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第4世代の新型アウディA3シリーズが日本デビュー。導入記念モデルの「1stエディション」も設定

Writer:大貫直次郎 

アウディが新型A3/S3の日本での予約受注を開始。30TFSIには48Vマイルドハイブリッドシステム(MHEV)を搭載。発売は5月18日

 アウディ・ジャパンは2021年4月21日、新型A3/S3の日本での予約受注を開始し、合わせて導入記念モデルの「1stエディション」を設定して、5月18日に発売すると発表した。

▲アウディA3スポーツバック・1stエディション 価格:7DCT453万円 販売台数375台限定 全長4345×全幅1815×全高1450mm ホイールベース2635mm 乗車定員5名 写真のボディカラーは新色のアトールブルーメタリック

車種展開は以下の通り
■スポーツバック
A3スポーツバック・30TFSI:329万円
A3スポーツバック・30TFSIアドバンスト:365万円
A3スポーツバック・30TFSI・Sライン:408万円
A3スポーツバック・40TFSIクワトロ・アドバンスト:459万円
A3スポーツバック・40TFSIクワトロ・Sライン:502万円
A3スポーツバック・1stエディション:453万円(375台限定)
S3スポーツバック:661万円
S3スポーツバック・1stエディション:711万円(125台限定)
■セダン
A3セダン・30TFSI:329万円
A3セダン・30TFSIアドバンスト:365万円
A3セダン・30TFSI・Sライン:408万円
A3セダン・40TFSIクワトロ・アドバンスト:459万円
A3セダン・40TFSIクワトロ・Sライン:502万円
A3セダン・1stエディション:472万円(125台限定)
S3セダン:661万円
なお、40TFSIモデルは本年秋の発売を予定している。

 今回の全面改良で第4世代に移行する新型A3シリーズは、スポーティなデザイン、高効率化されたパワーユニットと洗練されたサスペンション、よりデジタル化した操作系やディスプレイ、さらに高機能になったインフォテイメントシステムやドライバーアシスタンスシステムと、全方位での進化を果たしたことが特徴である。

▲往年のアウディ・クワトロをイメージしたブリスターフェンダーや彫刻的な凹面形状のドアパネル、立体的なデザインのコンビネーションランプなどを採用して、よりスポーティかつダイナミックなエクステリアに刷新する
▲センターコンソールを運転席側に向けたドライバーオリエンテッドなコックピットデザインを導入。シフトスイッチはコンパクトな新形状で仕立てた
▲居住空間が拡大。1stエディションはスタンダードシート/デビュークロス(ブルーアクセント)を標準装備
▲スポーツバックは380リットル(最大1200リットル)のラゲッジ容量を確保

 まずエクステリアは、アウディの最新のデザイン言語に則り、よりスポーティかつダイナミックに刷新される。フロント部は、低くワイドなシングルフレームグリルに大型エアインテーク、エッジを利かせたLEDヘッドライトによって、プレミアムコンパクトカーならではの上質で精悍なマスクを創出。一方、サイドビューはヘッドライトからリアランプへとつながるシャープなショルダーラインに加えて、往年のアウディ・クワトロをイメージしたブリスターフェンダーや彫刻的な凹面形状のドアパネルなどを配して、力強さとスポーティさを醸し出す。そしてリアセクションは、立体的なデザインのコンビネーションランプやフロントバンパーのエアインテークをモチーフに採り入れたリアバンパーなどで構成し、ワイド&ローのプロポーションを強調。また、セダンにはスポイラー形状のトランクリッドエンドを採用した。空力特性も重視し、パネルによって覆ったアンダーボディ、空気の流れを改善したエクステリアミラー、ブレーキの冷却機能などによって空気抵抗を低減。Cd値(空気抵抗係数)はスポーツバックで0.28、セダンで0.25という優秀な数値を実現した。
 ボディサイズに関しては、先代比でスポーツバックが20mm長く、30mm幅広く、25mm高い全長4345×全幅1815×全高1450mm(Sラインは全長4350×全幅1815×全高1435mm)に、セダンが30mm長く、20mm幅広く、20mm高い全長4495×全幅1815×全高1425mm(Sラインは全長4505×全幅1815×全高1410mm)に設定。2635mmのホイールベースは従来と共通だ。そして、室内寸法はスポーツバックで前席のヘッドルームが7mm、エルボールームが6mm、後席のショルダールームが2mm、エルボールームが3mm拡大。セダンでは運転席のポジションを下げたことでフロントヘッドルームが20mm広くなり、エルボールームも拡大する。ラゲッジ容量はスポーツバックが380リットル(最大1200リットル)、セダンが425リットルを確保した。一方、基本骨格には改良版の横置きエンジン用プラットフォーム「MQB」を採用。キャビン骨格など、ボディの30%(重量比率)に熱間成型スチールを採用することで、高いボディ剛性と軽量化、優れた安全性を実現する。ボディカラーはアトールブルーメタリック、マンハッタングレーメタリック、パイソンイエローメタリック、ターボブルーの 4色(アトールブルーとマンハッタングレーはベースグレードとアドバンスト専用、ターボブルーは SラインとS3専用)を新規に設定した。

