メーカー直系ワークスチューン、これは絶品! 無限プロデュースのシビックとヴェゼルのドライビング世界

ホンダ・シビックEX無限パーツ装着車 エアロパーツは「空気を切り裂く疾走感」を追求 フィアンダースポイラー/サイドガーニッシュ/リアアンダースポイラーの3点をセットにしたスタイリングセット(24万5000円)を用意
ホンダ・シビックEX無限パーツ装着車 エアロパーツは「空気を切り裂く疾走感」を追求 フィアンダースポイラー/サイドガーニッシュ/リアアンダースポイラーの3点をセットにしたスタイリングセット(24万5000円)を用意

ワークスチューン特集/無限 シビック&ヴェゼル無限パーツ装着車 試乗記

レーシーなスペシャルブランドの造形と走りを体感

 無限はかつてのF1エンジン開発を筆頭に、コンペティション用のさまざまな心臓部を手がけてきたレーシーなスペシャルブランド。コンプリートモデルに加えて、時にはコンセプトモデルまで提案するなど、多彩な活動を展開している。現在はドレスアップ志向のアイテムが中心だが、根底にモータースポーツとのつながりを感じさせるラインアップが多い。今回試乗したシビックは、エクステリアを中心に各種用品を装着したモデルである。

 新型シビックは、実用性の高い5ドアHBながら流麗なファストバックのプロポーションの持ち主。CVTに加え、操作ストロークが短く剛性感に富んだ6速MTを用意するなど、思いのほかスポーティなテイストでまとめられている。心臓部の1.5リッターターボ(182ps/240Nm)もスムーズで気持ちがいい。無限が手がけたシビックはベース車のキャラクターに磨きを掛けたという印象だった。

 スタイリングは一段とシャープ。前方に低く突き出したフロントアンダースポイラーはロングノーズを強調し、サイドガーニッシュやリアアンダースポイラーと相まってシビックをより伸びやかでシャープに見せる。ちなみに3点のエアロパーツ類は「スタイリングセット」としてお買い得価格で設定されている。コンプリートでの装着を前提にデザインされていることは明らかだ。

 興味深かったのは、開発中の足回り。新作の鍛造ホイールに前後のパフォーマンスダンパーをアドオンするという軽いチューニングの効果は抜群。足元がより軽くレスポンスにも優れたフットワークを実現していた。走りが気持ちいいだけでなく、快適性も重視した味付けを目指しているという。
 迫力を増したサウンドを奏でるスポーツエグゾーストシステムも人気を博しそうだ。

シビック用アイテムは「ダイナミック&スポーツ」をコンセプトに開発 換気性を高めるベンチレーテッドバイザー(2万8000円)も設定
シビック用アイテムは「ダイナミック&スポーツ」をコンセプトに開発 換気性を高めるベンチレーテッドバイザー(2万8000円)も設定
フロントスポイラー(単体7万2000円)はブラック塗装の2トーンとボディ同色のモノトーンの2種 素材はPPE製
フロントスポイラー(単体7万2000円)はブラック塗装の2トーンとボディ同色のモノトーンの2種 素材はPPE製
テールゲートスポイラー(9万9000円)は控えめな形状 ブロー成型のABS製
テールゲートスポイラー(9万9000円)は控えめな形状 ブロー成型のABS製
スポーツエグゾーストシステム(27万5000円)は排気効率と消音性能を両立
スポーツエグゾーストシステム(27万5000円)は排気効率と消音性能を両立
8.5Jリムの18インチ鍛造アルミ(14万円/本)はすっきりとしたスポーク形状 軽量設計
8.5Jリムの18インチ鍛造アルミ(14万円/本)はすっきりとしたスポーク形状 軽量設計
フロントグリルデカール(1万9800円)は無限ロゴ入り
フロントグリルデカール(1万9800円)は無限ロゴ入り
室内はスポーツマット(5万2000円)が主要アイテム カラーは写真のレッドとブラックを用意 ラゲッジマット(2万9000円)もラインアップ
室内はスポーツマット(5万2000円)が主要アイテム カラーは写真のレッドとブラックを用意 ラゲッジマット(2万9000円)もラインアップ

無限ヴェゼルはダイナミックな印象を徹底追求

ヴェゼルe:HEV・Z無限パーツ装着車 ヴェゼル用アイテムの開発コンセプトは「スポーツスタイル」 エクステリアはダイナミックさを追求 フロントアンダースポイラー(7万7000円)は大型形状
ヴェゼルe:HEV・Z無限パーツ装着車 ヴェゼル用アイテムの開発コンセプトは「スポーツスタイル」 エクステリアはダイナミックさを追求 フロントアンダースポイラー(7万7000円)は大型形状

 新型ヴェゼルは、好評だった従来モデルのイメージを全面刷新。フレッシュなスタイリングと、しなやかな乗り味が人気を博している。無限パーツを装着した試乗車は、ベース車では控えめだったスポーティな雰囲気が、一気に開花した印象だった。

 前後のアンダースポイラーにサイドガーニッシュ、さらにリム部まで伸びたスポークが印象的な18インチアルミ、ルーフスポイラーとテールゲートスポイラーのコンビネーションが、アクティブな走りのイメージをかもしだす。クロスオーバーSUVというより、ちょっぴり背の高いクーペを思わせる。ヘッドライト下部に張り付けるロアアイラインデカールとフロントグリルガーニッシュによるイメージチェンジは意外に効果的。ヴェゼルはヒット作だけに街中で見かける機会が多い。個性のアピールという点で有効なアイテムだ。

 チタン製でエンドパイプが2本出しとなるマフラーも魅力的だった。スポーツサウンドとさりげない自己主張という点で、これも人気を博しそうである。無限ヴェゼルはスタイリングを中心に、ユーザーのスポーツ心を巧みに刺激する。見ても乗っても心地いい1台だった。

フロントグリルガーニッシュ(3万7400円)とロアアイラインデカール(1万5400円)を装着
フロントグリルガーニッシュ(3万7400円)とロアアイラインデカール(1万5400円)を装着
リアはウイングスポイラー(11万円)とテールゲートスポイラー(11万円)をツイン装着
リアはウイングスポイラー(11万円)とテールゲートスポイラー(11万円)をツイン装着
18インチアルミは写真のCU10(5万600円/本)とMDW(4万6200円/本)の2タイプを用意 ともにロングスポーク形状
18インチアルミは写真のCU10(5万600円/本)とMDW(4万6200円/本)の2タイプを用意 ともにロングスポーク形状
造形はクーペイメージを強調 パフォーマンスアイテムはe:HEV専用のスポーツサイレンサー(12万6500円)を用意
造形はクーペイメージを強調 パフォーマンスアイテムはe:HEV専用のスポーツサイレンサー(12万6500円)を用意
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