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第2世代の新型SUBARU BRZがワールドプレミア。米国では2021年秋に発売予定

Writer:大貫直次郎 

SUBARUが新型BRZを世界初公開。パワーユニットには新型2.4L水平対向4気筒エンジンを搭載

 米国SUBARUは11月18日(現地時間)、第2世代となる新型BRZの米国仕様車を世界初公開した。

▲新型SUBARU BRZ(米国仕様) 初代モデルが提供してきたスポーツカーならではの走りの愉しさをさらに充実させるとともに、ユーザーのカーライフに安心感をもたらす新たな価値を加えることで、誰もが愉しめるスポーツカーとして大幅な進化を遂げた

 SUBARUがトヨタ自動車とタッグを組んで開発した2ドアクーペ車のSUBARU BRZとトヨタ86は、2012年2月に市場デビュー。FR(フロントエンジン・リアドライブ)レイアウトと水平対向エンジンが生み出す低重心パッケージングによって思い存分に“走り”が楽しめるスポーツモデルとして、走り好きから熱い支持を獲得した。
 初代BRZはデビューから8年半あまりが経過した2020年8月に生産を終了し、以後は在庫のみを販売している。次期型はどのような姿で登場するのか、ファンから大きな期待を集めていたが、そのベールがついに剥された。

▲ボディサイズは全長167.9×全幅69.9×全高51.6インチ(4265×1775×1311mm)/ホイールベース101.4インチ(2576mm)と、従来よりやや長いディメンションとなる

 新型BRZは、初代モデルが提供してきたスポーツカーならではの走りの愉しさをさらに充実させるとともに、ユーザーのカーライフに安心感をもたらす新たな価値を加えることで、誰もが愉しめるスポーツカーとして全方位に渡って大幅な進化を遂げたことが特徴だ。

▲パワーユニットには新しい2.4リットル水平対向4気筒エンジンを搭載。徹底した吸排気性能の強化とフリクション低減によって発生トルクを15%ほどアップさせた

 まずパワーユニットには、初代モデルから排気量を拡大した新しい2.4リットル水平対向4気筒DOHC16V・デュアルAVCSエンジンを搭載。燃焼システムには筒内直接+ポート燃料噴射のトヨタD-4Sを採用し、徹底した吸排気性能の強化とフリクション低減によって、発生トルクを15%ほど向上させる。公表されたスペックは、最高出力が228hp/7000rpm、最大トルクが184 lb. ft.(25.4kg・m)/3700rpmだ。組み合わせるトランスミッションには、改良版の6速MTと6速ATを設定。AT 搭載車ではSPORTモードの制御を変更し、クルマがスポーツ走行中と判断した際には、ドライバーの意思や操作に応じて最適なシフト制御を自動的に行い、よりダイレクト感のあるコーナリングを可能とした。

▲新デザイン18インチアルミホイール+215/40R18タイヤ(ミシュラン パイロットスポーツ4)を設定

 基本骨格については、スバルグローバルプラットフォームの開発から得たノウハウを鋭意取り入れ、合わせてインナーフレーム構造や構造用接着剤などを採用してボディを再構築。初代モデルに対してフロント横曲げ剛性を約60%、ねじり剛性を約50%引き上げる。また、ステアリング操作への応答性をいっそう高め、より軽快な動きを実現するとともに旋回時のトラクション性能を向上させた。一方、ボディに関してはルーフ、フード、フロントフェンダーの素材に軽量なアルミを採用。エンジン出力や安全性の向上に伴う重量増を抑えると同時に前後左右重量の適正化やさらなる低重心化を果たし、運動性能をいっそう高める。そして、懸架機構には進化版の前マクファーソンストラット/後ダブルウィッシュボーンを採用。足もとには、17インチアルミホイール+215/45R17タイヤまたは18インチアルミホイール+215/40R18タイヤ(ミシュラン パイロットスポーツ4)を装着した。

▲より低く、よりワイドに設置したヘキサゴングリルで低重心を強調し、さらにグリルから始まり後方へ連なる芯の通った造形で体幹の力強さを表現した

 エクステリアについては、ひと目見ただけで高い走行性能を予感させる、躍動感を持ったスポーツカーらしいルックスに仕立てたことが訴求点だ。フロント部はより低く、よりワイドに設置したヘキサゴングリルで低重心を強調し、さらにグリルから始まり後方へ連なる芯の通った造形で体幹の力強さを表現。サイドビューは絞り込んだキャビンと力強く張り出したフェンダーのダイナミックな抑揚によって、スポーツカーらしい走りへの期待感を高めるアピアランスを創出する。そしてリアセクションは、シャープな造形のコンビネーションランプにエッジ部をアップスエップ形状で仕立てたスポイラー、厚みのあるバンパーおよびディフューザーなどを組み込んで、印象的かつスポーティな後ろ姿を具現化した。また、サイドシルスポイラーやフロントフェンダー後方に配したエアアウトレットなど、デザインにアクセントを付与するだけでなく、スポーツカーとしての性能を最大限に引き出す機能性を持ち合わせた空力アイテムを多数装備する。ボディサイズは米国仕様で全長167.9×全幅69.9×全高51.6インチ(4265×1775×1311mm)/ホイールベース101.4インチ(2576mm)と、従来よりやや長いディメンションとなった。

▲コクピットはシンプルな水平基調のインストルメントパネルや低く設置したメーターバイザーにより、広い視界を確保した
▲7インチTFT液晶パネルとセグメント液晶パネルを組み合わせたデジタルメーターを装備

 内包するインテリアは、走りに集中できる環境を作り出すデザインに仕立てる。コクピットはシンプルな水平基調のインストルメントパネルや低く設置したメーターバイザーにより、広い視界を確保。また、7インチTFT液晶パネルとセグメント液晶パネルを組み合わせたデジタルメーターを組み込み、必要な情報を分かりやすく表示して、日常の運転からスポーツ走行時まであらゆる状況下で直感的に情報を把握することを可能にした。一方、前席には高いホールド性とフィット感をもたらす新スポーツシートを装着。また、Apple CarPlay/Android Autoに対応した8インチSUBARU STARLINKマルチメディアインフォテインメントシステムを採用し、スマートフォンのような直感的な使い勝手と操作感を実現した。

▲高いホールド性とフィット感をもたらす新デザインのスポーツシートを装着

 スポーツカーならではの走りを最大限に愉しめるよう、安心・安全という付加価値にもいっそうの磨きをかける。SUBARU独自の運転支援システムのアイサイトは、機能の拡充を図りながら、AT車に標準で装備。また、最新のコネクティッドサービスのSUBARU STARLINK Safety and Securityも採用している。

▲SUBARU BRZでは初となる運転支援システムのアイサイトを採用して安全性能を強化した

 新型BRZは、米国市場では2021年秋に発売する予定。日本市場での発売時期などは、現在のところ未発表である。

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