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「最新モデル試乗」愛らしいタイムレスデザイン。ターボ+6速MTが話題。新型N-ONEは「大人が似合うKカー」か!?

Writer:河村康彦 Photo:小久保昭彦

ホンダN-ONE 価格:159万9400~202万2900円 試乗記

ホンダNーONE・RS 価格:6MT/7CVT 199万9800円 新型はキュートなスタイリングを継承 RSは軽自動車初のターボ+6速MTを設定
ホンダNーONE・RS 価格:6MT/7CVT 199万9800円 新型はキュートなスタイリングを継承 RSは軽自動車初のターボ+6速MTを設定

ボディパネルは基本的に従来と共通。内装とメカニズムは全面刷新

 新型N-ONEは、新たなモデルチェンジスタイルで注目を集めている。厳しさを増した歩行者保護要件に対応するため、中央部分の盛り上がりが増したフロントフードを新採用。しかし、それ以外のボディ外板はすべて従来と共通。その一方でボディ骨格やパワートレイン、そしてシャシー/サスペンション、安全装備を最新にアップデートした。8年ぶりにモデルチェンジした2nd・N-ONEだが、すでに見慣れた印象が強い。

 実際そのエクステリアデザインは代わり映えしないというよりも、「ウリふたつ」。開発初期には実寸大クレイ(粘土)モデルまで制作して新たなデザインを模索したという。だが、それは「当初目指した[Nワンらしさ]を表現していない」と判断されたという。「結局スタイルは[変えない]のではなく[変える必要がない]と考えた」と開発者は説明してくれた。
 実車を前にすると、バンパーなどの樹脂部分やライト類のグラフィックが変更されて、遠目にも新しさが感じられるのが興味深い。

 これまで「半開き」のように感じたフードとフロントグリル間のエアインテーク造形は、リファインによってきちんと閉じた状態に見えるようになった。ヘッドライトユニットは、外周部分のリングがデイライトとして機能する一方で、ウインカー/ハザードランプ使用時は、それが消灯して内周リングが点滅する新意匠。さらに入念にデザインされたことを連想させるフルLED式リアランプなどが、従来型とは一線を画した雰囲気を演出している。

 インテリアは全面刷新。新造形のダッシュボードを中心としてフルモデルチェンジを実感する。
 人を中心とした「ミニマル=最小限」を意識したというデザインは、従来型と比べて、とくにダッシュボード下部のボリューム感が抑えられた。乗っていて圧迫感が少ない。フロントシートをセパレート型に変更し、左右シート間に小物入れやドリンクホルダーをレイアウトしたことも、新たなデザインが実現できたポイントという。

RS 全長×全幅×全高3395×1475×1545mm ホイールベース2520mm 車重840kg(MT/CVTは860kg) パフォーマンス優秀 スポーツドライビングが気軽に楽しめる 全高は一般的なタワーパーキングに対応
NーONEオリジナル(FF) 価格:CVT 159万9400円 オリジナルはカジュアル感覚を追求 パワーユニットは自然吸気(58ps/65Nm)のみの設定
NーONEプレミアムツアラー(FF) 価格:7CVT 188万9800円 プレミアムはシックな印象 自然吸気(58ps)とターボ(ツアラー/64ps)をラインアップ

ターボ+6速MTはゴキゲン! 速い、痛快、足がいい_

 試乗は、軽自動車初のターボエンジン+6速MTの設定が話題のRSからスタート。「従来型でも意外なほど要望が多かった」という事情から、S660用ミッションをリファインして搭載に至った。現在では稀有なMTを採用するRSの走りの実力は、あらゆる点で期待を超えるものだった。

「圧迫感の少なさ」や「『N360』がそうであった」ということから採用されたという「インパネシフト」の使い勝手は、やや脇が開く感覚はあるものの良好。操作量は少なくないが、各ギアがセレクトされた感触は明確。
 意外に「踏みごたえ」があるクラッチと相まって「MTをしっかり操っている感覚」を味わわせてくれる。多少注意深く操作すれば、アイドリング状態からアクセルペダルに触れずにスタートできる力強さも好印象だ。

