【最新モデル試乗】これは面白い! 街なかベストのホンダe、国内販売枠をもっと増やして欲しいと思う、これだけの理由

ホンダeアドバンス ホンダeは標準仕様とアドバンスを設定 アドバンスは154ps/315Nmのモーターを搭載 航続距離(WLTCモード)は259km 30分の急速充電で約200km走れる設計 販売は欧州マーケット優先 日本の年間販売予定台数は1000台 小さな高級車という性格
ホンダeアドバンス ホンダeは標準仕様とアドバンスを設定 アドバンスは154ps/315Nmのモーターを搭載 航続距離(WLTCモード)は259km 30分の急速充電で約200km走れる設計 販売は欧州マーケット優先 日本の年間販売予定台数は1000台 小さな高級車という性格

ホンダeアドバンス 価格:495万円 試乗記

どこか懐かしい造形。メカニズムは超一級。駆動方式は911と同じRR

活力ポイント!
1:ホンダらしさあふれる先進設計
2:キビキビ、軽快な力強い走り

 ホンダeは、ホンダ電動化の新たなイメージリーダーだ。
 エクステリアはシャープなラインを持つ最新ホンダ車とは正反対。ほのぼのした懐かしさを感じさせる。1stシビックやN360を彷彿させるフォルムだ。全車標準のデジタルミラーは解像度が高く、表示モニターを巧みにレイアウト。他車より使いやすい。

 インテリアは、モダンリビングがコンセプト。インパネ回りにはモニターを多数配置。ツイン形状のワイドスクリーン・ホンダコネクト・ディスプレイは、PCモニターを並べたような雰囲気。作り/質感はクラスレスで、〝新時代の小さな高級車〟を実感させる。室内/ラゲッジ空間は必要十分なスペース。適度なタイト感は、“街なかベスト”のキャラクターを考えると欠点ではない。

 ホンダeは一見、FFハッチバックに見えるが、モーターはリアに搭載。後輪を駆動する。試乗車のアドバンスのモータースペックは154ps/315Nm。バッテリー容量は35.5kWh。航続距離(WLTCモード)は 259kmだ。
 プラットフォームは専用設計。前後オーバーハング短縮、50対50の理想的な重量配分、そして床下バッテリー搭載で「NSX並みの低重心」を達成。基本に優れる。

全長×全幅×全高3895×1750×1510mm 車重1540kg モーターをリアに搭載し後輪を駆動 プラットフォームは低重心の専用設計
全長×全幅×全高3895×1750×1510mm 車重1540kg モーターをリアに搭載し後輪を駆動 プラットフォームは低重心の専用設計
ボディカラーは全7色 手前プレミアムクリスタルレッドメタリック 後方プレミアムクリスタルブルーメタリック
ボディカラーは全7色 手前プレミアムクリスタルレッドメタリック 後方プレミアムクリスタルブルーメタリック

超一級のハンドリングマシン。街乗りだけではもったいない!

 実際に乗るとどうか? 応答遅れなし、アクセルを踏んだ瞬間から必要な駆動力が得られる、というEVの魅力が堪能できる。エンターテインメント的な加速力ではなく、ドライバーのペダル操作に合わせて、必要なだけパワーが増していく印象だ。V6・3リッターに匹敵する315Nmのトルクは強力。後ろからグッと押されるRR感覚にワクワクする。

 フットワークは二面性を持つ。直進時はコンパクトハッチであることを忘れるくらい重厚。路面にピターっと張り付くように真っ直ぐ走る。そこからステアリングを切り込んでいくと、まるでギアの精度が増したかのような高い応答性でクルマのノーズはインに向く。超一級のハンドリングマシンに変貌するのだ。サスペンションは、無駄な動きは抑えるが引き締めすぎていない……という絶妙な味付け。穏やかなのに一体感が高い、しなやかなのにロールは少ないという不思議な感覚である。
 最小回転半径4.3mの取り回し性は感動レベル。Uターンや車庫入れ時は、慣れるまでは「曲がり過ぎだ」と感じるくらいだ。

 ホンダeは航続距離を割り切り、クルマとしての魅力を高めた意欲作。マーケティングや販売の要望から生まれたモデルではない。正真正銘の提案型商品だ。「新世代の理想のコンパクトカーを作ろう」という気概にあふれている。
 久々にホンダらしい1台である。

