大幅アップデートを果たしたアウディQ2が日本デビュー。発売は本年5月に開始

アウディの人気コンパクトSUV「Q2」が4年ぶりに大幅刷新。内外装デザインの変更や機能装備の拡充などを実施。導入記念モデルの「1stエディション」も設定

 アウディ・ジャパンは2021年2月24日、プレミアムコンパクトSUV「Q2」のマイナーチェンジモデルを公開し、本年5月より発売すると発表した。

車種展開は以下の通り。
Q2 35TFSIアドバンスト:394万円
Q2 35TFSI Sライン:430万円
なお、日本導入記念モデルとしてQ2 1stエディション(544万円)を125台限定で販売する。

▲アウディQ2 35TFSIアドバンスト 価格:7DCT394万円 全長4200×全幅1795×全高1530mm ホイールベース2595mm 車重1340kg 乗車定員5名 多角形のモチーフをインサートしたうえでよりフラットで幅広い形状とした八角形のシングルフレームグリルをやや低い位置にレイアウト。写真のボディカラーは新色のアップルグリーンメタリック
▲アウディQ2 35TFSIアドバンスト 価格:7DCT394万円 全長4200×全幅1795×全高1530mm ホイールベース2595mm 車重1340kg 乗車定員5名 多角形のモチーフをインサートしたうえでよりフラットで幅広い形状とした八角形のシングルフレームグリルをやや低い位置にレイアウト。写真のボディカラーは新色のアップルグリーンメタリック

 4年ぶりの大幅刷新となるQ2は、内外装のデザイン変更や機能装備の拡充などを図って、さらに先進的なキャラクターへと変貌を遂げたことが特徴である。
 まずエクステリアでは、多角形のモチーフをインサートしたうえでよりフラットで幅広い形状とした八角形のシングルフレームグリルをやや低い位置にレイアウトし、合わせてヘッドライト下に印象的な表面処理を施して、フロントセクションの存在感や幅の広さを強調。ヘッドライトにはLEDタイプを標準で装備する。また、ボンネット先端には往年の Sport quattroのイメージを受け継ぐ3分割スリットを設置。さらに、開口部が拡大したフロントバンパー、五角形のモチーフを取り入れた力強い造形のリアバンパー、新デザインのリアディフューザーなどを組み込み、これまで以上にスポーティで印象的なルックスを創出した。
 グレードごとに差異化を図った点も見逃せない。アドバンストはアンダーガードをシルバーに、サイドシルやブレードをマンハッタングレーメタリックのコントラストペイントに彩る。一方でSラインは、アンダーガードとサイドシルをボディ同色で仕立てたうえでブレードのコントラストペイントをセレナイトシルバーで彩り、合わせてSラインバンパーやSルーフスポイラーなどの専用アイテムを装着した。ボディサイズはアドバンストが全長4200×全幅1795×全高1530mm、Sラインが全長4205×全幅1795×全高1520mmと、都市部の機械式立体駐車場に入庫可能な寸法に設定。ボディカラーはアウディとして初となるアップルグリーンメタリックを含む5タイプの新色をラインアップし、同時にブレードのカラーラインアップを一新させた。

▲アウディQ2 35TFSI Sライン 価格:7DCT430万円 全長4205×全幅1795×全高1520mm ホイールベース2595mm 車重1340kg 乗車定員5名 SラインバンパーやSルーフスポイラーなどの専用アイテムを装着する。写真のボディカラーはターボブルー
▲アウディQ2 35TFSI Sライン 価格:7DCT430万円 全長4205×全幅1795×全高1520mm ホイールベース2595mm 車重1340kg 乗車定員5名 SラインバンパーやSルーフスポイラーなどの専用アイテムを装着する。写真のボディカラーはターボブルー

 内包するインテリアは、エアベントやシフトレバーなどの一部造形を変更したほか、ダイヤモンドペイントフィニッシュシルバーグレーのデコラティブパネルを新たに配備。また、オプションのSライン プラスパッケージを選択すると、スポーツシートをはじめ、アルミニウムルックインテリアやマルチカラーアンビエントライティング、ステンレススチールフットペダル、ライトグラフィックのデコラティブパネルなどが組み込まれ、よりスポーティなキャビン空間に仕上がる。一方、メーターパネル内には12.3インチ液晶ディスプレイのアウディバーチャルコックピットを採用。MMIナビゲーションシステムやAudi connect、アウディスマートフォンインターフェイスなど、利便性の高いインフォテインメントシステムを搭載する。そしてドライバーアシスタンスシステムとしては、従来のアダプティブクルーズコントロールやアクティブレーンアシスト、トラフィックジャムアシストを統合したアダプティブクルーズアシスト、サイドアシスト、プレセンスベーシック、ハイビームアシストをセーフティパッケージとして設定した。

▲Sラインでアップルグリーンメタリックを選択した際は、コントラストペイントがマンハッタングレーメタリックとなる
▲Sラインでアップルグリーンメタリックを選択した際は、コントラストペイントがマンハッタングレーメタリックとなる

 パワーユニットに関しては、進化版TFSIガソリンエンジンの1497cc直列4気筒DOHC直噴ガソリンターボエンジンを搭載。最高出力は150ps/5000~6000rpm、最大トルクは250Nm/ 1500~3500rpmを発生する。また、低負荷および低回転域では効率化システムのシリンダーオンデマンド(cod)機能が作動し、2番および3番シリンダーを一時的に休止することで燃料消費とCO2排出量の低減を図った。トランスミッションには高効率の7速Sトロニックを組み合わせ、前輪を駆動。シャシー面についてはアドバンストにスタンダードサスペンションを、Sラインにスポーツサスペンションを装備し、さらに、ステアリング機構には操舵角の増加とともにギアレシオをクイックな方向へ変化させるプログレッシブステアリングを組み込んだ。シューズにはアドバンストに5ダブルスポークデザイン7J×17アルミホイール+215/55R17タイヤを、Sラインに5アームスターデザイン7J×17アルミホイール+215/55R17タイヤを標準で装備し、オプションとして5アームダイナミックデザイン グラアファイトグレー7J×18アルミホイール+215/50R18タイヤや5スポークYデザイン7J×18アルミホイール+215/50R18タイヤ(Sライン プラスパッケージ)などを用意している。

▲パワーユニットには低負荷の際に2気筒となる気筒休止システムのシリンダーオンデマンド(cod)を組み込んだ進化版TFSIガソリンエンジンの1497cc直列4気筒DOHC直噴ガソリンターボ(150ps/250Nm)を搭載
▲パワーユニットには低負荷の際に2気筒となる気筒休止システムのシリンダーオンデマンド(cod)を組み込んだ進化版TFSIガソリンエンジンの1497cc直列4気筒DOHC直噴ガソリンターボ(150ps/250Nm)を搭載

 日本導入記念モデルのQ2 1stエディションを見ていこう。ベースモデルはQ2 35TFSI Sラインで、ボディカラーにはアップルグリーンメタリックとアローグレーパールエフェクトの2タイプを用意。ともにコントラストペイント、マンハッタングレーのブレードを採用する。また、コンビニエンス&アシスタンスパッケージやナビゲーションパッケージ、テクノロジーパッケージ、Sライン プラスパッケージ、ブラックスタイリングパッケージのほか、Audi Sport 19インチアルミホイールとマトリクスLED ヘッドライトダイナミックインジケーター付(フロント・リア)を標準で装備した。

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