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「最新モデル試乗」最高出力625ps、世界最速セダン! 一見ジェントル、実は超高性能なBMW・M5コンペティションの大人の色香

Writer:河村康彦 Photo:小久保昭彦

BMW・M5コンペティション 価格:8SAT 1877万円 試乗記

BMW・M5コンペティション M5は「羊の皮を被った狼」の代表 最高出力600psの標準仕様と同625psのコンペティションを設定 駆動方式は電子制御4WD ボディタイプは4ドアセダン ライバルはメルセデスAMG・E63SやアウディRS6など
BMW・M5コンペティション M5は「羊の皮を被った狼」の代表 最高出力600psの標準仕様と同625psのコンペティションを設定 駆動方式は電子制御4WD ボディタイプは4ドアセダン ライバルはメルセデスAMG・E63SやアウディRS6など

サーキットで培った技術を導入したセダン。すべてが別格

BMW・M5の○と×
○:失われていない4ドアセダンとしての実用性
×:アウトバーンが舞台でも過剰な動力性能

 BMWのミドルモデル、5シリーズの頂点に立つM5がリファインを受けた。最新モデルは、一部内外装の変更やADAS、コネクティビティ機能の向上など各部をアップデート。フレッシュな魅力を放つ。
 試乗したM5コンペティションは、「サーキットで培った技術を余すことなく導入」したMハイパフォーマンスモデルの中にあっても、とくに走りに磨きをかけた存在。基本ディメンション&メカニズムはベーシックなM5と同様だが、専用チューニングでエンジン出力は25psアップの625psを発生。キドニーグリルやテールパイプエンドには専用仕上げが施され、シートベルトも独自意匠。見た目にも特別な演出がなされている。

 1st・M5の誕生は1985年。2nd・5シリーズをベースに、名車M1由来の自然吸気直6DOHC24V(286ps)を搭載するFRモデルとして誕生した。以来35年以上が経過した現在、スペックの向上は圧倒的だ。
 最新モデルの心臓部はツインターボ付き4.4リッター・V8ユニット。ベーシックモデルでも最高出力は600psとスーパーカー級。試乗車のコンペティションは625ps、最大トルクは過給機の効果で「超ド級」の750Nmを発揮する。このアウトプットを受け止めるため、駆動方式は4WD。どの部分を見ても、1stモデルとは隔世の感を抱かされる。

全長×全幅×全高4990×1905×1475mm パワーウエイトレシオ:3.10kg/ps
4394cc・V8DOHC32Vツインターボ 625ps/6000rpm 750Nm/1800〜5860rpm 全域パワフル&スイート 0→100km/h加速は3.3秒でクリア

凄まじい速さ! 潔く尖った仕上がりが気持ちいい

 3.3秒という0→100km/h加速のデータを持ち出すまでもなく、M5コンペティションの全力加速力は「凄まじい」のひとこと。1.9トン超という重量を、まったく意識させない。その速さは、せっかくの「V8サウンド」さえ味わう暇がないほどだ。これでは、「さすがにアウトバーンでも持て余してしまうのではないか?」と思った。セダンながら、パフォーマンスはまさしくスーパースポーツ級。パワーをフルに解き放つにはサーキットに足を運ぶ必要がある。

 一方で、全力走行へと至るまでのアクセルコントロールを節度を持って行えば、つねに十分な余力と甘美なフィーリングを味わうことができる。つまり絶対的な速さだけでなく、走りの一瞬、一瞬でもドライバーに快感を与えるのだ。そんな二面性がM5の魅力だ。
 大柄なセダンではあるものの、サーキット・ユースを意識していることは、減速時のショックを許容する8速ATや、硬質なサスペンションのチューニングにも実感できる。
 よくも悪くも潔く尖った仕上がり――M5は、腕に覚えのあるドライバーにこそふさわしい。

