【国産コンパクトカー比較】スイフトスポーツは純スポーツ指向の軽量モデル。上質にこだわったノートと好対照

スズキ・スイフトスポーツ 価格:6MT 201万7400円/6SAT 208万8900円 最新モデルは安全装備が充実 1337cc直4DOHC16Vターボ(140ps/230Nm)搭載 6速ATと6速MTを設定 足回りは欧州セッティング
スズキ・スイフトスポーツ 価格:6MT 201万7400円/6SAT 208万8900円 最新モデルは安全装備が充実 1337cc直4DOHC16Vターボ(140ps/230Nm)搭載 6速ATと6速MTを設定 足回りは欧州セッティング

スズキ・スイフトスポーツ 価格:6MT 201万7400円/6SAT 208万8900円 vs 日産ノートX(FF) 価格:218万6800円 試乗記

スイスポは走りにこだわったコンパクトハッチ代表。軽さの美点が光る

日産ノートX(FF) 価格:218万6800円 ノートは全車eパワー モータースペックは116ps/280Nm 全長×全幅×全高4045×1695×1520mm
日産ノートX(FF) 価格:218万6800円 ノートは全車eパワー モータースペックは116ps/280Nm 全長×全幅×全高4045×1695×1520mm

 歴代スイフトは、「走りにこだわる」コンパクトハッチの代表。標準モデルもスポーティだが、真骨頂はスイフトスポーツ(以下スイスポ)だ。販売もスイスポが主力である。
 日本のコンパクトハッチは、「前席優先のパーソナルモデル」、「ファミリーユースも担うオールラウンダー」に分かれるが、スイスポは前者、ノートは後者だ。スイスポの全長×全幅×全高は 3890×1735×1500 mm。旧型に対して全長を短縮。よりスポーティなフォルムになった。全幅は3ナンバー規格。これが安定感を生み出す源泉だ。3ナンバーだが、取り回し性はいい。
 居住性はノートの圧勝。ただしスイスポも前席優先モデルの中では、パッケージングは優秀。欧州を含めたグローバルモデルだけのことはある。

 スイスポのパワートレーンは 1.4リッター直噴ターボ(140ps/230Nm)。トランスミッションは6速MT/6速ATを用意。力強さ/トルク感はeパワーに引けを取らない。しかもエンジンを回す楽しみが存分に味わえる。スポーツを名乗るにふさわしい。エンジンサウンドも刺激的だ。
 スイスポのフットワークは素晴らしい。新プラットフォーム(ハーテクト)と欧州仕込みのサスペンションの効果で、ハンドリングはクラストップ級。しかも車重は1トンを切る。ノートもプラットフォーム刷新で基本性能が大きくアップしたが、スイスポとの重量差は230kgに達する。
 スイスポは「軽さの美点」が実感できる実力派。走り好きを魅了してやまない。

スイフトスポーツの室内は機能的な造形 レッドアクセントが印象的 速度計は260km/hスケール ステアリングはディンプル加工本革巻き
スイフトスポーツの室内は機能的な造形 レッドアクセントが印象的 速度計は260km/hスケール ステアリングはディンプル加工本革巻き
スイフトスポーツの前席は座り心地とサポート性に優れたバケット形状 運転席はハイト&シートヒーター付き 乗り心地は硬め
スイフトスポーツの前席は座り心地とサポート性に優れたバケット形状 運転席はハイト&シートヒーター付き 乗り心地は硬め
ラゲッジスペースはボディサイズ相応 後席使用時容量は265リッター 後席は6対4分割タイプ
ラゲッジスペースはボディサイズ相応 後席使用時容量は265リッター 後席は6対4分割タイプ

スズキ・スイフトスポーツ 主要諸元の主要諸元と主要装備

グレード=スポーツ(AT)
価格=6SAT 208万8900円
全長×全幅×全高=3890×1735×1500mm
ホイールベース=2450mm
トレッド=フロント1510×リア1515mm
最低地上高=120mm
車重=990kg
エンジン=1371cc直4DOHC16Vターボ(プレミアム仕様)
最高出力=103kW(140ps)/5500rpm
最大トルク=230Nm(23.4kgm)/2500~3500rpm
WLTCモード燃費=16.6km/リッター(燃料タンク容量37リッター)
(WLTC市街地/郊外/高速道路:11.9/17.6/19.1km/リッター)
サスペンション=フロント:ストラット/リア:トーションビーム
ブレーキ=ベンチレーテッドディスク/Ⓡディスク
タイヤ&ホイール=195/45R17+アルミ
駆動方式=FF
乗車定員=5名
最小回転半径=5.1m

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