 エンジンスペックは64ps/104Nm。車両重量はS660と同等の840kg。したがって、加速力は同レベルというのが理屈。だが、実際にアクセルを踏み込むと「こちらのほうが速いかも」と感じた。さしたる加速力を期待させないルックスゆえの「役得」というところだろうか。
 思いのほか高いボディの剛性感や、しなやかさが期待以上のフットワークの仕上がりには驚いた。このあたりは「中身」が刷新された効果がしっかり発揮されている。

 RSから、自然吸気エンジン(58ps/65Nm)にCVTを組み合わせたモデルへと乗り換えると、加速力が見劣りするのは当然。とはいえ、街乗りシーンでは動きの敏捷さに大きなハンディキャップは感じなかった。首都高速に乗り込むまでは、「あまり差がないかな……」と思えたほどだ。

RSの足回りはフロント:ストラット/リア:トーションビーム 前後スタビライザーを装備した専用セッティング ボディは高剛性仕様 しなやかなフットワークは印象的 RSのボディカラーは写真のイエロー&ブラックの2トーンを含め全5種
インパネは「ミニマル=最小限」が造形テーマ 下側のボリューム感を削ぎ落し開放感を演出 RSは各部にオレンジのアクセントが入りスポーティな印象 写真のナビはディーラーop(20万9000円)

N-ONEは「10年通用するクルマ]を目標に開発。Nのイメージリーダー

 N-ONEは、いわゆる「廉価グレード」が廃止された関係もあり、スタート価格は約160万円と「軽自動車としては割高感が漂う」という指摘はあるだろう。メーカー自身も「N-WGNやN-BOXとの競合を避けるためもあり、あえてやや高めの設定とした」と認めている。

 Nシリーズの中にあって、パーソナル性、嗜好性を重視したのがN-ONEだ。いわばNシリーズのイメージリーダー的なキャラクターである。外板デザインを1stモデル(さらにはN360)から受け継ぎつつ、「10年は通用する仕上がりを目指した」という開発陣の言葉に、その狙いどころが集約されている。

658cc直3DOHC12Vターボ 64ps/6000rpm 104Nm/2600rpm 吹き上がりスムーズ 全域トルクフル WLTCモード燃費:21.6km/リッター(MT)
RSは165/55R15タイヤ+マットブラックアルミ標準 最小回転半径4.8m
NーONEは全車10種の機能をセットしたホンダセンシング標準
RSのシートはラックススエードとメッシュジャージの組み合わせ 座り心地/サポート性優秀 室内長2050㎜
後席は左右独立チップアップ機能付き 観葉植物などの積載に対応
タコメーター全車標準 レッドゾーンは7000rpm以上 右側に3.5インチTFTモニター装備 RSはブースト計付き
6速MTはS660用のリファイン版 軽快&確実なシフトフィール 100km/h時の回転数は約3000rpm
ACC全車標準 CVT用は全車速対応 渋滞時追従機能付き

ホンダN-ONE・RS 主要諸元

グレード=RS(MT)
価格=6MT 199万9800円
全長×全幅×全高=3395×1475×1545mm
ホイールベース=2520mm
トレッド=フロント1295×リア1295mm
車重_=840kg
エンジン=658cc直3DOHC12Vターボ(レギュラー仕様)
最高出力=47kW(64ps)/6000rpm
最大トルク=104Nm(10.6kgm)/2600rpm
WLTCモード燃費=21.6km/_リッター
(市街地/郊外/高速道路:17.5/22.8/23.1km/_リッター)
サスペンション=フロント:ストラット/リア:トーションビーム
ブレーキ=前ディスク/後ドラム
タイヤ&ホイール=165/55R15+アルミ
駆動方式=FF
乗車定員=4名
最小回転半径=4.8m
●主な燃費改善対策:アイドリングストップ/可変バルブタイミング/電動パワーステアリング

オリジナルの室内はブラックを基調に前席とインパネ加飾をホワイトで統一 明るい印象
プレミアムのインパネ加飾パネルはブラックウッド調 ステアリングは本革巻き 上質仕様

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