【名車購入ガイド】WRC3年連続チャンプ獲得。インプレッサWRXはラリーの興奮が味わえた

SUBARUインプレッサ22BーSTi  22BーSTiは1995年から97年まで3年連続でチャンピオンを獲得した事を記念した限定車(400台) WRC参戦マシンのロードバージョンという性格 クーペボディはベース車比80mmワイド化 フラット4ターボは2.2リッターにボアアップ ボディカラーは写真の555ソニックブルーマイカのみだった
SUBARUインプレッサ22BーSTi  22BーSTiは1995年から97年まで3年連続でチャンピオンを獲得した事を記念した限定車(400台) WRC参戦マシンのロードバージョンという性格 クーペボディはベース車比80mmワイド化 フラット4ターボは2.2リッターにボアアップ ボディカラーは写真の555ソニックブルーマイカのみだった

SUBARUインプレッサ22B-STi 新車時価格:5MT 500万円(1998年式) 試乗記

22B-STiには戦いの場で鍛えたパワフルさを感じる!

 インプレッサ22B-STiはコンペティションの匂いがする。WRCの戦いを彷彿させるタフでハードな、ある種のプレッシャーのようなものが感じられる。
 パワースペックは280ps/37.5kgm。数字で比べる限り、22BはSTiバージョン4と比べてパワーは変わらず、トルクだけ1kgm向上したにすぎない。しかしクラッチをつないだ瞬間からパフォーマンスの違いがはっきりと感じ取れる。圧倒的に低回転域のトルクが太い。ターボが力を発揮する回転ゾーンに突入する前から、プラス200ccのアドバンテージは明確だ。

 アクセルを床まで踏み込むと、3000rpmに達する手前からターボの効果が感じられ、3300rpmあたりでフルブースト状態になる。22Bの場合、エンジンを7900rpmまで回す必要性はどこにも感じない。6500~7000rpmで十分。どこからアクセルを踏んでも、即座にターボが利きだし、強力なパワーと迫力の加速性能を発揮してくれる。恐ろしく実戦的なエンジンになっている。

22B-STiの足回りはビルシュタイン製倒立ダンパーとアイバッハ製スプリングの組み合わせ 足元は245/40ZR17ピレリPゼロとBBS製鍛造アルミ装着
22B-STiの足回りはビルシュタイン製倒立ダンパーとアイバッハ製スプリングの組み合わせ 足元は245/40ZR17ピレリPゼロとBBS製鍛造アルミ装着

ワイドボディが走りに貢献。意のままのハンドリングを生む!

 ボディワークは22B最大の特徴だ。ピーター・スティーブンスによるWRカーのデザインを、保安基準をクリアしながら再現した。
 全幅は1690mmという標準車に対して1770mmと80mmもワイド。左右のブリスターフェンダーがそれぞれ40mm張り出している。これは大きなサイズのタイヤ装着が目的だ。標準ボディだと、タイヤは205/50R16サイズが目いっぱい。17インチ化しても215/40R17が限度。それが235/40R17があっさり収まるのだ。

 定常旋回を行うと、ややアンダーステア傾向が強いように感じた。しかし、そこからアクセルを踏み込むと、リアタイヤがわずかにスライドしてフロントタイヤが外に逃げていくのを抑え込んでくれる。普通はリアのトレッドを集中的に広げると、アンダーステアが強く曲がりづらいクルマになるが、そうしたバランスの悪さもない。
(カー・アンド・ドライバー 1998年5月26日号掲載)

EJ22改型 2212cc水平対向4DOHC16Vターボ 280ps/6000rpm 37.0kgm/3200rpm エンジンブロックは高剛性クローズドデッキ仕様 ストラットタワーバー標準 低回転域から豊かなトルク発生 パワーウェイトレシオ:4.5kg/ps
EJ22改型 2212cc水平対向4DOHC16Vターボ 280ps/6000rpm 37.0kgm/3200rpm エンジンブロックは高剛性クローズドデッキ仕様 ストラットタワーバー標準 低回転域から豊かなトルク発生 パワーウェイトレシオ:4.5kg/ps
インパネはベース車と共通形状 機能的なデザイン メーターは回転計を中央に配置した4連形状 5速MTは1/2速ギアの材質を強化したクロースレシオ センターデフ調節機能標準
インパネはベース車と共通形状 機能的なデザイン メーターは回転計を中央に配置した4連形状 5速MTは1/2速ギアの材質を強化したクロースレシオ センターデフ調節機能標準
シートはエクセーヌ仕上げのバケット形状 オートACとナルディ製本革巻きステアリング標準 クラッチはレーシーな操作フィール
シートはエクセーヌ仕上げのバケット形状 オートACとナルディ製本革巻きステアリング標準 クラッチはレーシーな操作フィール

ワンポイント名車購入ガイド

 1stインプレッサWRX(GC/GF型)の中で1998年3月に400台限定で販売された22B-STiバージョンは別格。走行距離の少ない無事故車はプレミアム価格が付く。最近、ミントコンディションの車両が3300万円で取り引きされた。ただし標準仕様であれば100万円前後から入手可能。エンジンはフラット4ターボ。ターボ回りは負荷が掛かる部分。長く乗ろうと思うと、各部の部品交換が必要になる。4WDの駆動系チェックも重要だ。

1993年式SUBARUインプレッサ22B・STi 主要諸元の主要諸元と主要装備

グレード:22B-STiバージョン(1998年式・限定400台)
新車時価格:500万円
寸法・重量:全長×全幅×全高4365×1770×1390mm ホイールベース2520mm 車重1270kg
エンジン:2212cc水平対向4DOHC16Vターボ(280ps/6000rpm 37.0kgm/3200rpm)
サスペンション:前後ストラット(ビルシュタイン倒立ダンパー+アイバッハスプリング仕様)
ブレーキ:前後ベンチレーテッドディスク
タイヤ&ホイール:235/40R17+アルミ
駆動方式:4WD
乗車定員:5名
※1stモデル/生産期間:1992〜2000年

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