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進化したフェラーリのV8スパイダー「ポルトフィーノM」が日本上陸

Writer:大貫直次郎 

跳ね馬の最新FRスパイダー「フェラーリ・ポルトフィーノM」がジャパンプレミア。パワートレインには620psを発生する進化版3.9リットルV8ツインターボエンジンを搭載

 フェラーリ・ジャパンは2021年1月14日、FR(フロントエンジン・リアドライブ)スパイダーモデルのポルトフィーノの進化バージョン、「ポルトフィーノM(Portofino M)」を日本で発表した。車両価格は2737万円に設定。Mはイタリア語のModificataの頭文字で、修正や改良を意味している。

▲フェラーリ・ポルトフィーノM 価格:2737万円 全長4594×全幅1938×全高1318mm ホイールベース2670mm 車重1545kg

 商品改良の最大の特徴は、パワートレインの性能アップだ。フロントミッドシップに搭載される3855cc・V型8気筒DOHCツインターボエンジンは、新しいカムプロフィールやタービンの回転を測定する速度センサー、選択したギアに合わせてトルク伝達量を電子制御するバリアブル・ブースト・マネジメント、サイズの縮小によって回転質量を削減したフラットプレーン式クランクシャフト、小型化を図って慣性モーメントを低減させたツインスクロールのターボチャージャーなどによって、最高出力が600ps/7500rpmから620ps/5750~7500rpmへと向上。760Nmの最大トルクも3000~5750rpmの広い回転域で発生する。また、排気ラインにガソリン・パティキュレート・フィルター(GPF)を組み込むなどして排出ガス性能を引き上げた。
 組み合わせるトランスミッションには、従来の7速DCT(デュアルクラッチトランスミッション)に変えて新設計の8速DCTを採用。オイルバス式デュアルクラッチ構造の新DCTは、クラッチモジュールを20%小型化したうで、トルクデリバリーを35%向上させた。
 性能面では、最高速度が320km/h、0→100km/h加速が3.45秒という超一級のパフォーマンスを実現した。

▲フロントミッドシップに搭載されるエンジンは進化版の3855cc・V型8気筒DOHCツインターボユニットで、最高出力は620ps/5750~7500rpm、最大トルクは760Nm/3000~5750rpmを発生する

 ドライビングダイナミクスの進化を果たしたことも訴求点だ。ダイナミックコントロールシステムであるマネッティーノには、「Race」と「Wet」のモードを追加。従来の「Comfort」「Sport」「ESC-Off」と合わせて、5モードの選択を可能とする。また、サイドスリップを予測してコントロール系の制御システムへ伝達するSSC(サイドスリップ・コントロール)もバージョンアップ。E-Diff、F1-Trac、SCM-E Frs、フェラーリ・ダイナミック・エンハンサー(FDE)といった制御を統合し、より正確で緻密なダイナミクス性能をアシストする仕組みとした。

▲ダイナミックコントロールシステムであるマネッティーノには「Race」と「Wet」のモードを追加する

 エクステリアに関しては、新デザインのフロントグリルやノーズ、シンプルかつスマートな造形としたボディサイド、ディフューザー回りをリファインしたリアセクションなどがトピック。また、フロントバンパーの切り込みをサイドパネルにスムーズに流れ込むようにアレンジするなど、空力特性の向上も図っている。トップ部は従来と同様に電動リトラクタブルハードトップで構成し、足もとには4種類の専用デザインとカラーから選べる鍛造アロイホイールを採用。ボディサイズは全長4594×全幅1938×全高1318mm/ホイールベース2670mm、車重は1545kgに設定した。

▲新デザインのフロントグリルやノーズ、シンプルかつスマートな造形としたボディサイドなどを採用

 インテリアについては、10.25インチのタッチスクリーンなどデジタル化した最新のインターフェースを積極的に採用。一方、前席にはサポート性と座り心地を高度に両立させたうえで、ベンチレーションおよびヒーター機能を組み込んだ上質なバケットシートを装着する。またADAS(先進運転支援システム)の拡充も図り、ハイビームアシストやアダプティブクルーズコントロール、前方衝突警報機能付き自動緊急ブレーキ、リアクロストラフィックアラート機能付きブラインドスポットディテクション、道路標識認識機能付きレーンディパーチャーウォーニング、サラウンドビューなどを設定した。

▲10.25インチのタッチスクリーンなどデジタル化した最新のインターフェースを積極的に採用する
▲サポート性と座り心地を両立させた上質なバケットシートを装着。ベンチレーションやヒーター機能も設定

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