▲アウディA3セダン・30TFSI・Sライン 価格:7DCT408万円 全長4505×全幅1815×全高1410mm ホイールベース2635mm 乗車定員5名 写真のボディカラーは新色のマンハッタングレーメタリック
▲セダンは運転席のポジションを下げたことでフロントヘッドルームが20mm広くなり、エルボールームも拡大。日本導入モデルのハンドル位置は右

 内包するインテリアは、センターコンソールを運転席側に向けたドライバーオリエンテッドなコックピットデザインを導入したことがトピック。シフトスイッチはコンパクトな新形状で仕立てる。また、前述の通り室内空間を拡大するとともにリリースボタンを廃したことで、前後への単純な動作でのシフト操作を可能とした。さらに、サステイナブルな取り組みの一環としてSラインの標準シートのクロス部分にリサイクルペットボトルを原料とした素材を採用。見た目と座り心地の両面で、従来のテキスタイル表地と同等の品質を確保する。合わせて、フロアカーペットなどにもペットボトル62本分をリサイクル利用。また、断熱材や吸収材、ラゲッジコンパートメントのサイドパネル、積載フロア、マットなどにもリサイクル原料を使用した。
 メーターパネルついては、10.25インチの高解像度液晶ディスプレイに、メーター類をはじめDIS(ドライバーインフォメーションシステム)や地図表示などの機能を統合したアウディバーチャルコックピットをオプションで設定。インフォテイメントとしては、最新の10.1インチのタッチスクリーン式「MIB3」MMIナビゲーションシステムを搭載した。

▲30TFSIに搭載する1.0TFSIエンジン(999cc直列3気筒DOHC直噴インタークーラー付ターボ。110ps/200Nm)は、日本市場に導入するプレミアムコンパクトセグメントでは初めてベルト駆動式オルタネータースターター(BAS)と48Vリチウムイオンバッテリーを用いたマイルドハイブリッドドライブシステムを組み込む

 パワーユニットは30TFSIに搭載する1.0TFSIエンジン(999cc直列3気筒DOHC直噴インタークーラー付ターボ。最高出力110ps/5500rpm、最大トルク200Nm/2000~3000rpm)に要注目。日本市場に導入するプレミアムコンパクトセグメントでは初めてベルト駆動式オルタネータースターター(BAS)と48Vリチウムイオンバッテリーを用いたマイルドハイブリッドドライブシステムを組み合わせ、低燃費化を図るとともに、加速時にはモーターによるアシストによって走行性能を高めている。一方、40TFSIには改良版の2.0TFSIエンジン(1984cc直列4気筒DOHC直噴インタークーラー付ターボ。最高出力190ps/4200~6000rpm、最大トルク320Nm/1500~4100rpm)を搭載し、駆動システムにはクワトロ(4輪駆動システム)を採用。トランスミッションは全ユニットともに進化版の7速Sトロニックを組み合わせる。懸架機構は30TFSIモデルが前マクファーソンストラット式/後トレーリングアーム式、40TFSIモデルが前マクファーソンストラット式/後ウィッシュボーン式で構成した。
 先進安全運転支援システムに関しては、従来のアダプティブクルーズコントロールやアクティブレーンアシスト、トラフィックジャムアシストを統合した、アダプティブクルーズ アシストをオプションとして用意したことが訴求点。前走車の追従機能に加えて、車線からのはみ出しを自動で修正する車線維持機能により、ドライバーの疲労を効果的に軽減した。

