ジープ・コンパスが内外装のデザイン変更や安全・快適装備の拡充を敢行

ジープの人気コンパクトSUVのコンパスがマイナーチェンジ。前後LEDライトの採用やインテリアの造形変更、機能装備のアップデートなどを実施して魅力度をアップ

 FCAジャパンは2021年6月2日、ジープの人気コンパクトSUVの「コンパス(Compass)」をマイナーチェンジし、6月26日より販売すると発表した。

▲ジープ・コンパス・リミテッド 価格:9SAT435万円 全長4420×全幅1810×全高1640mm ホイールベース2635mm 車重1600kg 乗車定員5名 WLTCモード燃費11.5km/リットル
▲ジープ・コンパス・リミテッド 価格:9SAT435万円 全長4420×全幅1810×全高1640mm ホイールベース2635mm 車重1600kg 乗車定員5名 WLTCモード燃費11.5km/リットル

車種展開は以下の通り。
スポーツ(SPORT):346万円
ロンジチュード(LONGITUDE):385万円
リミテッド(LIMITED):435万円

▲ジープ・コンパス・ロンジチュード 価格:6SAT385万円 全長4420×全幅1810×全高1640mm ホイールベース2635mm 車重1490kg 乗車定員5名 WLTCモード燃費11.8km/リットル
▲ジープ・コンパス・ロンジチュード 価格:6SAT385万円 全長4420×全幅1810×全高1640mm ホイールベース2635mm 車重1490kg 乗車定員5名 WLTCモード燃費11.8km/リットル

 今回のマイナーチェンジは、内外装のデザイン変更や安全・快適装備の拡充など多岐に渡っている。

▲ジープ・コンパス・スポーツ 価格:6SAT346万円 全長4420×全幅1810×全高1640mm ホイールベース2635mm 車重1490kg 乗車定員5名 WLTCモード燃費11.8km/リットル
▲ジープ・コンパス・スポーツ 価格:6SAT346万円 全長4420×全幅1810×全高1640mm ホイールベース2635mm 車重1490kg 乗車定員5名 WLTCモード燃費11.8km/リットル

 まず外装では、ヘッドライトを従来のキセノン式からフルLEDへと刷新し、合わせてデイタイムランニングライトを内蔵。さらに、ジープを象徴するセブンスロットグリルの下には車幅一杯に広がる直線的な開口部を新設する。一方でリアセクションでは、新タイプのLEDコンビネーションランプを組み込んだほか、バンパーガーニッシュの意匠も変更した。

▲ヘッドライトを従来のキセノン式からフルLEDへと刷新し、合わせてデイタイムランニングライトを装備する
▲ヘッドライトを従来のキセノン式からフルLEDへと刷新し、合わせてデイタイムランニングライトを装備する
▲新タイプのLEDリアコンビネーションランプを組み込んだほか、バンパーガーニッシュの意匠も変更する
▲新タイプのLEDリアコンビネーションランプを組み込んだほか、バンパーガーニッシュの意匠も変更する

 内装については、乗員に開放感や上質な居心地を感じ取ってもらえるよう、横方向にシームレスな新しいデザインを導入。インストルメントパネルを始め、センターディスプレイやセンターコンソール、ドアパネルに至るまで造形を刷新して、居住性や洗練度を大幅に向上させる。また、ダッシュボード中央のセンターディスプレイには第5世代のUconnect5を搭載した10.1インチ(スポーツは8.4インチ)の大型タッチスクリーンを配備し、優れた視認性と直感的な操作性を実現。合わせて最新のプロセッサを組み込んで、処理速度の引き上げを果たした。一方、メータークラスターにはフルカラー10.25インチマルチビューディスプレイ(スポーツは7インチ)を採用し、運転に関連する様々な情報を見やすく表示する。センターコンソールに配する収納スペースの容量を従来より2倍以上増やしたことも、マイナーチェンジのトピックだ。

▲センターディスプレイやセンターコンソール、ドアパネルに至るまで造形を刷新して、居住性や洗練度を大幅に向上させた。日本導入モデルのハンドル位置は右
▲センターディスプレイやセンターコンソール、ドアパネルに至るまで造形を刷新して、居住性や洗練度を大幅に向上させた。日本導入モデルのハンドル位置は右
▲センターディスプレイには第5世代のUconnect5を搭載した10.1インチの大型タッチスクリーンを配備
▲センターディスプレイには第5世代のUconnect5を搭載した10.1インチの大型タッチスクリーンを配備
▲メータークラスターにはフルカラー10.25インチマルチビューディスプレイを採用する
▲メータークラスターにはフルカラー10.25インチマルチビューディスプレイを採用する

 安全・快適装備のアップグレードも見逃せない。新機能として、前面衝突警報や歩行者・サイクリスト検知機能付衝突被害軽減ブレーキ、ブラインドスポットモニター、従来の車線逸脱警報に加えて死角にいる併走車との衝突回避を図るためにステアリングを自動補正する、ジープ初となるアクティブレーンマネジメントシステムを全グレードに標準設定。また、スポーツはオートヘッドライトやリアディープティンテッドガラス、ブラインドスポットモニター/リアクロスパスディテクション、Parkviewリアバックアップカメラを標準装備するなど安全・快適機能を底上げしたうえで、従来モデルとの価格差を10万円アップに抑える。さらに、ロンジチュードとリミテッドにはフロントカメラが道路標識を読み取り、必要に応じてドライバーに警告するトラフィックサインレコグニションや、自動的に法定速度を認知して走行速度を制御するインテリジェントスピードアシスト、信号待ちなどでブレーキペダルから足を離しても停止状態を維持するオートブレーキホールドを装備。加えてリミテッドには、車両の周囲の状況を車内のタッチスクリーンに映し出すサラウンドビューカメラや、ドライバーの注意力低下や無反応を検知して警報を発するドライバーアテンションアラートも組み込み、同時にヒーテッドステアリングホイールやハンズフリーパワーリフトゲート、ヒルディセントコントロールも採用した。なお、従来モデルとの価格差はロンジチュードが2万円、リミテッドが1万円のアップにとどめている。

▲歩行者・サイクリスト検知機能付の衝突被害軽減ブレーキを新装備
▲歩行者・サイクリスト検知機能付の衝突被害軽減ブレーキを新装備
▲従来の車線逸脱警報に加えて死角にいる併走車との衝突回避を図るためにステアリングを自動補正するアクティブレーンマネジメントシステムを設定
▲従来の車線逸脱警報に加えて死角にいる併走車との衝突回避を図るためにステアリングを自動補正するアクティブレーンマネジメントシステムを設定

 パワートレインは基本的に従来と共通で、スポーツとロンジチュードに2359cc直列4気筒マルチエア16Vエンジン(175ps/229Nm)+電子制御式6速AT+前輪駆動(FF)を、リミテッドに2359cc直列4気筒マルチエア16Vエンジン(175ps/229Nm)+電子制御式9速AT+オンデマンド方式4×4システム(セレクテレインシステムおよびJeepアクティブドライブ付き)を搭載している。

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