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スカイライン史上最強の400R、405psツインターボを積んだFRスポーツセダンの凄味

Writer:西川淳 Photo:小久保昭彦

スカイライン400R 価格:7SAT 562万5400円 試乗記

日産スカイライン400R スカイライン史上最強の405psツインターボを搭載したFRスポーツセダン 足回りは電子制御ダンパーを装備した硬めのセッティング
日産スカイライン400R スカイライン史上最強の405psツインターボを搭載したFRスポーツセダン 足回りは電子制御ダンパーを装備した硬めのセッティング

伝統を大切にした、もう一つの「R」 生粋スポーツセダン

 400Rというネーミングを聞いてハッとした。その昔、1996年に登場したR33スカイラインGT–Rをベースとしたコンプリートマシン(55台限定)、ニスモ400Rを思い出したからだ。20年以上も前の話とはいえ、商品企画チームがその存在を知らなかったとは思えない。ということは、400Rは、そう名乗るにふさわしい高性能を誇るスカイライン、というわけか。

 最新400Rの最高出力は400ps オーバー。あえて“R”を名乗ったということは、それだけ開発陣が自信を持っているからに違いない。GT-Rとは別の道を選び、国際車に発展したスカイラインが、この時期に高出力FRスポーツセダンを送り出したことの意味は大きい。400Rは往年のスカイラインファンはもちろん、すべてのクルマ好きのハートを鷲掴みにする魅力を秘めている。

安全・運転支援機能はクラス平均 プロパイロット2.0未設定 全長×全幅×全高4810×1820×1440mm パワーウエイトレシオ:4.35kg/ps
2997cc・V6DOHC24Vツインターボ 405ps/6400rpm 475Nm/1600~5200rpm 全域で豊かなトルク発生

エンジンはGT-Rの血統。素晴らしい!

 搭載エンジンはVR30DDTT型。GT-R用のVR38DDTT型の血統を継承している。400Rはターボ回転センサーや水冷式インタークーラーによって、最高出力を標準仕様の304psから405psへ、最大トルクは400Nmから475Nmに引き上げた。
 横浜から京都まで長距離ドライブに連れ出した。パフォーマンスは鮮烈だ。街乗りではさすがに足が硬い、という印象。お世辞にも乗り心地が良いとはいえない。だが速度をあげていくにつれ、ボディそのものの強さやシャシーの懐の深さなどとバランスが取れてくる。乗り味はフラットで快適に変化した。高い速度域に調和点があるのだ。

 高速道路では胸のすく加速を堪能した。現在では大排気量マルチシリンダーと言っていい3ℓのV6ツインターボは、決して暴力的ではない。洗練されている。そして十二分に力強い。滑らかさも一級品。控えめなサウンドが心地よい。大人の高性能というべきか。ステアリングを通してドライバーに伝わるしっとりとした安定感も、クルマ運転好きにはたまらないものだった。

 ハンドリングは高水準。京都ではいつものワインディングロードを走った。少し攻め込んでみようか、くらいのレベルで走らせる瞬間が最も気持ちよかった。旋回時の手応えと車体の姿勢が見事にマッチして、“決まった”という気持ちになる。しっかりとフロントを沈み込ませてからのハンドリングは乗り手の意思に忠実、実に痛快だ。
 400Rには、スカイライン本来の走りの伝統が結実している。これみよがしなエアロデバイスはない。普段はさほど目立たない。それも個性である。

400Rは往年のスカイラインの魅力を秘めた存在 スタイリングはジェントル
ヘッドライトはアクティブAFS付きLSD ウインカーはバンパー部に配置
245/40RF19ランフラット+8.5Jアルミ装着 キャリパーはレッド
エグゾーストサウンド絶品 バンパー下部はディフューザー形状
ステアリングシステムはバイワイヤ式 ハンドリングと高速安定性はハイレベル 室内はアルミ調加飾と各部のレッドステッチが印象的
本革スポーツシート標準 前席は電動調節機能付き 後席はトランクスルー可能 シートカラーは写真の黒と白を設定
メーターは2眼式 レッドゾーン7000rpm 速度計は180km/h表示
7速ATはシンクロレブコントロール付き 大型パドル標準 変速フィールはシャープで滑らか

スカイライン400R 主要諸元と主要装備

グレード=400R
価格=7SAT 562万5400円
全長×全幅×全高=4810×1820×1440mm
ホイールベース=2850mm
トレッド=1530×1560mm
車重=1760kg
乗車定員=5名
エンジン=2997cc・V6DOHC24Vツインターボ(プレミアム仕様)
最高出力=298kW(405ps)/6400rpm
最大トルク=475Nm(48.4kgm)/1600~5200rpm
WLTCモード燃費=10.0km/リッター(燃料タンク容量80リッター)
(市街地/郊外/高速道路=6.5/10.6/12.5 km/リッター)
サスペンション=前:ダブルウィッシュボーン/後:マルチリンク
ブレーキ=前後ベンチレーテッドディスク
タイヤサイズ=245/40RF19
駆動方式=FR
最小回転半径=5.6m
●主な燃費改善対策:筒内直接燃料噴射/可変バルブタイミング/電動パワーステアリング/充電制御
●主要装備:インテリジェントエマージェンシーブレーキ/踏み間違い衝突防止アシスト/ドライブモードセレクター/インテリジェントダイナミックサスペンション(電子制御ダンパー)/ダイレクトアダプティブステアリング/4輪アルミレッドキャリパー対向ピストンブレーキ/水冷式インタークーラー/ターボ回転センサー/電動VTCシステム/ミラーボアコーティングシリンダーブロック/ガンメタ塗装19インチアルミ+ランフラットタイヤ/ATシンクロレブコントロール/LEDヘッドライト/ハイビームアシスト+アクティブAFS/インテリジェントアラウンドビューモニター/パドルシフト/本革巻きステアリング&シフトノブ/インテリジェントクルーズコントロール/インテリジェントペダル(車間距離維持支援システム)/本革スポーツシート/前席電動調節機構/パーソナルドライビングポジションメモリーシステム/後席可倒システム/インテリジェントエアコン/日産コネクトナビゲーションシステム(8インチ&7インチ・ツインモニター)/本アルミフィニッシャ―/前後スポーツバンパー
●装着メーカーOP:BOSEパフォーマンスサウンドシステム+アンビエントライトシステム 22万3300円/電動ガラスサンルーフ12万1000円
●ボディカラー:スレートグレー(op4万4000円)
※価格はすべて消費税込み リサイクル費用は1万1610円
※撮影協力/小田急・箱根レイクホテル

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