ハイブリッドモデルのマツダ2がデビュー。トヨタからOEM供給を受けて2022年春に欧州で発売

トヨタ・ヤリス・ハイブリッドのマツダ版が「マツダ2ハイブリッド」の車名を冠して発表。パワーユニットには1.5リットル直列3気筒エンジン＋モーターのハイブリッドシステムを搭載

　マツダは2021年12月6日、コンパクトカーのマツダ2にハイブリッドモデルの「マツダ2ハイブリッド（MAZDA2 Hybrid）」を設定し、2022年春より欧州市場に導入すると発表した。

　マツダ2ハイブリッドは、トヨタ自動車の欧州子会社であるトヨタ・モーター・ヨーロッパ（Toyota Motor Europe）社からOEM供給を受けるモデルで、同社のヤリス・ハイブリッド（Yaris Hybrid）をマツダブランド車として販売するものだ。

　パワーユニットには、1.5リットル直列3気筒エンジン＋モーターで構成するハイブリッドシステムを搭載。コンパクトカーならではの軽快なハンドリングや上質な乗り心地、快適な室内空間、最新の安全技術を備えた新ハイブリッドカーに仕立てる。外装では、フロントグリル上とリアゲート中央部、ホイールセンターにマツダのコーポレートエンブレムを、リアゲート左部に“MAZDA2”エンブレムを配した。

　マツダとトヨタは、2015年の業務提携に向けた基本合意以降、先進技術や合弁工場、販売金融など、様々な分野において協業を展開している。今回のトヨタハイブリッド車OEM供給は、その一環として実施されたプロジェクトだ。マツダは今後も、技術開発の長期ビジョン「サステイナブルZoom-Zoom宣言2030」の考え方に基づき、内燃機関や電動化技術を適材適所で展開するマルチソリューションによって、環境規制や市場ニーズに対応してユーザーに最適な商品を提供していく計画である。