室内はモダンリビング感覚 インパネは5つのスクリーンを配置したワイドビジョン仕様 両サイドにサイドカメラ用モニター/中央に12.3㌅画面を連結搭載する
室内はモダンリビング感覚 インパネは5つのスクリーンを配置したワイドビジョン仕様 両サイドにサイドカメラ用モニター/中央に12.3㌅画面を連結搭載する
シートはクッション性に優れたファブリック仕様 前席はアコードと共通フレームの大型サイズ 後席足元スペースはややタイト シートベルトはブラウンカラー 乗車定員4名
シートはクッション性に優れたファブリック仕様 前席はアコードと共通フレームの大型サイズ 後席足元スペースはややタイト シートベルトはブラウンカラー 乗車定員4名
メーターは機能を集約した見やすいシンプル意匠 速度計は大型デジタル式
メーターは機能を集約した見やすいシンプル意匠 速度計は大型デジタル式
ツイン形状12.3インチモニター「ホンダコネクト・ディスプレイ」は音声操作可能 「OKホンダ」で起動
ツイン形状12.3インチモニター「ホンダコネクト・ディスプレイ」は音声操作可能 「OKホンダ」で起動
走行セレクターとドライブモード選択はボタン式 アクセル操作だけで走る「シンプルペダル」機構を装備
走行セレクターとドライブモード選択はボタン式 アクセル操作だけで走る「シンプルペダル」機構を装備
充電ポートはフロント中央に配置 リッドは回転スライド式の上質ガラス製
充電ポートはフロント中央に配置 リッドは回転スライド式の上質ガラス製
LEDヘッドライトはチャーミングな丸型形状 リアランプと同一イメージ 薄型形状フォグ標準
LEDヘッドライトはチャーミングな丸型形状 リアランプと同一イメージ 薄型形状フォグ標準
サイドカメラミラーユニットは小型形状 車幅内に収まる設計 カメラは170万画素の高精細
サイドカメラミラーユニットは小型形状 車幅内に収まる設計 カメラは170万画素の高精細
フロント205/45ZR17/リア225/45ZR17ミシュランPS4+軽量アルミ装着 最小回転半径は4.3mと小回りが利く
フロント205/45ZR17/リア225/45ZR17ミシュランPS4+軽量アルミ装着 最小回転半径は4.3mと小回りが利く
荷室スペースはミニマム 後席を倒すとゴルフバッグが2個積める 後席は一体可倒式
荷室スペースはミニマム 後席を倒すとゴルフバッグが2個積める 後席は一体可倒式

ホンダeアドバンス 主要諸元と主要装備の主要諸元と主要装備

グレード=アドバンス
価格=495万円
全長×全幅×全高=3895×1750×1510mm
ホイールベース=2530mm
トレッド=フロント1510/リア1505mm
最低地上高=145mm
車重=1540kg
電動機・型式=MCF5(交流同期発電機)
電動機・最高出力=113Nm(154ps)/3497~10000
電動機・最大トルク=315Nm(32.1kgm)/0~2000
動力用主電池=種類・リチウムイオン/個数192/電圧3.7V/容量50.0Ah/総電圧355.2V
WLTCモード・一充電走行距離=259km
交流電力量消費率=138Wh/km
サスペンション=フロント:ストラット/リア:トーションバー
ブレーキ=フロント:ベンチレーテッドディスク/リア:ディスク
タイヤ&ホイール=フロント:205/45ZR17/リア:225/45ZR17+アルミ
駆動方式=RR
乗車定員=4名
最小回転半径=4.3m
●主な燃費改善対策:ホンダセンシング(衝突軽減ブレーキ+前後誤発進抑制機能+歩行者事故低減ステアリング+路外逸脱抑制機能+渋滞追従機能付きアダプティブクルーズコントロール+車線維時支援システム+先行車発進お知らせ機能+標識認識機能+オートハイビームほか)/パーキングセンサーシステム/LEDヘッドライト/ダブルホーン/ワイドスクリーン・ホンダコネクトディスプレイ+ETC2.0車載器/ホンダパーソナルアシスタント/デジタルグラフィックメーター(8.8インチTFT)/マルチインフォメーションディスプレイ/エレクトリックギアセレクター/車内Wi-Fi/後退出庫サポート/プラズマクラスター機能搭載フルオートAC/前席シートヒーター/ステアリングヒーター/ファブリックシート/本革巻きステアリング/スカイルーフ(サンシェード付き)/サイドカメラミラーシステム/センターカメラミラーシステム/ドライブモードスイッチ/シングルペダルコントロール/減速セレクター/VGR(可変ステアリングギアレシオ)/マルチビューカメラシステム/プレミアムサウンドシステム/8スピーカー/ホンダパーキングパイロット/100V・AC電源(1500W)/フロントガラスディアイサー/17インチアルミ
●ボディカラー:プレミアムクリスタルレッドメタリック
※価格はすべて消費税込み

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