BMW X3とX4がマイナーチェンジ。ハンズオフ機能などの充実した安全機能・運転支援システムを採用

BMWのミドルクラスSUVのX3とミドルクラス・クロスオーバーSUVのX4が商品改良。外装デザインの変更や機能装備の拡充などを図って日本上陸

 BMWジャパンは2021年10月28日、プレミアム・ミドルクラスSAV(スポーツ・アクティビティ・ビークル)シリーズのX3とX4を商品改良し、同日より発売した。

▲BMW X3 xDrive30e M Sport 価格:8SAT857万円 全長4720×全幅1890×全高1675mm ホイールベース2865mm 車重2070kg 乗車定員5名 WLTCモード燃費11.8km/リットル
▲BMW X3 xDrive30e M Sport 価格:8SAT857万円 全長4720×全幅1890×全高1675mm ホイールベース2865mm 車重2070kg 乗車定員5名 WLTCモード燃費11.8km/リットル

車種展開は以下の通り。
■X3
X3 xDrive20i:699万円
X3 xDrive20d:719万円
X3 xDrive20d M Sport:766万円
X3 xDrive30e M Sport Edition Joy+:802万円
X3 xDrive30e M Sport:857万円
■X4
X4 xDrive20d M Sport:776万円
X4 xDrive30i M Sport:837万円
なお、ユーザーへの納車はX3が本年11月以降、X4が来春以降を予定している。

 今回の商品改良は、外装デザインの変更や安全機能・運転支援システムの進化、コネクティビティのバージョンアップなどを果たしたことが特徴である。

▲新造形のリアバンパーおよびフルLEDコンビネーションランプやテールパイプをインテグレートした新アレンジのディフューザーなどを装備し、より存在感あふれる後ろ姿を実現する
▲新造形のリアバンパーおよびフルLEDコンビネーションランプやテールパイプをインテグレートした新アレンジのディフューザーなどを装備し、より存在感あふれる後ろ姿を実現する
▲キドニーグリルを従来の分割タイプから左右一体構造に変更。合わせて空力特性を高めたバンパーや新デザインのフルLEDヘッドランプを装備する
▲キドニーグリルを従来の分割タイプから左右一体構造に変更。合わせて空力特性を高めたバンパーや新デザインのフルLEDヘッドランプを装備する

 まずデザイン面では、前後の造形をメインに刷新。フロントにおいては、キドニーグリルを従来の分割タイプから左右一体構造に変更し、合わせて空力特性を高めたバンパーや新デザインのフルLEDヘッドランプを配備して、印象的なマスクを創出する。グリル自体はX3に縦バータイプ、X4にメッシュタイプ、そしてMモデルにブラックアウトした2重縦バータイプを採用した。一方、リアビューでは新造形のバンパーおよびフルLEDコンビネーションランプや、テールパイプをインテグレートした新アレンジのディフューザーなどを装備し、より存在感あふれる後ろ姿を具現化している。

▲X3の内装。ブラックハイグロスのトリムストリップを特徴とする新デザインのセンターコンソールとエアコンシステムのスイッチ類を採用する。日本導入モデルのハンドル位置は右
▲X3の内装。ブラックハイグロスのトリムストリップを特徴とする新デザインのセンターコンソールとエアコンシステムのスイッチ類を採用する。日本導入モデルのハンドル位置は右
▲パーフォレーテッドのセンサテック素材フロントスポーツシートと12.3インチのセンターインフォメーションディスプレイを装備
▲パーフォレーテッドのセンサテック素材フロントスポーツシートと12.3インチのセンターインフォメーションディスプレイを装備

