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「最新モデル試乗」よりハンサムに、力強く変身。欧州ベストセラーSUV、ルノー・キャプチャーが愛される理由

Writer:森口将之 Photo:小久保昭彦

ルノー・キャプチャー・インテンス・テックパック 価格:7DCT 319万円 試乗記

ルノー・キャプチャー・インテンス・テックパック 価格:7DCT 319万円 インテンス(299万円)と同テックパックの2グレード構成 全車18インチアルミを装着し全車速対応ACCや360度モニターなど安全装備充実 テックパックは本革シートとレーンセンタリングアシスト標準
ルノー・キャプチャー・インテンス・テックパック 価格:7DCT 319万円 インテンス(299万円)と同テックパックの2グレード構成 全車18インチアルミを装着し全車速対応ACCや360度モニターなど安全装備充実 テックパックは本革シートとレーンセンタリングアシスト標準

日本仕様は2グレード構成。パワーユニットは1.3リッターターボ(154ps)

 SUVが人気を集めているのは、ヨーロッパも同様だ。2020年、欧州で最も売れたSUVが新型ルノー・キャプチャー(2ndモデル)だった。乗用車車名別ランキングでも堂々の6位にランクイン。幅広いユーザーに支持されている。日本でもこの2月に新型キャプチャーが上陸した。

 新型はプラットフォームとパワートレーンの双方を刷新。それが好調な販売結果につながった。
 プラットフォームは、ルノー/日産/三菱アライアンスが開発し、ルーテシアや日産ノートも用いるCFM-Bを使う。パワートレーンはダイムラーと共同開発した1.3リッター直列 4気筒ターボエンジンに、 7速DCTを組み合わせる。
 先進運転支援システム(ADAS)の充実も著しい。アダプティブクルーズコントロールやレーンキープアシスト、衝突被害軽減ブレーキは標準装備だ。

 日本仕様のラインアップは、インテンスとインテンス・テックパックの2グレード構成。基本メカニズムと装備は両車共通。テックパックは本革シート、レーンセンタリングアシストを専用装備する。試乗車は上級版のテックパックだ。

LEDタイプのリアランプはフロントと同様のCシェイプ キャプチャーの駆動方式はFF
1333cc直4DOHC16Vターボ 154ps/5500rpm 270Nm/1800rpm ルーテシア比23ps/30Nmパワフル WLTCモード燃費:17.0km/リッター

伸びやかなスタイリング。ルーミーな室内は好印象

 ボディサイズは従来比でひと回り拡大。全長×全幅×全高は4230×1795×1590mm。ルーテシアがモデルチェンジでダウンサイズしたのに対し、全長で95mm、全幅は15mm、全高は5mmサイズアップした。インポーターの説明によれば、ハッチバックでは狭いと感じるユーザーの要望に応えるためだという。ルノーはカングーなど、空間効率に優れた車種をいち早く送り出してきた。その経験をSUVに投入したのだ。

 スタイリングは、ひとクラス上かと思うほどの存在感がある。全体的に丸みが抑えられてシャープになった。サイドウィンドウ下端から2トーンカラーの境目に達するクロームラインが印象的だ。Cシェイプのデイタイムランプを配した顔は最新ルノー共通イメージ。キャプチャーはリアコンビランプも同じイメージでまとめた。

 インテリアは落ち着いた雰囲気が漂う。インパネやドアトリムにソフトパッドやシルバーアクセントを採用したことが効いている。センターコンソールはフライングスタイル。7速DCTのセレクターレバーは電気式で、モダンなテイストだ。
 シートはフランス車ならではの快適設計。前席はそれほどソフトではないものの、サイズは大きめで、ゆったり体を包み込む感触が心地いい。後席は160mmの前後スライドを標準装備。ロングホイールベースに加え、高めの着座位置のメリットで、身長170cmのパッセンジャーがゆったり座れる。後席使用時に最大で536リッターの容量を確保したラゲッジスペースを含め、ハッチバック車とは別次元の広さという説明に納得した。

インパネはワイドな視界と操作性に配慮した水平基調 各部ソフトパッド仕上げ 運転姿勢はアップライト 本革巻きステアリングにはチルト&テレスコピック機構を内蔵 フットワークは懐が深い
テックパックの本革シートは大型サイズ 運転席電動調節機能付き 後席は前後160mmスライドする フランス車らしい快適な乗り心地が魅力

パワフルな走り。フットワークは懐の深さが魅力

 エンジンは基本的にはルーテシアと共通。ただし最高出力は154ps、最大トルクは270Nmで、23psと30Nmアップしている。対する車両重量は1310kg。100kgほどの増加に留まっているので、加速は余裕があり、静粛性も高い。4気筒にこだわった成果で、高回転域まで回すような場面でも音質は気にならない。