▲アウディS3スポーツバック・1stエディション 価格:7DCT711万円 販売台数は125台限定 全長4350×全幅1815×全高1440mm ホイールベース2630mm 乗車定員5名 写真のボディカラーは新色のパイソンイエローメタリック
▲S3スポーツバックは専用デザインのリアディフューザーや左右4本出しのテールパイプなどを装備して、よりスポーティな後ろ姿に仕立てる
▲S3は12.3インチのバーチャルコックピットプラスを標準で装備。デコラティブパネルにはダークアルミニウムスペクトラムを採用
▲S3・1stエディションはアルカンターラ/アーティフィシャルレザー・ダイヤモンドステッチング前席スポーツシートを特別装備

 新型S3モデルに話を移そう。エクステリアはボンネットの先端に往年のアウディ・クワトロを彷彿とさせる造形のスリットを備え、さらにハニカムパターンのシングルフレームグリルや大型のエアインテークを備えたフロントバンパー、専用デザインのリアディフューザー、左右4本出しのテールパイプなどを装備して、スポーティさに磨きをかける。ボディサイズはS3スポーツバックが全長4350×全幅1815×全高1440mm/ホイールベース2630mm、S3セダンが全長4505×全幅1815×全高1415mm/ホイールベース2630mmに設定した。一方でインテリアについては、ブラックの内装カラーを基調にスポーツシートを配するなど、プレミアムスポーツモデルとしてのムードをいっそう向上。また、12.3インチのバーチャルコックピットプラスを標準で装備した。

▲アウディS3セダン 価格:7DCT661万円 全長4505×全幅1815×全高1415mm ホイールベース2630mm 乗車定員5名 写真のボディカラーはタンゴレッドメタリック
▲S3セダンはパーシャルレザー表地の電動調整機能(フロント)/メモリー機能(ドライバーサイド)付きスポーツシートを装着。日本導入モデルのハンドル位置は右

 パワーユニットには最大1.8barの過給圧(相対圧)のターボチャージャーと350barの燃料噴射を組み込み、最高出力310ps/5450~6500rpm、最大トルク400Nm/2000~5450rpmを発揮する2.0TFSIエンジン(1984cc直列4気筒DOHC直噴インタークーラー付ターボ)を搭載。トランスミッションには専用セッティングの7速Sトロニックを組み合わせ、駆動システムには電子制御式油圧多板クラッチを用いたクワトロを採用する。一方、懸架機構には前マクファーソンストラット式/後ウィッシュボーン式で構成したSスポーツサスペンションを、操舵機構にはプログレッシブステアリングシステムを装備。オプションで電子制御式のダンピングコントロールサスペンションを選択することも可能だ。

▲S3には最大過給圧1.8barのターボチャージャーと350barの燃料噴射を組み込み、最高出力310ps/5450~6500rpm、最大トルク400Nm/2000~5450rpmを発揮する2.0TFSIエンジン(1984cc直列4気筒DOHC直噴インタークーラー付ターボ)を搭載

 最後に導入記念モデル「1stエディション」の装備内容を紹介しよう。ベースモデルは30TFSIアドバンストのA3スポーツバックとA3セダン、そしてS3のスポーツバック。A3には5スポークVデザイン8J×18アルミホイール+225/40R18タイヤやマトリクスLEDヘッドライト、ダイナミックターンインディケーター(フロント/リア)、ルーフレール(スポーツバック)、スタンダードシート/デビュークロス(ブルーアクセント)、3分割可倒式シート(リアセンターアームレスト付)、デコラティブパネル ダークアルミニウムスペクトラム、マルチカラーアンビエントライティング、コンビニエンス&アシスタンスパッケージ、ナビゲーションパッケージ、テクノロジーパッケージなどを標準で装備。S3には5アームデザイン・マットチタニウムグレー8J×19アルミホイール+235/35R19タイヤやブラックスタイリングパッケージ、ブラックエクステリアミラー、マトリクスLEDヘッドライト、ダイナミックターンインディケーター(フロント/リア)、アルカンターラ/アーティフィシャルレザー・ダイヤモンドステッチング前席スポーツシート、プライバシーガラス、ワイヤレスチャージング、リアシートUSB、ダンピングコントロールサスペンションなどを標準で組み込んでいる。

▲A3の導入記念モデル「1stエディション」は30TFSIアドバンストのA3スポーツバックとA3セダンをベースとする

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