アウディA5/S5シリーズが商品改良。内外装のデザイン変更や新パワーユニットの採用などを実施

アウディのミッドサイズクーペのA5/S5スポーツバックとA5/S5クーペがマイナーチェンジ。内外装をアップデートするとともに、ディーゼルエンジンTDI搭載モデルやマイルドハイブリッド仕様を追加設定

 アウディ・ジャパンは2021年1月7日、プレミアムミッドサイズ4ドアクーペのA5/S5スポーツバックと2ドアクーペのA5/S5クーペを商品改良し、1月13日より発売(TDIモデルは2月以降発売予定)すると発表した。

▲アウディA5スポーツバック 40TDIクワトロ・Sライン 価格:7SMT692万円 全グレードでハニカムメッシュグリルや往年のアウディ・スポーツクワトロを彷彿させるボンネットスリット、ボディ一体型のサイドスカートを組み込み、よりスタイリッシュなルックスに演出する
▲アウディA5スポーツバック 40TDIクワトロ・Sライン 価格:7SMT692万円 全グレードでハニカムメッシュグリルや往年のアウディ・スポーツクワトロを彷彿させるボンネットスリット、ボディ一体型のサイドスカートを組み込み、よりスタイリッシュなルックスに演出する

車種構成は以下の通り。
■A5/S5スポーツバック
A5スポーツバック 35TDIアドバンスト:616万円
A5スポーツバック 35TDI Sライン:665万円
A5スポーツバック 40TDIクワトロ・アドバンスト:643万円
A5スポーツバック 40TDIクワトロ・Sライン:692万円
A5スポーツバック 45TFSIクワトロ・アドバンスト:710万円
A5スポーツバック 45TFSIクワトロ・Sライン:707万円
S5スポーツバック:926万円
■A5/S5クーペ
A5クーペ 40TDIクワトロ・アドバンスト:643万円
A5クーペ 40TDIクワトロ・Sライン:692万円
A5クーペ 45TFSIクワトロ・アドバンスト:710万円
A5クーペ 45TFSIクワトロ・Sライン:707万円
S5クーペ:926万円

 今回の商品改良は、内外装の大幅アップデートやディーゼルエンジンTDI搭載モデルの設定、35TDIおよび45TFSIクワトロへの12Vマイルドハイブリッドシステム(MHEV)の採用などが特徴である。

▲A5スポーツバック 40TDIクワトロ・Sラインの主要諸元は全長4765×全幅1845×全高1390mm ホイールベース2825mm 車重1680kg 乗車定員5名 写真はブラックスタイリングパッケージ装着車
▲A5スポーツバック 40TDIクワトロ・Sラインの主要諸元は全長4765×全幅1845×全高1390mm ホイールベース2825mm 車重1680kg 乗車定員5名 写真はブラックスタイリングパッケージ装着車

 まずエクステリアは、全グレードでハニカムメッシュグリルや往年のアウディ・スポーツクワトロを彷彿させるボンネットスリット、ボディ一体型のサイドスカートを組み込み、よりスタイリッシュなルックスに演出する。また、グレードはアドバンスト(advanced)とSライン(S line)を基本に構成し、アドバンストは大型のフロントブレードレートやマトリクスLEDヘッドライトなどを標準装備して従来のSラインよりもさらにスポーティな外観を構築。一方、新しいSラインは専用バンパーやチタンブラックのハニカムメッシュシングルフレームグリルなどRSモデルのデザイン要素を随所に取り入れ、力強さと存在感をいっそう高めた。さらに、A5/S5の全グレードを対象にアウディとしてはこのクラス初となるレーザーライトパッケージをオプションで設定する。ボディカラーにはディストリクトグリーンメタリック、ならびにS5/Sライン専用のクワンタムグレーおよびターボブルーを新たにラインアップした。

▲インストルメントパネルの中央には新しい操作システムの中心となる10.1インチのMMIタッチディスプレイを配置。最新のインフォテインメントシステム「MIB3」も初採用する。日本導入モデルのハンドル位置は右
▲インストルメントパネルの中央には新しい操作システムの中心となる10.1インチのMMIタッチディスプレイを配置。最新のインフォテインメントシステム「MIB3」も初採用する。日本導入モデルのハンドル位置は右

 インテリアに関しては、水平基調のラインと上質なマテリアルでクリーンかつ高品位なキャビン空間を創出する。そして、インストルメントパネルの中央には新しい操作システムの中心となる10.1インチのMMIタッチディスプレイを配置。最新のインフォテインメントシステム「MIB3」も初採用し、操作性および機能性の大幅な向上を図る。また、Sライン/S5にはブラックグラスルックコンソールパネルとアーティフィシャルレザー(センターコンソール/ドアアームレスト)を新装備。さらに、歩行者検知機能付アウディプレセンスシティや渋滞追従支援機能付アダプティブクルーズコントロールなど、ドライバーの安全性と快適性をサポートする先進のアシスタンスシステムをいっそう充実させた。

