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「最新モデル比較」トヨタ・アクアとライバルたち。買って満足、走りがいいモデルはどれか

Writer:岡本幸一郎 Photo:小久保昭彦

実力派ハッチバック比較「アクアvsノートvsフィットvsマツダ2vsポロ」

トヨタ・アクアG(FF) 価格:THS 223万円 アクアはB/X/G/Zの4グレード構成 駆動方式はFFと4WD(19万8000円高) ボディカラーは全9色 LEDヘッドライト標準 ACCは全車速対応型 アルミはop パワートレーン:1.5リッターエンジン(91ps/120Nm)+モーター(80ps/141Nm) 全長×全幅×全高4050×1695×1485mm ホイールベース2600mm 車重1130kg WLTCモード燃費:33.6km/リッター
トヨタ・アクアG(FF) 価格:THS 223万円 アクアはB/X/G/Zの4グレード構成 駆動方式はFFと4WD(19万8000円高) ボディカラーは全9色 LEDヘッドライト標準 ACCは全車速対応型 アルミはop パワートレーン:1.5リッターエンジン(91ps/120Nm)+モーター(80ps/141Nm) 全長×全幅×全高4050×1695×1485mm ホイールベース2600mm 車重1130kg WLTCモード燃費:33.6km/リッター

アクアは日本最適設計。ライバルとの相違点は?

 アクアはコンパクトカーの王道を目指したクルマ。それだけにライバルは多い。まず室内だ。ノートとどちらが広いかが真っ先に気になった。答えはノート。アクアより若干ゆとりがある。ただしパッケージングについては、やはりフィットが圧倒的。センタータンクレイアウトによる低くフラットなリアフロアは、依然として優位性がある。とくに現行モデルは前席の広々感と視界のよさに驚かされる。

 ノートとフィットはいずれもインテリアの質感にも力を入れている。アクアも一気に肩を並べ、しのぐほどになった。その点ではマツダ2も優秀。独自の色や素材のコーディネーションを設定するなど他車にはない取り組みが興味深い。さらにドアやリアゲートの開閉音にまでこだわっている。アクアはそのあたりを割り切っている。

 このクラスの世界標準といえる輸入車のポロは、質実剛健な印象。実用性を含めそつなくまとまっているが、質感は驚くほどのレベルではない。この点は近年の日本車のクオリティが飛躍的に高まったことを評価すべきだろう。

日産ノートX(FF) 価格:218万6800円 ノートはエンジンで発電/モーターで走るeパワーシステム F/S/Xの3グレード構成 駆動方式はFFと4WD(23万1200〜25万8500円) ACCはXのみop設定 パワートレーン:1.2リッターエンジン(82ps/103Nm)+モーター(116ps/280Nm) 全長×全幅×全高4045×1695×1520mm ホイールベース2580mm 車重1220kg WLTCモード燃費:28.4km/リッター
ホンダ・フィットe:HEVホーム・カーサ 価格:226万7100円 フィットはe:HEVハイブリッドを主軸に1.3リッターガソリンを設定 カーサはフィット20周年記念車 16inアルミ/専用インテリアなど特別装備 パワートレーン:1.5リッターガソリン(98ps/127Nm)+モーター(109ps/250Nm) 全長×全幅×全高3995×1695×1515mm ホイールベース2530mm 車重1200kg WLTCモード燃費:28.6km/リッター
マツダ2・XDブラックトーンエディション(4WD) 価格:6SAT 227万4000円 マツダ2は1.3リッターと1.5リッターガソリンと1.5リッターディーゼルを設定 ブラックトーンはスポーティ指向の特別仕様 専用シート地/ブラック塗装アルミ標準 パワートレーン:1.5リッターディーゼルターボ(105ps/250Nm) 全長×全幅×全高4065×1695×1525mm ホイールベース2570mm 車重1240kg WLTCモード燃費:19.2km/リッター
VWポロTSIハイライン 価格:7DCT 289万2000円 ポロは効率重視の1リッターダウンサイジングターボが主軸 Rラインは1.5リッター/GTIは2リッターターボ搭載 駆動方式はFFのみ プラットフォームはゴルフと同様のMQB  ACCは全車速対応タイプ パワートレーン:1リッターターボ(95ps/175Nm) 全長×全幅×全高4060×1750×1450mm ホイールベース2550mm 車重1160kg WLTCモード燃費:16.8km/リッター

