日産アリアB6(2WD)の車両価格が発表。オンラインでの正式注文受付も11月末にスタート

日産が新世代クロスオーバーEVのアリアのベーシックモデル「B6(2WD)」の車両価格を539万円に設定すると発表。合わせてオンラインでの正式注文受付を11月末に開始。発売は2022年3月下旬を予定

 日産自動車は2021年11月12日、100%電気自動車の新しいクロスオーバーEV「アリア(ARIYA)」のベーシックモデル「B6(2WD)」の車両価格を発表し、同時にオンラインでの予約注文を11月末に開始するとアナウンスした。発売は2022年3月下旬を予定する。
 また、日産はオンライン受注に伴い、「オンラインオーダー」「納車待ちサポートサービス」「NISSAN ID」という3 つのサービスを順次展開する計画である。

▲日産アリアB6(2WD) 価格:539万円 全長4595×全幅1850×全高1655mm ホイールベース2775mm 最低地上高180mm 車重1920kg 乗車定員5名 オンラインでの予約注文を11月末に開始
▲日産アリアB6(2WD) 価格:539万円 全長4595×全幅1850×全高1655mm ホイールベース2775mm 最低地上高180mm 車重1920kg 乗車定員5名 オンラインでの予約注文を11月末に開始

 注目の車両価格は539万円。本年6月に受注を開始したB6リミテッドの660万円より121万円安いが、これは同一車線内でハンズオフ走行を可能とした最新世代のプロパイロット2.0や車外からの操作で駐車スペースから出し入れできるプロパイロットリモートパーキング、電動パノラミックガラスルーフ、BOSEプレミアムサウンドシステム&10スピーカーなどを省略して実現したプライスタグである。
 なお、アリアのリミテッド・シリーズ(B6リミテッド/B6 e-4ORCEリミテッド/B9リミテッド/B9 e-4ORCEリミテッド)は、すでに約6800台の受注を獲得。また、B6リミテッドは2022年1月27日に販売を開始する予定だ。

▲パワーユニットは最高出力160kW/5950~13000rpm、最大トルク300Nm/0~4392rpmを発生するAM67型モーターに、総電力量66kWhのリチウムイオン電池を組み合わせて前輪を駆動する
▲パワーユニットは最高出力160kW/5950~13000rpm、最大トルク300Nm/0~4392rpmを発生するAM67型モーターに、総電力量66kWhのリチウムイオン電池を組み合わせて前輪を駆動する

 B6のパワーユニットはB6リミテッドと基本的に共通で、最高出力160kW/5950~13000rpm、最大トルク300Nm/0~4392rpmを発生するAM67型モーターに、総電力量66kWhのリチウムイオン電池を組み合わせて前輪を駆動。性能面では0→100km/h加速を7.5秒でこなし、また交流電力量消費率はWLTCモードで166Wh/km、一充電電走行距離は同モードで470kmを実現している。

▲交流電力量消費率はWLTCモードで166Wh/km、一充電電走行距離は同モードで470kmを実現
▲交流電力量消費率はWLTCモードで166Wh/km、一充電電走行距離は同モードで470kmを実現

 B6の2WDに関して、開発スタッフは「アリア・シリーズで最も軽く(1920kg)、EVならではの軽快でプレミアムな走りがストレートに、かつ存分に体感できるベーシックモデル」と紹介。また、「B6はリーフと同じバッテリーサイズを採用しているが、新開発のEV専用プラットフォームの導入によってバッテリーを支える箇所の剛性が向上し、さらにシャシーシステムにも高剛性な部品を採用するなどして、操縦安定性を向上させるだけでなく、揺れにくい快適な乗り心地と高い静粛性を実現している」と胸を張る。さらに、SPORT/STANDARD/ECOという3種類のドライブモードや、新世代に移行したインテリジェントトレースコントロールなどによって、従来の電気自動車にはない高レベルの走行性能を達成しているという。

▲モノとモノの間にある空間や、連続するコトとコトの間の時間を意味する日本語の「間(ま)」をキーワードに据えたインテリアデザインを採用。ステアリングは本革巻き(ヒーター機構付き)
▲モノとモノの間にある空間や、連続するコトとコトの間の時間を意味する日本語の「間(ま)」をキーワードに据えたインテリアデザインを採用。ステアリングは本革巻き(ヒーター機構付き)
▲クルマの電源を入れると各種アイコンが浮かび上がるハプティクススイッチを配備
▲クルマの電源を入れると各種アイコンが浮かび上がるハプティクススイッチを配備
▲電動センターコンソールボックス(アームレスト付)を設定
▲電動センターコンソールボックス(アームレスト付)を設定

 内包するインテリアは、モノとモノの間にある空間や、連続するコトとコトの間の時間を意味する日本語の「間(ま)」をキーワードに据えたデザインを採用。ダッシュボートには従来のような物理的なスイッチはなく、クルマの電源を入れると各種アイコンが浮かび上がるハプティクススイッチを配備する。2つの大型ディスプレイによる統合型インターフェースディスプレイや木目調フィニッシャーなども組み込んだ。一方、シート表皮にはブラックまたはグレーのスエード/合皮コンビを採用。オプションとして、ブルーグレーのナッパレザーも用意している。

▲シート表皮にはブラック(写真・上)またはグレー(同・下)のスエード/合皮コンビを採用
▲シート表皮にはブラック(写真・上)またはグレー(同・下)のスエード/合皮コンビを採用
▲後席には6対4分割可倒機構とリクライニング機構を備える
▲後席には6対4分割可倒機構とリクライニング機構を備える
▲オプションとしてブルーグレーのナッパレザー表皮シートを用意
▲オプションとしてブルーグレーのナッパレザー表皮シートを用意

 エクステリアでは、日産の新しいデザインランゲージと“ニッサン インテリジェント モビリティ”技術を体現した新しいクロスオーバーSUVデザインを基調に、暁-アカツキ-(サンライズカッパー/ミッドナイトブラック)、カーマインレッド/ミッドナイトブラック、ステルスグレー/ミッドナイトブラック、ディープオーシャンブルー/ミッドナイトブラック、プリズムホワイト/ミッドナイトブラック、ブリリアントシルバー/ミッドナイトブラックという2トーンのボディカラーと、ダークメタルグレー、ミッドナイトパープル、ミッドナイトブラックというモノトーンのボディカラーを設定。足もとには、空力特性を重視した7.5J×19アルミホイールに、新世代の235/55R19 101V電動車用タイヤを装着している。

▲ボディカラーは写真上より暁-アカツキ-(サンライズカッパー/ミッドナイトブラック)、カーマインレッド/ミッドナイトブラック、ステルスグレー/ミッドナイトブラック、ディープオーシャンブルー/ミッドナイトブラック、プリズムホワイト/ミッドナイトブラック、ブリリアントシルバー/ミッドナイトブラックという2トーンと、ダークメタルグレー、ミッドナイトパープル、ミッドナイトブラックというモノトーンをラインアップ
▲ボディカラーは写真上より暁-アカツキ-(サンライズカッパー/ミッドナイトブラック)、カーマインレッド/ミッドナイトブラック、ステルスグレー/ミッドナイトブラック、ディープオーシャンブルー/ミッドナイトブラック、プリズムホワイト/ミッドナイトブラック、ブリリアントシルバー/ミッドナイトブラックという2トーンと、ダークメタルグレー、ミッドナイトパープル、ミッドナイトブラックというモノトーンをラインアップ
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