドローバー・ディフェンダーX-Dynamic SE D300 価格:8SAT863万円 全長4945×全幅1995×全高1970mm ホイールベース3020mm 車重2340(5シート)/2396(5+2シート)kg ブラックを基調とした外装アクセントにデュオトーンのシートや耐久性の高いGeonix 素材のパネルを採用する
▲ランドローバー・ディフェンダーX-Dynamic SE D300 価格:8SAT863万円 全長4945×全幅1995×全高1970mm ホイールベース3020mm 車重2340(5シート)/2396(5+2シート)kg ブラックを基調とした外装アクセントにデュオトーンのシートや耐久性の高いGeonix 素材のパネルを採用する

 グレード展開については、110に最上級仕様の「X(エックス)」とタフさやダイナミックさを強調する内外装を採用した「X-Dynamic(エックス ダイナミック)」を追加設定したことがトピックだ。Xはスターライトサテンクロームやグロスブラック、サテンブラックなど、外装パーツに光沢感のあるブラックを多用し、合わせてコントラストをきかせたオレンジのブレーキキャリパーを標準で装備。また、インテリアには縫製の強度や色にもこだわったウィンザーレザーや上質なウッドパネルを組み込んで、高品位かつラグジュアリー感あふれるキャビン空間を創出した。一方、X-Dynamicはブラックを基調とした外装アクセントに、デュオトーンのシートや耐久性の高いGeonix 素材のパネルを採用して、ディフェンダーが有する独自の4×4イメージをいっそう際立たせる。シリーズ全体のボディカラーに関しては、長野県白馬村のパウダースノーをイメージした新色のハクバシルバーのほか、フジホワイト、サントリーニブラック、ユーロンホワイト、アイガーグレイ、パンゲアグリーン、ゴンドワナストーン、タスマンブルー、カルパチアングレイ、シリコンシルバーという全10タイプをラインアップした。

▲ブラインドスポットアシストやクリアイグジットモニター、アダプティブクルーズコントロール、ドライバーコンディションモニター、レーンキープアシスト、360°パーキングエイドなどの先進安全システムを標準で装備する
▲ブラインドスポットアシストやクリアイグジットモニター、アダプティブクルーズコントロール、ドライバーコンディションモニター、レーンキープアシスト、360°パーキングエイドなどの先進安全システムを標準で装備する

 先進安全システムのグレードアップも見逃せない。ブラインドスポットアシストやクリアイグジットモニター、アダプティブクルーズコントロール、ドライバーコンディションモニター、レーンキープアシスト、360°パーキングエイド、リアトラフィックモニター、トラフィックサインレコグニション&アダプティブスピードリミッターといった新機構を標準で装備する。また、オンラインパックに専用の通信データプランを用意し、ナビゲーション(施設情報のオンライン検索/ガソリン価格のオンライン取得/マップデータのオンラインアップデート)やメディア(Spotify/Deezer/TuneInRadio、天気予報 のAccuWeather)、カレンダー(Google Suite/Microsoft Office 365)のアプリがデータ容量を気にすることなく使用できるようにした。さらに、新規オプションとして3列目シート選択時に同時装着が必要な装備をすべてパッケージ化したファミリーパック、ファブリックルーフ、空気イオン化テクノロジー(PM2.5フィルター付)、オンラインパック(データプラン付)、Wi-Fi 接続(データプラン付)などを追加している。

 2021年モデルは従来と同様、テーマに合わせたオプションや機能を盛り込んだ4種類のアクセサリーパックの「EXPLORER PACK」、「ADVENTURE PACK」、「COUNTRY PACK」、「URBAN PACK」を含め、約170種類におよぶ豊富なアクセサリーが選択可能。また、できるだけ早い納車を実現するために、あらかじめ仕様を設定した7種類の日本市場向け「キュレイテッド・スペック(CURATED SPEC)」を用意している。

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