ー 

Jeepグランドチェロキー初の3列シート仕様が米国デビュー

Writer:大貫直次郎 

ジープの上級SUVの新型グランドチェロキーに7名乗り3列シートを採用した「グランドチェロキーL」が登場。北米マーケットでは2021年第2四半期に発売予定

 FCA(フィアット・クライスラー・オートモービルズ)は2021年1月7日(現地時間)、ジープの上級SUVに位置するグランドチェロキーの全面改良モデル(WL型)を披露し、合わせて3列シート仕様の「グランドチェロキーL(Grand Cherokee L)」を新規にラインアップして、北米市場で2021年第2四半期に発売すると発表した。グレード展開はラレード(Laredo)/リミテッド(Limited)/オーバーランド(Overland)/サミット(Summit)で構成する。

▲ジープ・グランドチェロキーL・オーバーランド(Overland) 全長5204×全幅1964×全高1815mm ホイールベース3091mm 乗車定員7名 フロントビューには新アレンジの7スロットグリルやスリムなLEDヘッドライト、新開発のレーダーコンポーネントとアクティブグリルシャッターを内包した開口部などを採用する

 第5世代となる新型グランドチェロキーに設定されたグランドチェロキーLは、歴代モデルで初となる3列シートを採用したことが特徴だ。2/3/2名乗車のシート配列で構成した同車は、ホイールベース/ボディ長を2列シート仕様の116.5インチ(2959mm)/196.8インチ(4999mm)より長い121.7インチ(3091mm)/204.9インチ(5204mm)に設定し、7名乗車が可能な居住空間を確保。また、2列目と3列目には分割可倒機構を内蔵し、乗員数や積載物に即した多様なアレンジを可能とする。さらに、2列目には独立タイプのキャプテンシートのほか、ベンチタイプも用意した。

▲3列式シートの2列目には独立タイプのキャプテンシートのほかにベンチタイプも用意する
▲温かみのある素材と最新テクノロジーを融合させたインパネには「Uconnect5」を組み込んだ最新世代の10.1インチディスプレイを配備。写真はオーバーランドの内装

 キャビン空間自体は、ジープの新世代インテリアを具現化したことが訴求点だ。温かみのある素材と最新テクノロジーを融合させたインパネには、「Uconnect5」を組み込んだ最新世代の10.1インチディスプレイを配備し、またドライバーの正面には10.25インチのフレームレスデジタルゲージクラスターを設定。そして、アダプティブクルーズコントロールやハイウェイアシスト、ナイトビジョン、ドライバー疲労の検出、交通標識認識などの安全運転支援システムを含めた20あまりのメニューを選択可能とする。さらに、様々なデジタル制御を司るスイッチを組み込んだ新造形のパドルシフト付きマルチファンクションステアリングホイールを採用。ほかにも、クラストップの12個のUSBポートやアンビエント機能付きのLEDインテリア照明、4ゾーンのオートエアコン、ワイヤレス充電器、前2席のマッサージ機能、19スピーカーのマッキントッシュオーディオサウンドシステムなどを装備した。

▲リアセクションでは高い位置に配した横長のLEDコンビネーションランプやサイドまで回り込ませたキャラクターライン、ワイド感を強調するアクセントトリムなどが印象的

 エクステリアに関しては、高級SUVの新型グランドワゴニアに触発されたロングノーズとロングキャビン、テーパー形状のルーフなどでプロポーションを構築。ディテールにも徹底してこだわり、フロント部には新アレンジの7スロットグリルやスリムなLEDヘッドライト、有効なアプローチアングルを確保したバンパー下部、新開発のレーダーコンポーネントとアクティブグリルシャッターを内包した開口部などを、サイドビューには低いベルトラインと面積を拡大したガラス、一体設計のサイドレールキャップ、台形のホイールアーチ、新デザインの8J×18/8.5J×20/9J×21インチアルミホイールなどを、リアセクションには高い位置に配した横長のLEDコンビネーションランプやサイドまで回り込ませたキャラクターライン、ワイド感を強調するアクセントトリム、バンパー内に組み込んだマフラーエンドなどを採用して、華やかかつ存在感あふれるSUVルックを創出した。

▲パワーユニットには220cu. in.(3604cc)・V型6気筒DOHCガソリンエンジン(290hp)と345cu. in.(5654cc)・V型8気筒0HVガソリンエンジン(357hp)の2機種を設定。写真は最上級グレードのグランドチェロキーL・サミット(Summit)

 パワーユニットには220cu. in.(3604cc)・V型6気筒DOHCガソリンエンジン(290hp/257lb-ft)と345cu. in.(5654cc)・V型8気筒OHV“Hemi”ガソリンエンジン(357hp/390lb-ft)の2機種を搭載。トランスミッションには8HP70電子制御式8速ATを組み合わせる。駆動機構には2WD(V6エンジン)と4WD(V6/V8エンジン)を設定し、4WDには進化版のセレクテレインシステムとクォドラトラックⅠ4×4システム(Laredo/Limited)およびクォドラトラックⅡ4×4システム(Overland/Summit)を採用。また、電子制御アダプティブダンピングを備えた独自のエアサスペンション「Quadra Lift(クォドラリフト)」を設定し、走行性能をいっそう高めた。

▲ドライバーの正面には10.25インチのフレームレスデジタルゲージクラスターを装備。新造形のパドルシフト付きマルチファンクションステアリングホイールも採用する。写真はサミットの内装
▲2列目と3列目には分割可倒機構を内蔵し、乗員数や積載物に即した多様なアレンジを可能とした

 なお、FCAは新型グランドチェロキーの2列シート仕様とプラグインハイブリッドモデル(PHV)の「4xe」を2021年後半に発売することをアナウンス。日本市場への導入は、グランドチェロキーLを含めて現在のところ未定である。

関連記事

1

Related Article新車情報もっと読みたい

What's News最新情報