名車ルノー5が電気自動車で復活! 新事業計画「RENAULUTION」のなかでルノーが発表

ルノーが新事業計画「RENAULUTION」を公表。電気自動車の開発強化を主軸に据え、その象徴モデルとして5(サンク)プロトタイプを公開

 ルノーは2021年1月14日(現地時間)、グループの2025年までの新事業計画「RENAULUTION」を発表した。

 新事業計画では“volume to value(量から価値へ)”のキャッチのもと、電気自動車の開発を強化する旨をアナウンスし、その象徴的なモデルとして新型EVの5(サンク)プロトタイプを披露する。1972年にデビューした往年の5は、その先進的なデザインと高い実用性で大ヒット作に発展。そのコンセプトに触発され、今度はEVに昇華させたわけだ。

▲往年の5(サンク)をオマージュしたコンパクトEVの5プロトタイプ。充電ポートはフロント部に配置。“RENAULT”のロゴは長方形のライトとともに光りで浮かび上がる
▲往年の5(サンク)をオマージュしたコンパクトEVの5プロトタイプ。充電ポートはフロント部に配置。“RENAULT”のロゴは長方形のライトとともに光りで浮かび上がる
▲車名ロゴと縦長コンビネーションランプもかつての5をイメージ。EVなのでマフラーは未装備
▲車名ロゴと縦長コンビネーションランプもかつての5をイメージ。EVなのでマフラーは未装備
▲45度ほど傾斜したCピラーなども往年の5と同イメージ。テキスタイルルーフはモダン家具から着想を得た
▲45度ほど傾斜したCピラーなども往年の5と同イメージ。テキスタイルルーフはモダン家具から着想を得た
▲フロントウィンドウ部にはガラスディスプレイを設定。充電時間など必要な情報をユーザーに提供する
▲フロントウィンドウ部にはガラスディスプレイを設定。充電時間など必要な情報をユーザーに提供する

 また、ルノーの1ブランドであるダチアからは、新型SUVのビッグスター・コンセプトが公開される。エクステリアは、クールさとアウトドアスピリッツを融合した独自のSUVスタイルで構成。外装のプロテクティブパネルには、リサイクルプラスチック材を採用した。

▲新世代CセグメントSUVのダチア・ビッグスター・コンセプト。Y字型でアレンジしたLED照明シグネチャーが印象的だ
▲新世代CセグメントSUVのダチア・ビッグスター・コンセプト。Y字型でアレンジしたLED照明シグネチャーが印象的だ
▲将来を見据えて外装パーツにリサイクル素材を活用。パワーユニットには代替エネルギーとハイブリッドエンジンの搭載を予定する
▲将来を見据えて外装パーツにリサイクル素材を活用。パワーユニットには代替エネルギーとハイブリッドエンジンの搭載を予定する

 一方、2020年まではルノーのブランド名でF1に参戦してきたが、2021年シーズンからはアルピーヌへと名称を変更する。その参戦マシンである「A521」が、暫定カラーで発表された。ブラックの塗装色は往年の「A500」をオマージュ。そこに、トリコロールカラーと白抜きAエンブレムを配してオリジナリティを強調した。

▲2021年シーズンのF1に参戦するアルピーヌF1チームの新マシン「A521」。写真は暫定カラー
▲2021年シーズンのF1に参戦するアルピーヌF1チームの新マシン「A521」。写真は暫定カラー
▲長期的な成長を目指すアルピーヌはロータスと技術提携してEVスポーツカーを開発する旨もアナウンスした
▲長期的な成長を目指すアルピーヌはロータスと技術提携してEVスポーツカーを開発する旨もアナウンスした
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