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「最新モデル試乗]新型日産ノートの電動フィールを大紹介。パフォーマンスはクラストップ!

Writer:山本シンヤ Photo:小久保昭彦

日産ノートX(FF) 価格:218万6800円 試乗記

日産ノートX(FF) 新型は全車eパワー 従来比でモーター出力6%/トルク10%増強 走りはパワフル パフォーマンスはクラストップ級 巧みな充・発電制御と徹底した遮音対策で静粛性はハイレベル
日産ノートX(FF) 新型は全車eパワー 従来比でモーター出力6%/トルク10%増強 走りはパワフル パフォーマンスはクラストップ級 巧みな充・発電制御と徹底した遮音対策で静粛性はハイレベル

走りは滑らか&静粛。そしてパワフル!

 パワートレーンはガソリン車が姿を消し、全車eパワーとなった。直列3気筒1.2リッターエンジンで発電、モーターで走るという基本原理は従来モデルと共通。新型はすべてを第2世代にグレードアップした。
 具体的なリファイン内容は、発電用エンジンの出力アップ&燃費向上、インバーターの小型化(40%)と軽量化(33%)、モーター出力向上109ps/254Nm→116ps/280Nm)、高剛性化やマウント類の最適化だ。

 実際に乗って、いい意味で「電動車感」がより強まったことを実感した。アクセルを踏んだときの応答性や力強さは、旧型譲り。そのうえで新型は「滑らかさ」と「静かさ」のレベルが断然違う。従来はEV走行時とエンジンが掛かったときの「静」と「動」のギャップが興ざめだった。
 新型は巧みな充・発電制御(充電量に応じた発電制御や路面状況に応じた発電制御)もあって、普通に乗っている限りエンジンの存在はほとんど感じない。アクセル全開時にエンジンサウンドは聞こえてくるが、遠くで回っているようなイメージだった。音色に雑味がないのでノイジーと感じない。
 絶対的な力強さもレベルアップした。スペック的には旧型の109ps/254Nmから116ps/280Nmとさほどではない。だが体感上は数値以上の差がある。パフォーマンスはクラストップレベルだ。

スタイリングは「アドバンスドコンパクト」をキーワードに開発 リアランプは左右連結デザイン ワイド感を強調
1198cc直3DOHC12V(82ps/103Nm)は発電用 駆動はモーター(116ps/280Nm)が行う モーターはリーフと共通仕様 WLTCモード燃費:28.4km/リッター(X)

ドライブモードは3種。エコでも走りは俊敏

 ドライブモードはエコ(デフォルト)/ノーマル/スポーツの3タイプ。エコは「これがノーマルでいいのでは?」と思うくらいのオールラウンダー。旧型のS(スマート)から変更されたスポーツはその名のとおり力強く元気いっぱい。個人的にはエコとスポーツの2モードで十分だと感じた。

 ブレーキは、アクセルペダルだけでドライブできる1ペダルのeパワー・ドライブを継承。ただしアクセルOFFだけでは、完全停止できなくなった。代わりにクリープを追加。これはユーザーからのフィードバック(車庫入れなどで微速コントロールが難しいなど)を受けての変更だ。なお、eパワー・ドライブの減速Gは旧型と共通。強力さはそのままに、従来のカックンブレーキのような唐突な感じはなくなった。まるでベテランドライバーのような滑らかな制御が印象的だ。

プラットフォームは日産最新のCMF―B型 4045mmの全長と2580mmのホイールベースは旧型比でそれぞれ55mm/20mm短い 新型は日本ベストの設計を徹底
Xはプロパイロット/ニッサンコネクトナビをop設定(44万2000円/ナビのみは37万700円) プロパイロットはナビ連携機能付き 室内は上質な雰囲気

最新プラットフォーム採用。運動性能大幅アップ!

 プラットフォームは全面刷新。日産は「次世代小型車向けプラットフォーム」と呼ぶが、ルノーの新型ルーテシアや新型ジューク(日本未発売)が採用するCMF-Bだ。旧型のVプラットフォームに対し高強度・高剛性、遮音構造最適化による静粛性向上、さらに高性能・高剛性サスペンションや高剛性ステアリングの採用で、基本性能が大きく底上げされた。
 実はパワートレーン以上に驚いたのはハンドリングだった。走り始めてすぐに、しっかりとしたステアリング系を実感。ステアリング剛性90%アップはダテではない。従来は操作感が軽い以外、目立った取り柄はなかった。新型は芯が1本通っている印象。しかも滑らかで高い直結感を感じる。まさに激変した。

 フットワークは、ロールは深めだが操舵に対する応答性が高い。しかも、そこからのクルマの動きが滑らかで連続性がある。内輪を上手に使えていることなど、当たり前のことが当たり前にできるようになった。ハンドリングの正確性、車両の安定性、安心感は、ボディ/サスペンションを専用チューニングした旧型eパワー・NISMO・Sを大きく超える。タイヤはエコタイヤを履くが、通常走行ではそれを感じさせない。タイヤを変えるだけで、もっと走行性能はレベルアップするだろう。
 乗り心地もいい。しなやかで、優しく心地いい。今回は比較的路面状況がいいコースでの試乗だったが、それでも突起乗り越え時のショックの少なさ、アタリの柔らかさなどを実感した。
 最小回転半径は従来の5.2mから4.9mに短縮。ステアリング系のクイック化/操作力の低減も図られた。取り回しのよさはクラストップといえる。