アクアの走りは優しい。ライバルとコンセプトが違う

 走りの味付けは、アクアは和風。他の4台はいわば洋風である。洋風の4モデルは、コンパクトカーとして満足できる乗り心地と快適性を確保した上で、高速走行時の操縦安定性を重視したためか、いくぶん硬めの足まわりになっている。
 対するアクアは、日本の道路に多い段差や継ぎ目を乗り越えた際でも、できるだけ衝撃を感じさせないように柔らかめに設定されている。その分フラット感が損なわれた感もあるが、大多数のユーザーは満足するに違いない。アクアは日本の道とユーザーの使用環境に最適なセッティングが与えられている。どちらかというとシティユースで美点を感じる。

 パワーフィールはノートが好印象。eパワーのみと割り切ったノートの電動駆動ならではの走りは鮮烈。いくらアクアがよくなっても、蹴り出しの力強さではかなわない。また、リアに強力なモーターを搭載した4WDの完成度も秀逸。ノートの4WDは舗装路でのハンドリングや姿勢制御も含めドライバビリティ全般が向上している。
 一方、フィットのe:HEVは、いささか薄味。EV感は高いものの動力性能に少々物足りなさを感じる。燃費も十分といえば十分なものの、もう少し伸びればと思ってしまう。

 マツダ2は、このクラスでは貴重なMTやディーゼルが選べる。地道な改良の積み重ねで乗り味も洗練されている。マツダの独自技術、Gベクタリングコントロールにより、回頭性に優れるだけでなく高速巡行時もこのクラスとしては望外の安定性を感じさせる。
 欧州車のポロの持ち味は、1ℓダウンサイジングターボ+DCTが生む動力性能と、いかにもドイツ車らしいフットワークだ。パンチの効いた痛快な加速フィールを7段に刻まれたDCTがダイレクトに味わわせてくれる。正確なハンドリングも秀逸。ポロの走りには圧倒的な一体感がある。まだまだ日本勢が見習うべき点は多い。


 装備面では、アクアに多くのアドバンテージがある。AC100V・1500Wの電源コンセントが全車標準。非常時に最大で約5日間、家庭に電気を供給する給電機能を付与した。給電のためのアタッチメントを用意するなど、実際の使われ方に配慮されていることもお伝えしておきたい。
 先進運転支援装備についてもアクアはトヨタセーフティセンスを搭載。のCCは全車速域に対応し、同一車線内の中央走行を支援するなど最新の機能を備えている。

 さらには、最新のアドバンスドパークの設定もライバルに対する大きな優位点だ。加減速と操舵に加えてシフト操作も自動的に行ない、退出時の側方の縁石等への衝突にも配慮されている。駐車が苦手なユーザーでも、安全・確実、そして何より簡単に扱える。ここまで進化したデバイスが、コンパクトカーにも採用されたのは大歓迎だ。

アクアはファーストカーとして使える室内を追求 後席スペースは余裕たっぷり 室内長1830mm Gはファブリックシート標準 opで合成皮革仕様(6万6000円)を設定 オーディオはスマホ連携機能付き7inディスプレイ型 ナビ機能はop ステアリング/シフト/ペダル操作を自動で行うアドバンストパーク機能など先進機能充実 家庭用電気製品が使えるAC100V・1500W電源標準
ノートは旧型譲りのスペース性が魅力 Xのシートはグラデーショントリコット 本革仕様も用意 リクライニング付きの後席はアクアよりも広い印象 メーターはフル液晶 センターディスプレイ標準 ナビはACC(プロパイロット)とセットop(44万2200円) ラゲッジ空間は幅の広い使い勝手に優れたスクエア形状 ドア開閉音やスイッチ操作フィールを含め細部まで作り込みは入念 
フィットはシンプルなインパネ形状とAピラーの工夫で圧倒的な開放感を実現 独自のセンタータンクレイアウトを生かし室内の広さとユーティリティはクラストップ 前後席とも広いだけでなく後席をワンタッチで倒すとワゴンに匹敵するフリースペースが出現する シートはクッション性に優れた仕様 特別仕様のカーサは合成レザー&ファブリックのコンビ ナビはディーラーop
マツダ2の室内は前席優先設計 後席は大人が無理なく座れるが足元空間はややタイト シートはサポート性に優れた立体形状 ブラックトーンはレッドステッチ入り専用ファブリック仕様 インパネはセンターディスプレイ&ヘッドアップディスプレイ標準 ナビはディーラーopのSDカードで作動する 荷室容量はクラス平均 後席使用時280リッター ハンドリングはスポーティ
ポロは質実剛健な設計 室内スペースはクラス平均レベル シートは大型サイズ ハイラインはサポート性を高めたスポーツコンフォート形状 スピードが上昇するほどフラットに変化する乗り心地の持ち主 インパネはメーターとナビ(op)を高い位置にレイアウトした機能的なレイアウト ステアリングはチルト&テレスコピック機能付き ラゲッジ容量は後席使用時351リッター/最大1125リッター

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