インパネ形状は5シリーズと共通 写真はフルレザー・メリノインテリア(op76万7000円) 良好な視界の利点で車両感覚は掴みやすい コントロールディスプレイは10.25インチ 渋滞時ハンズオフ機能などADAS充実
シートは上質レザー張り 前席はサーキット対応スポーツバケット 乗り心地は硬質 高速になるほどフラットに変化する
レーザーライト標準 LEDの約2倍(最長650m)の照射距離を誇る高性能仕様
サイドギルは空力性能を高める機能アイテム
排気エンドはブラッククローム仕上げの4本出し 胸のすく快音を奏でる
フロント275/35R20/リア285/35R20装着 写真のカーボンブレーキはop(120万5000円)
メーターはフル液晶 速度計は330km/hスケール レッドゾーンは7200rpmオーバーの設定
トランスミッションは8SAT 変速フィールはダイレクト パドルシフト標準
エンジンやシャシー設定は細部までカスタマイズできる
Mボタンで好みの走行モードが瞬時に呼び出せる
リアエンターテインメント機能は後席用モニターを2基装着
トランクは級サルーンらしく530リッターの大容量 リッドは電動開閉式

BMW・M5コンペティション 主要諸元と主要装備

グレード=M5コンペティション
価格=8SAT 1877万円
全長×全幅×全高=4990×1905×1475mm
ホイールベース=2980mm
トレッド=フロント:1620×リア1595mm
最低地上高=130mm
車重=1940kg
エンジン=4394cc・V8DOHC32Vツインターボ(プレミアム仕様)
最高出力=kW(㎰)/rpm460kW(625ps)/6000rpm
最大トルク=750Nm(76.5kgm)/1800〜5860rpm
WLTCモード燃費=未公表(燃料タンク容量68リッター)
サスペンション=フロント:ダブルウィッシュボーン/リア:マルチリンク
ブレーキ=前後ベンチレーテッドディスク
タイヤ&ホイール=フロント:275/35R20/リア:285/35R20+アルミ
駆動方式=4WD
乗車定員=5名
最小回転半径=5.9m
●主要燃費改善項目=筒内直接噴射/無段階可変バルブリフト(バルブトロニック)/吸排気無段階可変バルブタイミング(ダブルVANOS)/充電制御/アイドリングストップ/電動パワーステアリング
●主要装備=ドライビングアシスト・プロフェッショナル(アクティブクルーズコントロール+ステアリング&レーンコントロールアシスト+車線逸脱警告+レーンチェンジウォーニング+アクティブサイドコリジョンプロテクション+前車接近警告+衝突回避・被害軽減ブレーキ+後車衝突警報機能+クロストラフィックウォーニング+高速道路渋滞時ハンズオフアシスト+レーンチェンジアシスト+トラフィックサインアシスト)/BMWコネクテッドドライブ・プロフェッショナル/パーキングアシスト・プラス/アクティブプロテクション/ハイビームアシスタント/ヘッドアップディスプレイ/Mツインパワーターボテクノロジー/Mスポーツエキゾーストシステム/M・xドライブシステム/アクティブMデファレンシャル/アダプティブMサスペンション/Mコンパウンドブレーキシステム/Mサーボトロニック(車速感応式パワーステアリング)/Mドライブ(走行モード切り替え)/CFRP製ルーフ/Mドアミラー/BMWレーザーライト/Mリアスポイラー/Mマルチファンクション・レザーメリノシート/BMWライブコクピット(12.3インチメーターパネル+10.25インチワイドコントロールディスプレイ+HDDナビゲーション)/マルチファンクションMスポーツレザーステアリング/オートAC/アンビエントライト/BMWインテリジェント・パーソナルアシスタント(AI音声会話システム)
●装着メーカーop=フルレザーメリノインテリア76万7000円/Mカーボンエンジンカバー16万4000円/Mカーボンセラミックブレーキシステム120万5000円/フロントマッサージシート15万1000円/ダークカーボンアルミインテリアトリム7万9000円/リアエンターテインメントシステム37万1000円/Bowers & Wilkinsダイヤモンドサラウンドサウンドシステム56万8000円/Mドライバーズパッケージ33万5000円
●ボディカラー=スナッパーロックブルー(op10万円)
※価格はすべて消費税込み リサイクル費用は2万510円

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