GRスープラのオープンモデル「スポーツトップ」がアメリカで初公開

米国トヨタがGRスープラのデタッチャブルトップ仕様「GRスープラ スポーツトップ」のプロトタイプをオンライン発表。スープラ伝統の「エアロトップ」が待望の復活!

 トヨタ自動車の米国部門は2020年12月21日(現地時間)、GRスープラのデタッチャブルトップ(米国ではリムーバブルトップと呼称)仕様「GRスープラ スポーツトップ(GR Supra Sport Top)」のプロトタイプを、自動車部品アフターマーケットの展示会、SEMA(Specialty Equipment Market Association)ショーのオンラインプログラムで発表した。

▲トヨタがGRスープラ スポーツトップのプロトタイプを米国でオンライン発表。デザインはトヨタ・モーター・ノース・アメリカン リサーチ&デベロップメント(TMNA R&D)が担当した
▲トヨタがGRスープラ スポーツトップのプロトタイプを米国でオンライン発表。デザインはトヨタ・モーター・ノース・アメリカン リサーチ&デベロップメント(TMNA R&D)が担当した

 初公開となったGRスープラ スポーツトップは、既存のGRスープラをベースに、トヨタ・モーター・ノース・アメリカン リサーチ&デベロップメント(Toyota Motor North American Research&Development:TMNA R&D)がデザインした、脱着が可能なルーフトップを組み込む。1986年デビューの3代目(日本仕様では初代)A70型系、1993年デビューの4代目(同・2代目)A80型系に設定し、とくに北米市場で高い人気を博した「エアロトップ」と同様の機構を、現代の技術で復活させたわけだ。

▲オープン化に当たってはピラー類を含むコクピットまわりを入念に強化。シンプルに手動で取り外す3Dプリントのトップ部は2分割の複合パネルで構成する
▲オープン化に当たってはピラー類を含むコクピットまわりを入念に強化。シンプルに手動で取り外す3Dプリントのトップ部は2分割の複合パネルで構成する

 オープン化に当たっては、ピラー類を含むコクピットまわりを入念に強化し、クーペボディと遜色のない剛性を確保する。シンプルに手動で取り外す3Dプリントのトップ部は2分割の複合パネルで構成し、外したルーフはラゲッジに収納可能。Tバールーフモデルのようなセンターバーは設置していない。また、キャビン後方のピラーおよびリアガラスフレーム部、そしてルーフ自体はピアノブラックで仕上げ、印象的なツートンカラーを演出している。

▲キャビン後方のピラーおよびリアガラスフレーム部、そしてルーフ自体はピアノブラックで仕上げる
▲キャビン後方のピラーおよびリアガラスフレーム部、そしてルーフ自体はピアノブラックで仕上げる

 気になるGRスープラ スポーツトップの量産化に関しては、現在のところトヨタからの正式なアナウンスはない。ただし、今回のオンライン発表へのアクセスは非常に多く、市販に移されれば熱い視線を集めることは間違いなさそうだ。

▲GRスープラ スポーツトップ(写真・左)は2019年のSEMAショーで発表したGRスープラ ヘリテージエディション(同・右)と同じく、4代目(日本仕様では2代目)A80型系スープラへのリスペクトを込めて製作された
▲GRスープラ スポーツトップ(写真・左)は2019年のSEMAショーで発表したGRスープラ ヘリテージエディション(同・右)と同じく、4代目(日本仕様では2代目)A80型系スープラへのリスペクトを込めて製作された
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