▲アウディS5クーペ 価格:8SAT926万円 全長4705×全幅1845×全高1365mm ホイールベース2765mm 車重1690kg 乗車定員4名 Sモデル専用のハニカムメッシュシングルフレームグリルや前後バンパー、エアインレットなどを装備
▲アウディS5クーペ 価格:8SAT926万円 全長4705×全幅1845×全高1365mm ホイールベース2765mm 車重1690kg 乗車定員4名 Sモデル専用のハニカムメッシュシングルフレームグリルや前後バンパー、エアインレットなどを装備
▲S5はSスポーツシャシーやダンピングコントロールSスポーツサスペンションなどを組み込んで走行性能を高める
▲S5はSスポーツシャシーやダンピングコントロールSスポーツサスペンションなどを組み込んで走行性能を高める
▲S5にはデコラティブパネルカーボンアトラスやアルカンターラ/レザー(ダイヤモンドステッチ)表皮Sスポーツシート(マッサージ機能付)を標準装備。ハンドル位置は右/左の選択が可能
▲S5にはデコラティブパネルカーボンアトラスやアルカンターラ/レザー(ダイヤモンドステッチ)表皮Sスポーツシート(マッサージ機能付)を標準装備。ハンドル位置は右/左の選択が可能

 パワーユニットはA5に初搭載のディーゼルエンジンとなる35TDI(FFモデル)の1968cc直列4気筒DOHC16Vコモンレール式直噴ディーゼルターボ(最高出力163ps/3250~4200rpm、最大トルク380Nm/1500~2750rpm)と40TDI(クワトロモデル)の1968cc直列4気筒DOHC16Vコモンレール式直噴ディーゼルターボ(同190ps/3800~4200rpm、400Nm/1750~3000rpm)、そして45TFSI(クワトロモデル)の1984cc直列4気筒DOHC16V直噴ガソリンターボ(同249ps/5000~6000rpm、370Nm/1600~4500rpm)を設定。また、35TDIと45TFSIにはベルト駆動式オルタネータースターター(BAS)と12Vリチウムイオンバッテリーを組み込み、機能的なマイルドハイブリッドドライブシステム(MHEV)を構成する。一方、トランスミッションには伝達効率をより高めた7速Sトロニックをセット。MHEVとの組み合わせによりエネルギー回生機能を高め、コースティング(惰力走行)時にエンジンを完全停止するなどして、燃料消費量の抑制と快適なドライビング性能を実現した。

▲35TDIの1968cc直列4気筒DOHC16Vコモンレール式直噴ディーゼルターボエンジンは163ps/380Nmのパワー&トルクを発生。機能的な12Vマイルドハイブリッドドライブシステム(MHEV)も採用する
▲35TDIの1968cc直列4気筒DOHC16Vコモンレール式直噴ディーゼルターボエンジンは163ps/380Nmのパワー&トルクを発生。機能的な12Vマイルドハイブリッドドライブシステム(MHEV)も採用する
▲40TDIの1968cc直列4気筒DOHC16Vコモンレール式直噴ディーゼルターボエンジンは190ps/400Nmのパワー&トルクを発生
▲40TDIの1968cc直列4気筒DOHC16Vコモンレール式直噴ディーゼルターボエンジンは190ps/400Nmのパワー&トルクを発生
▲45TFSIの1984cc直列4気筒DOHC直噴ガソリンターボエンジンは249ps/370Nmのパワー&トルクを発生。12V MHEVも組み込む
▲45TFSIの1984cc直列4気筒DOHC直噴ガソリンターボエンジンは249ps/370Nmのパワー&トルクを発生。12V MHEVも組み込む

 一方、S5のパワーユニットには2994cc・V型6気筒DOHC24V直噴ガソリンターボエンジン(最高出力354ps/5400~6400rpm、最大トルク500Nm/1370~4500rpm)を搭載。トランスミッションには8速ティプトロニックを組み合わせ、駆動機構は専用セッティングのクワトロを採用する。合わせてSスポーツシャシーやダンピングコントロールSスポーツサスペンションなどを組み込んで、卓越した走行性能と俊敏なハンドリングを具現化した。

▲S5は2994cc・V型6気筒DOHC直噴ガソリンターボエンジンを搭載。パワー&トルクは354ps/500Nmを絞り出す
▲S5は2994cc・V型6気筒DOHC直噴ガソリンターボエンジンを搭載。パワー&トルクは354ps/500Nmを絞り出す
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