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現時点で環境性能が優秀な「脱炭素派」にお勧めのモデルを選ぶとどうなるか

Writer:森口将之 Photo:小久保昭彦

コンパクトで軽いーーその価値を考えてみよう。 脱炭素=電動化という考えを持つ人は多い。しかし大容量バッテリーと高出力モーターを搭載したがゆえに大きく重いボディを持つ車種が、環境に優しいとは思えない。生産や廃棄時に使われるエネルギーのカーボンニュートラルまで含めて考えると、クルマを軽く小さく作ることが最善の選択に違いない。軽量コンパクトを基準に据え、この地球がいつまでも楽しい場所であり続けるために貢献してくれそうなクルマを選んだ。

1位:SUZUKI ALTO

 現行アルトの素晴らしさは、軽自動車の原点を見つめ直し、車体を小さく軽く作る技術で環境性能と走行性能を高次元で成立させた点にある。時代のニーズを満たすには、ボディの大型化は避けられないという風潮に反旗を翻した。車両重量は最軽量グレードで610kg、4WDの最も重い車種で700kg。現代のクルマとして驚異的な数字である。しかも660ccの直列3気筒自然吸気エンジン(49㎰〜52㎰)は、重量増を抑えつつ環境性能を向上させたマイルドハイブリッド仕様を設定。カタログ燃費はWLTCモードで23.4〜25.8km/リッターと、ハイブリッド車以外では最良の数字をマークする。しかも走りに我慢は不要。超軽量ボディのメリットで、自然吸気エンジンでも満足できる加速と、意のままに動くフットワークを手にした。ボディも強靭。しっかりとしたボディ骨格は、ターボ仕様のアルトワークスを可能にした。デザインも装飾に頼ることなく、プロポーションの美しさにこだわった。価格もリーズナブルである。

スズキ・アルトS(FF) 価格:CVT 109万7800円 マイルドハイブリッド仕様 車重650kg WLTCモード燃費25.8km/リッター 全長3395mm

2位:HONDA e

 ホンダeで評価したいのは、デザインから走りまでシティコミューターに特化した点。最新のEVとしては満充電での航続距離は259km(アドバンス)と短めだが、コンパクトで親しみやすいボディ、後輪駆動ならではの小回り性と街中でも楽しめるフットワークを実現した。都市に優しく、都市を楽しめるクルマというテーマに対する最良の回答がここにある。

ホンダeアドバンス 価格:495万円 専用プラットフォーム採用のRR・EV WLTCモード航続距離259km 全長3995mm

3位:TESLA Model 3

 モデル3のボディサイズは全長×全幅×全高4694×1849×1443mm。日本の道路環境でも使いやすい絶妙な設定だ。しかもEVの特性を生かした斬新なデザインと新鮮な走りが、毎日を楽しいものにしてくれる。EV関連の各種データを紹介する欧州のウェブサイトでは、優れた電費レポートを見かける。今年2月の大幅値下げも人気を高める要因になった。

テスラ・モデル3スタンダードレンジプラス 価格:434万円 WLTPモード航続距離409km㎞ モーター出力306ps 全長4694mm

4位:MITSUBISHI ECLIPSE CROSS PHEV

 EVは低速走行、エンジン車は高速走行で効率に優れる。2つの長所を併せ持つPHEVは、欧州のEVシフトに影響されがちないまこそ、見直すべき存在だ。中でも三菱は豊富な経験を持ち、高い完成度を実現。エクリプスクロスは満充電時57.3km(WLTCモード)のEV走行、多彩な走行モードが手ごろなサイズと価格で手に入る。初めてのPHEVとして最適だ。

三菱エクリプスクロスPHEV・G 価格:447万7000円 ツインモーター+2.4リッターエンジン搭載 EV走行可能距離57.3km 全長4545mm

5位:TOYOTA MIRAI

 MIRAIは世界初の市販燃料電池自動車(FCV)。この称号だけでも価値がある。しかも現行2ndモデルはパッケージングを根本から見直して、上級サルーンとして高い評価を与えられる走行性能を達成した。国は水素社会推進の取り組みを積極化した。水素ステーションの普及拡大は、FCVに追い風になるだろう。小型化・低価格化を進めた普及車種の登場にも期待する。

トヨタMIRAI・Zエグゼクティブパッケージ 価格:805万円 水素燃料電池車 WLTCモード1タンク走行距離は750km 全長4975mm

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