トヨタ・ヤリスが安全・安心装備と快適装備のさらなる拡充を敢行

トヨタが人気コンパクトカーのヤリスの一部改良を実施。全車速追従機能を加えたレーダークルーズコントロールをハイブリッド車とガソリン車(1.5リットル・CVT)に標準装備

 トヨタ自動車は2021年5月10日、人気コンパクトカーのヤリスを商品改良し、同日より発売した。

▲トヨタ・ヤリス・ハイブリッドZ(2WD) 価格:232万4000円 全長3940×全幅1695×全高1500mm ホイールベース2550mm 車重1090kg 乗車定員5名 全車速追従機能付レーダークルーズコントロールを標準装備
▲トヨタ・ヤリス・ハイブリッドZ(2WD) 価格:232万4000円 全長3940×全幅1695×全高1500mm ホイールベース2550mm 車重1090kg 乗車定員5名 全車速追従機能付レーダークルーズコントロールを標準装備

車種展開は以下の通り。
■1KR-FE(1リットル)エンジン+Super CVT-i
X・Bパッケージ:2WD139万5000円
X:2WD145万5000円
G:2WD163万円
■M15A-FKS(1.5リットル)エンジン+6MT
X:2WD154万3000円
G:2WD171万8000円
Z:2WD188万8000円
■M15A-FKS(1.5リットル)エンジン+Direct Shift-CVT
X:2WD159万8000円/4WD183万1000円
G:2WD177万3000円/4WD197万1000円
Z:2WD197万1000円/4WD216万9000円
■M15A-FXE(1.5リットル)エンジン+1NMモーター
ハイブリッドX:2WD199万8000円/E-Four224万1000円
ハイブリッドG:2WD213万円/E-Four233万8000円
ハイブリッドZ:2WD232万4000円/E-Four252万2000円

▲プリクラッシュセーフティに緊急時操舵支援機能を追加する
▲プリクラッシュセーフティに緊急時操舵支援機能を追加する

 今回の改良は、安全・安心装備と快適装備のさらなる拡充がメインメニューだ。
 まず安全・安心装備では、車両停止状態まで前車追従可能な「全車速追従機能」を加えたレーダークルーズコントロールを、ハイブリッド車とガソリン車(1.5リットル・CVT)に標準装備。また、プリクラッシュセーフティには緊急時操舵支援機能を追加する。さらに、インテリジェントクリアランスソナーをハイブリッドZおよびZ(MT車を除く)に、バックガイドモニターをZおよびGに標準で採用。販売店装着オプションとして、ペダルの踏み間違いによる急加速を抑制するプラスサポートも設定した。

▲プラスサポートにおける急アクセル時加速抑制の作動イメージ
▲プラスサポートにおける急アクセル時加速抑制の作動イメージ
▲プラスサポート用のスマートキー
▲プラスサポート用のスマートキー

 快適装備に関しては、ウイルスや菌の抑制に効果があるOHラジカルを含む微粒子イオンを「ナノイー」の10倍量放出する「ナノイーX」を運転席側エアコン吹き出し口に設け、ハイブリッドZおよびZに標準、ハイブリッドGおよびGにオプションで設定。また、乗車前にエアコンなどの操作が可能なリモートスタート(アプリ)をT-Connectサービスに採用した。

▲「ナノイーX」を運転席側エアコン吹き出し口に設置
▲「ナノイーX」を運転席側エアコン吹き出し口に設置

 パワートレインに関しては基本的に従来と共通で、1KR-FE型996cc直列3気筒DOHC12Vガソリンエンジン(69ps/9.4kg・m)+Super CVT-i、M15A-FKS型1490cc直列3気筒DOHC12V直噴“ダイナミックフォース”ガソリンエンジン(120ps/14.8kg・m)+6速MT/Direct Shift-CVT、M15A-FXE型1490cc直列3気筒DOHC12V“ダイナミックフォース”ガソリンエンジン(91ps/12.2kg・m)+1NM型フロントモーター(59kW/141Nm)+リチウムイオン電池(容量4.3Ah)+電気式無段変速機で構成するリダクション機構付THSⅡの2WD、同ユニット+1MM型リアモーター(3.9kW/52Nm)で構成するリダクション機構付THSⅡのE-Fourを設定している。

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