レンジローバー・イヴォークの2021年モデルが日本での予約受注をスタート。MHEVテクノロジーを組み込んだ2.0L直列4気筒INGENIUMディーゼルエンジンを新採用

ランドローバーが2021年モデルのレンジローバー・イヴォークの予約受注を開始。マイルドハイブリッドテクノロジーを採用した2.0L直列4気筒INGENIUMディーゼルエンジンの新搭載や最新インフォテインメントシステム「Pivi」の標準装備などを実施

 ジャガー・ランドローバー・ジャパンは12月11日、ラグジュアリーコンパクトSUVのレンジローバー・イヴォークの2021年モデルを発表し、同日より予約受注を開始した。

▲レンジローバー・イヴォークR-DYNAMIC SE D200 価格:9SAT742万円 全長4380×全幅1905×全高1650mm ホイールベース2680mm 車重1866kg
▲レンジローバー・イヴォークR-DYNAMIC SE D200 価格:9SAT742万円 全長4380×全幅1905×全高1650mm ホイールベース2680mm 車重1866kg

車種展開は以下の通り。
■2.0L直列4気筒INGENIUMディーゼルエンジン(MHEV)搭載車
D200:574万円
S D200:636万円
R-DYNAMIC S D200:670万円
R-DYNAMIC SE D200:742万円
■2.0L直列4気筒INGENIUMガソリンエンジン(200ps)搭載車
P200:495万円
S P200:563万円
SE P200:635万円
■2.0L直列4気筒INGENIUMガソリンエンジン(249ps)搭載車
R-DYNAMIC S P250:638万円
R-DYNAMIC SE P250:712万円
R-DYNAMIC HSE P250:769万円

 2021年モデルのレンジローバー・イヴォークは、新パワーユニットの設定や機能装備のさらなる拡充などを実施したことが特徴である。
 まずパワーユニットでは、最新の“INGENIUM”1997cc直列4気筒DOHC直噴ディーゼルターボエンジン(最高出力204ps/3750rpm、最大トルク430Nm/1750~2500rpm)に減速時のエネルギーロスを減らすために小型統合電気モーターを組み合わせたマイルドハイブリッドシステム(MHEV)を新搭載する。トランスミッションには専用セッティングの9速オートマチックを組み込み、駆動システムにはAWDを採用。5種類のドライビングモードが選べるテレインレスポンス2も設定した。一方、ガソリンエンジンは従来と共通で、2機種の1995cc直列4気筒DOHC直噴ガソリンターボ(P200:200ps/320Nm、P250:249ps/365Nm)をラインアップし、いずれも9速オートマチックのトランスミッションを組み込んで4輪を駆動(AWD)する。

▲新パワーユニットとして“INGENIUM”1997cc直列4気筒DOHC直噴ディーゼルターボエンジン(204ps/430Nm)に減速時のエネルギーロスを減らすために小型統合電気モーターを組み込んだマイルドハイブリッドシステム(MHEV)を設定した
▲新パワーユニットとして“INGENIUM”1997cc直列4気筒DOHC直噴ディーゼルターボエンジン(204ps/430Nm)に減速時のエネルギーロスを減らすために小型統合電気モーターを組み込んだマイルドハイブリッドシステム(MHEV)を設定した

 エクステリアについては基本的に従来を継承し、無駄なラインを減らした独自のクーペスタイルが印象的なラグジュアリーコンパクトSUVフォルムを構築。グレードとしては、シンプルかつ上品な標準仕様と上級装備を採用したSおよびSE、ダークアトラスとコッパーのアクセントや大径ホイールなどを導入してよりダイナミックに演出したR-DYNAMICシリーズを設定する。ボディカラーに関しては、新色のポルトフィーノブルーとランタオブロンズのほか、フジホワイト、サントリーニブラック、ユーロンホワイト、フィレンツェレッド、ソウルパールシルバー、ノリータグレイ、アイガーグレイ、カルパチアングレイ、シリコンシルバーという全11タイプをラインアップした。

▲最新インフォテインメントシステム「Pivi」を標準装備(Sグレード以上は「Pivi Pro」)。Pivi Proに付帯するオンラインパックには専用の通信データプランを用意する
▲最新インフォテインメントシステム「Pivi」を標準装備(Sグレード以上は「Pivi Pro」)。Pivi Proに付帯するオンラインパックには専用の通信データプランを用意する

 先進安全システムの充実化もトピックだ。イヴォークで世界初採用したClearSightグラウンドビュー(前輪のすぐ前方エリアの映像を車内中央のタッチスクリーンに表示してフロント下180度の視覚を確保)に加え、ブラインドスポットアシストやアダプティブクルーズコントロール、クリアイグジットモニター、リアコリジョンモニター、リアトラフィックモニターなどを標準で装備する。また、最新インフォテインメントシステム「Pivi」を標準設定(Sグレード以上は「Pivi Pro」)。Pivi Proに付帯するオンラインパックには専用の通信データプランを用意し、ナビゲーション(施設情報のオンライン検索/ガソリン価格のオンライン取得/マップデータのオンラインアップデート)やメディア(Spotify/Deezer/TuneInRadio、天気予報のAccuWeather)、カレンダー(Google Suite/Microsoft Office 365)のアプリがデータ容量を気にすることなく使用できるようにした。さらに新規オプションとして、車外の空気の状況をモニタリングして一定以上の汚れを検知したら自動的にエアコンを内気循環に変更するエアクオリティセンサー、リモートアプリからエアコンのファンを動作させて車内の空気を入れ替える空気清浄機能(リモート)、エアコン動作時にマイナスイオンを発生する空気イオン化テクノロジー、室内のCO2量をモニタリングして必要に応じて内気循環をバランスよく解除するCO2マネジメント、室内の微細な空気の汚れを取り除くPM2.5フィルター、花粉やバクテリアなどアレルゲン物質を取り除くアレルゲンフィルターなどで構成する空気浄化システムを用意している。

▲新オプションとして最新の空気浄化システムを用意した
▲新オプションとして最新の空気浄化システムを用意した

 2021年モデルでは、できるだけ早い納車を実現するために、あらかじめ仕様を設定した日本市場向け「キュレイテッド・スペック(CURATED SPEC)」も設定する。具体的には、S D200(697万9000円~)、S P200(624万9000円~)、R-DYNAMIC S D200(756万7000円~)、R-DYNAMIC S P250(724万7000円~)、R-DYNAMIC SE P250(826万1000円~)という5種類をラインアップした。

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