 先進安全装備も充実。プロパイロット(Xのみにオプション設定・44万2200円)は日産車初となるナビゲーション連携式にアップデート。地図情報からカーブやジャンクションの大きさを把握し、車速をコントロール。より確実、よりスムーズなステアリング支援が可能になった。上級モデルと同じ「360度セーフティ」を実現している点も魅力だ。
 新型ノートは、ズバリ「やったぜ日産」〟という1台に仕上がっている。旧型は3年連続コンパクトカー販売台数No.1を獲得したが、新型はその記録を更新するかもしれない。このクラスの台風の目になることは間違いない。

シートは大型ファブリック張り Xはグラデーショントリコット仕様 後席はリクライニング機能付き 室内長2030mm
ラゲッジ空間は幅の広い使い勝手に優れたスクエア形状 後席は6対4分割
メーターはバイザーレスのフル液晶式 スピードはデジタルで見やすく表示 左側に各種情報が呼び出せる高機能設計
走行セレクターはモダンな形状 Pレンジはボタン選択式 駐車ブレーキは全車ホールドモード付き電動タイプ
ACCのプロパイロットはX専用op 他グレードは装着不可
ニッサンコネクトナビは9インチモニター バック時は後方と俯瞰情報を表示
フロントグリルはアリアと共通イメージ Vモーション形状 日産の新CIマーク装備
Xは185/65R16タイヤ+専用形状フルカバー装着 最小回転半径は4.9m

日産ノートX(FF) 主要諸元と主要装備

グレード=X
価格=218万6800円
全長×全幅×全高=4045×1695×1520mm
ホイールベース=2580mm
トレッド=1490/1535mm
車重=1350kg
エンジン(レギュラー仕様)=1198cc直3 DOHC12V
最高出力=60(82)kW(ps)/6000 rpm
最大トルク=103(10.5)Nm(kg・m)/3600~5200 rpm
モーター=交流同期電動機(EM47型)
最高出力=85(116) kW(ps)/2900~10341
最大トルク=280(28.6) Nm(kg・m)/0~2900rpm
WLTCモード燃費=28.4km/リッター
(市街地/郊外/高速道路=28.0/30.7/27.2)
サスペンション=フロント:ストラット/リア:トーションビーム
ブレーキ=フロント:ベンチレーテッドディスク/リア:ドラム
タイヤ&ホイール=185/60R16+スチール
駆動方式=FF
乗車定員=5名
最小回転半径=4.9m
●主な燃費改善対策:ハイブリッド/アイドリングストップ/可変バルブタイミング/ミラーサイクル/電動パワーステアリング
●主要装備:ヒルスタートアシスト/インテリジェントエマージェンシーブレーキ/標識検知機能(侵入禁止、最高速度、一時停止)/車線逸脱警報/ふらつき警報/踏み間違い衝突防止アシスト/FRソナー/インテリジェントトレースコントロール(コーナリング安定性向上システム)/IRカット&スーパーUVカット断熱グリーンガラス/プライバシーガラス(R3面)/ハイビームアシスト/インテリジェントオートライト/電制シフト/プッシュパワースターター/e-POWERモードスイッチ/EVモード/インテリジェントキー/オートAC/6対4分割Rシート/イモビライザー/前席エアバッグ/運転席ニーエアバッグ/前席サイドエアバッグ&カーテンエアバッグ/スチールホイール+フルカバー
●装着メーカーop:プロパイロット&ニッサンコネクトナビ(ナビリンク機能付きプロパイロット+SOSコール付きプロパイロット緊急停止支援システム+ステアリングスイッチ+日産コネクトナビ+移動物検知機能付きインテリジェントアラウンドビューモニター+インテリジェントルームミラー+インテリジェントキー+後側方検知機能+USB電源ソケット+ワイヤレス充電器) 44万2200円/LEDヘッドライト(LEDヘッドライト+アダプティブヘッドライトシステム+LEDフォグランプ)9万9000円
●ボディカラー:ビビッドブルー/スーパーブラック2トーン(op5万5000円)
※価格はすべて消費税込み

X・本革シート/16インチアルミ/LEDヘッドランプ装着車(セットop33万5500円) ノートをワンクラス上のイメージに演出 「小さな高級車」の雰囲気がある 写真のボディカラーはオペラモーブ/ブラック2トーン(op5万5000円)
ノート・オーテック(FF) 価格:250万4700円 オーテックはXをベースに専用フロントグリル/ブルーシグネチャーLED/各部クローム加飾/メタルフィニッシュドアミラーを採用したスペシャルモデル 「大人の上質」を追求 メカニズムはベース車と共通仕様

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