 ADASは同様の技術を採用したルーテシアと比べ、作動感がリニアになっており、改良が確認できた。ルーテシアに続いて導入したBOSEの新サウンドシステムは、ライバル各車の標準オーディオを超えた高音質である。
 乗り心地はしっかりとした印象。低速での乗り心地は硬めだ。重心が高いボディ、215/55R18という太く大径のタイヤに合わせてチューニングしたためだろう。粗い印象はなく、重厚なイメージを受けた。速度を上げていくと、ルノーらしく揺れを抑えて姿勢をフラットに保つフィーリングになる。

 ステアリングは低速では軽いが、50km/h程度からしっとりした重みに変化していく。ドライブモードをスポーツに切り替えれば、エンジンの回転を高めに保ち、スロットルレスポンスが鋭くなる。
 フットワークは懐が深い。ペースを上げるにつれサスペンションがストロークし、タイヤがしっとり接地して、安定したグリップでコーナーを抜けていく。
 新型キャプチャーが支持されているのは、デザインやクオリティに加えて、この走りも評価されているからだろう。日本でも総合力を重視するユーザーにとって、理想に近い1台になりそうだ。

ボディカラーは全6タイプ 2トーンカラー標準 ルーフカラーは黒か白の組み合わせ
フロントマスクは大型エンブレムが存在感を演出 バンパー両端にエアディフレクター装備
215/55R18タイヤ&アルミ装着 ブレーキはフロント:ディスク/リア:ドラムの組み合わせ
単眼カメラとレーダーで構成する安全・運転支援システム標準
メーターは中央部が液晶タイプ 走行モードに応じて表示の切り替えができる
トランスミッションは7速DCT 変速はシャープ パドルシフト標準
ACCは全車速対応・渋滞追従機能付き テックパックは車線中央維持設定装備
駐車ブレーキは電気式 左側にスマートキー用スペース
オートACはダイヤル操作タイプ スイッチは上質なシルバー仕上げ

ルノー・キャプチャー・インテンス・テックパック 主要諸元と主要装備

グレード=インテンス・テックパック
価格=7DCT 319万円
全長×全幅×全高=4230×1795×1590mm
ホイールベース=2640mm
トレッド=フロント:1555×リア:1540mm
車重=1310kg
エンジン=1333cc直4DOHC16Vターボ(プレミアム仕様)
最高出力=113kW(154ps)/5500rpm
最大トルク=270Nm(27.5kgm)/1800rpm
WLTCモード燃費=17.0km/リッター(燃料タンク容量48リッター)
(市街地/郊外/高速道路=12.9/17.2/19.5km/リッター)
サスペンション=フロント:ストラット/リア:トーションビーム
ブレーキ=フロント:ベンチレーテッドディスク/リア:ドラム
タイヤ&ホイール=215/55R18+アルミ
駆動方式=FF
乗車定員=5名
最小回転半径=5.4
●主要燃費改善項目:直噴エンジン/可変バルブタイミング機構/アイドリングストップ/充電制御/電動パワーステアリング/EDC(エフィシエントデュアルクラッチ)
●主要装備:アダプティブクルーズコントロール(ストップ&ゴー機能付)/レーンセンタリングアシスト/アクティブエマージェンシーブレーキ/360度カメラ/前後パーキングセンサー/ブラインドスポットワーニング/レーンキープアシスト/レーンデパーチャーワーニング/セーフティディスタンスワーニング/オートハイ&ロービーム/トラフィックサインレコグニション/前席&前席サイド&カーテンエアバッグ/LEDヘッドライト/プライバシーガラス/ルーフ同色ドアミラー/18インチアルミ/2トーンボディカラー/シャークアンテナ/ルーフレール/7インチデジタルインスツルメントパネル/本革巻きステアリング/ステアリングヒーター/本革シート/前席シートヒーター/運転席電動調節機能/7インチマルチメディア/Boseサウンドシステム/9スピーカー/オートAC/アンビエントライト(8色)/自動防眩ルームミラー/スタート&ストップ機能/電動パーキングブレーキ/ハンズフリーカードキー/スマートフォンワイヤレスチャージャー/ルノーマルチセンス/ECOモード/オートライト/パドルシフト/チルト&テレスコピック機構/ルノーワランティ(3年間or6万km保証)
●ボディカラー:ブランナクレメタリック/ノワールエトワールメタリック(op4万4000円)
※価格はすべて消費税込み

7インチセンターディスプレイはスマホ連携機能付き多機能型 360度モニター標準
荷室は広くアレンジ多彩 後席使用時のラゲッジ容量はクラス最大536リッター
リアゲートは手動式 軽い操作力で開閉 開口部は実用的な幅と高さを確保している

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