フィアット500がグレード展開を刷新。合わせて機能装備の拡充も実施

人気コンパクトカーのフィアット500に新グレードの「カルト」と「ドルチェヴィータ」を設定。1.2カルトにはクルーズコントロールやパドルスイッチを標準装備

 FCAジャパンは2021年5月25日、フィアット500の仕様変更を行い、6月5日より発売すると発表した。
グレード展開は以下の通り。
500 1.2カルト:200万円
500 ツインエア・カルト:221万円
500 ツインエア・ドルチェヴィータ:261万円
500C 1.2カルト:266万円
なお、従来設定していた1.2ポップとラウンジは、現在の在庫をもって販売を終了する。

▲フィアット500 1.2カルト 価格:5AMT200万円 全長3570×全幅1625×全高1515mm ホイールベース2300mm 車重990kg 乗車定員4名 クルーズコントロールやパドルスイッチ、スピードリミッターを標準で採用する
▲フィアット500 1.2カルト 価格:5AMT200万円 全長3570×全幅1625×全高1515mm ホイールベース2300mm 車重990kg 乗車定員4名 クルーズコントロールやパドルスイッチ、スピードリミッターを標準で採用する

 今回の変更は、新グレードの「カルト(Cult)」および「ドルチェヴィータ(Dolcevita)」の設定や機能装備の拡充を図ったことが特徴である。

▲ボディカラーには新色のシチリアオレンジ(写真)とポンペイグレーのほか、ボサノバホワイトとパソドブレレッドを設定
▲ボディカラーには新色のシチリアオレンジ(写真)とポンペイグレーのほか、ボサノバホワイトとパソドブレレッドを設定

 新グレードのカルトは、従来のポップに代わるベーシック仕様に位置。一方で機能装備の充実化を図り、1.2系にクルーズコントロールやパドルスイッチ、スピードリミッターなどを標準で採用する。また、ボディカラーには新色のシチリアオレンジとポンペイグレーのほか、ボサノバホワイトとパソドブレレッドを設定(シチリアオレンジ、ポンペイグレー、パソドブレレッドは5万5000円のオプションカラー)。500Cではボサノバホワイトのボディカラーにアイボリーまたはレッドのソフトトップカラーを、それ以外のボディカラーにアイボリーのソフトトップカラーを組み合わせた。

▲フィアット500C 1.2カルト 価格:5AMT266万円 ボサノバホワイトのボディカラーにはアイボリーまたはレッド(写真・上)のソフトトップカラーを、それ以外のボディカラーにはアイボリー(同・下)のソフトトップカラーを組み合わせる
▲フィアット500C 1.2カルト 価格:5AMT266万円 ボサノバホワイトのボディカラーにはアイボリーまたはレッド(写真・上)のソフトトップカラーを、それ以外のボディカラーにはアイボリー(同・下)のソフトトップカラーを組み合わせる

 内包するインテリアは、シートカラーおよびドアトリムカラーをブルーへと刷新。モダンでお洒落な雰囲気をいっそう高めている。

▲ボディカラーと同色のインパネを配備。Apple CarPlay/Android Auto対応オーディオプレイヤー(Uconnect)や7インチタッチパネルモニター、マルチファンクションディスプレイなども標準で組み込む
▲ボディカラーと同色のインパネを配備。Apple CarPlay/Android Auto対応オーディオプレイヤー(Uconnect)や7インチタッチパネルモニター、マルチファンクションディスプレイなども標準で組み込む
▲シートカラーおよびドアトリムカラーをシックなブルーに刷新する
▲シートカラーおよびドアトリムカラーをシックなブルーに刷新する

 従来のラウンジに代わる上級グレードのドルチェヴィータは、クルーズコントロールを標準装備したほか、フロントフェンダーにDolcevitaトリムバッジを追加。ボディカラーはボサノバホワイト/ポンペイグレー/パソドブレレッドの全3色を用意し、バイキセノンヘッドライト(光軸自動補正式)やフロントフォグランプ、クローム仕上げキット、固定式ガラスルーフ、14スポーク15インチアルミホイールなどを標準で組み込む。一方でインテリアには、ブラック&アイスの2トーンシートカラーを新規に採用した。

▲フィアット500 ツインエア・ドルチェヴィータ 価格:5AMT261万円 全長3570×全幅1625×全高1515mm ホイールベース2300mm 車重1040kg 乗車定員4名 クルーズコントロールを標準装備する
▲フィアット500 ツインエア・ドルチェヴィータ 価格:5AMT261万円 全長3570×全幅1625×全高1515mm ホイールベース2300mm 車重1040kg 乗車定員4名 クルーズコントロールを標準装備する
▲ドルチェヴィータにはTFTメータークラスターやダストポーレンフィルター付フルオートエアコン、アラーム式リアパーキングセンサーなどを標準で組み込む
▲ドルチェヴィータにはTFTメータークラスターやダストポーレンフィルター付フルオートエアコン、アラーム式リアパーキングセンサーなどを標準で組み込む
▲ブラック&アイスの2トーンシートカラーを新規に採用。運転席は高さ調整機構付き
▲ブラック&アイスの2トーンシートカラーを新規に採用。運転席は高さ調整機構付き

 パワートレインは基本的に従来と共通で、1.2系に1240cc直列4気筒OHCガソリンエンジン(69ps/102Nm)+ATモード付5速シーケンシャルトランスミッション(デュアロジック)を、ツインエア系に875cc直列2気筒8Vマルチエア・インタークーラー付ターボガソリンエンジン(85ps/145Nm、ECOスイッチON時77ps/100Nm)+ATモード付5速シーケンシャルトランスミッション(デュアロジック)を搭載。ESC(エレクトロニックスタビリティコントロール)やABS+EBD、TPMS(タイヤ空気圧モニタリングシステム)、ESS(ハザードランプ緊急制動表示機能)といったセーフティ機構も全車に標準で組み込んでいる。

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