 安全機能・運転支援システムに関しては、高速道路などの走行においてドライバーの運転負担を軽減する「ハンズオフ機能付き渋滞運転支援機能」を新採用したことがトピックだ。また、高性能3眼カメラ&レーダーおよび高性能プロセッサーによる高い解析能力によって、より精度と正確性が増した最新の「ドライビング・アシスト・プロフェッショナル」を標準で装備。機能としては、アクティブクルーズコントロール(ストップ&ゴー機能付)やレーンチェンジウォーニング(車線変更警告システム)およびレーンディパーチャーウォーニング(車線逸脱警告システム)、ステアリング&レーンコントロールアシスト、サイドコリジョンプロテクションおよび衝突回避・被害軽減ブレーキ(事故回避ステアリング付)、クロストラフィックウォーニング、ペダル踏み間違い急発進抑制機能などを採用する。また、標準装備のパーキングアシスタントには、車両が直前に前進したルートの最大50mまでを記憶し、その同じルートをバックで正確に戻ることができるリバースアシスト機能を組み込んだ。

▲高速道路などの走行においてドライバーの運転負担を軽減する「ハンズオフ機能付き渋滞運転支援機能」を新採用
▲高速道路などの走行においてドライバーの運転負担を軽減する「ハンズオフ機能付き渋滞運転支援機能」を新採用

 コネクティビティ関連では、車載通信モジュールによりドライバーとクルマ、そして取り巻く情報をITネットワークでつなぎ、またAmazon Alexaに対応した新スマートフォン向けアプリ「My BMW」が活用できる最新バージョンの「BMWコネクテッドドライブ」を採用。合わせて、AI技術を駆使することで、音声会話だけで車両の操作や情報へのアクセスが可能となる「BMWインテリジェントパーソナルアシスタント」を設定している。

▲X4のMモデルにはブラックアウトした2重縦バーを配するフロントグリルを配備。フルLEDヘッドライトは従来より10mm低く配置される
▲X4のMモデルにはブラックアウトした2重縦バーを配するフロントグリルを配備。フルLEDヘッドライトは従来より10mm低く配置される
▲X4のボディサイズは全長4765×全幅1920×全高1620mm/ホイールベース2865mmに設定。新デザインのフルLEDリアコンビネーションランプを装着する
▲X4のボディサイズは全長4765×全幅1920×全高1620mm/ホイールベース2865mmに設定。新デザインのフルLEDリアコンビネーションランプを装着する

 パワーユニットは基本的に従来と共通で、X3に1998cc直列4気筒DOHC直噴ガソリンターボエンジン(184ps/300Nm)、1995cc直列4気筒DOHCコモンレール式直噴ディーゼルターボエンジン(190ps/400Nm)、1998cc直列4気筒DOHC直噴ガソリンターボエンジン(184ps/300Nm)+モーター(80kW/265Nm)+リチウムイオンバッテリー(容量34Ah)を、X4に1995cc直列4気筒DOHCコモンレール式直噴ディーゼルターボエンジン(184ps/400Nm)、1998cc直列4気筒DOHC直噴ガソリンターボエンジン(252ps/350Nm)を採用している。

▲X4の内装。車載通信モジュールによりドライバーとクルマ、そして取り巻く情報をITネットワークでつなぐ最新バージョンの「BMWコネクテッドドライブ」を採用する。日本導入モデルのハンドル位置は右
▲X4の内装。車載通信モジュールによりドライバーとクルマ、そして取り巻く情報をITネットワークでつなぐ最新バージョンの「BMWコネクテッドドライブ」を採用する。日本導入モデルのハンドル位置は右
▲前席にスポーツシートを配備。後席には分割可倒機構を内蔵する
▲前席にスポーツシートを配備。後席には分割可倒機構を内蔵する
▲高性能3眼カメラ&レーダーおよび高性能プロセッサーによる高い解析能力によって、より精度と正確性が増した最新の「ドライビング・アシスト・プロフェッショナル」を標準で装備
▲高性能3眼カメラ&レーダーおよび高性能プロセッサーによる高い解析能力によって、より精度と正確性が増した最新の「ドライビング・アシスト・プロフェッショナル」を標準で装備
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