ホンダ・ヴェゼルe:HEVのカスタマイズコンプリートカー「モデューロX」のコンセプトモデルが初公開

ホンダが実効空力+専用足回りによって走行時の前後バランスを最適化したヴェゼルe:HEVモデューロXの発売を予告。オートサロンではコンセプト版を披露

 ホンダの純正アクセサリーを手がけるホンダアクセスは2022年1月14日、東京オートサロン2022においてカスタマイズコンプリートカーのコンセプトモデル、ヴェゼルe:HEVモデューロXコンセプト(VEZEL e:HEV Modulo X Concept)を初公開した。

▲ホンダ・ヴェゼルe:HEVモデューロXコンセプト モチーフは道なき道をしなやかな身のこなしで駆け抜ける“黒豹”。土屋圭市氏が開発アドバイザーに参画している
▲ホンダ・ヴェゼルe:HEVモデューロXコンセプト モチーフは道なき道をしなやかな身のこなしで駆け抜ける“黒豹”。土屋圭市氏が開発アドバイザーに参画している

 モデューロXはホンダアクセスが開発したカスタマイズパーツを量産工程で組み込み、ディーラーで販売するコンプリートカーのシリーズで、2013年に発売したN-BOXモデューロXを皮切りに現在まで7モデルが製作されている。
 今回発表されたヴェゼルe:HEVモデューロXコンセプトは、通常モデルのヴェゼルe:HEVをベースに、実効空力と接地性という誰にでも体感できる性能にこだわって開発。モチーフは、道なき道をしなやかな身のこなしで駆け抜ける“黒豹”だ。

▲エアロパーツの装着や足回りの改良によって前後のリフトを高度にバランスさせて4輪の接地性を向上。市販モデルの発売は本年6月頃を予定
▲エアロパーツの装着や足回りの改良によって前後のリフトを高度にバランスさせて4輪の接地性を向上。市販モデルの発売は本年6月頃を予定

 エクステリアは、日常の速度域でも体感できる空力効果を狙って、ボディ上面と床下の空気の流れを整える新設計のエアロパーツ群を採用。具体的には、前後エアロバンパーやリップスポイラー、ボディ下部のエアロスロープおよびエアロフィン、テールゲートスポイラーなどを組み込む。また、足回りには路面追従性を高める専用サスペンションと専用18インチアルミホイール(タイヤサイズは225/50R18)を装着する。通常モデルとの差異化を狙って、専用フロントグリルやブラック仕上げのドアミラーカバー、ブラック加飾のLEDヘッドランプ、ボディ同色のフェンダーアーチプロテクターおよびサイドロワガーニッシュ、ダーククローム塗装のエンブレムなども装備した。

▲ボディ同色のフェンダーアーチプロテクターおよびサイドロワガーニッシュを装備
▲ボディ同色のフェンダーアーチプロテクターおよびサイドロワガーニッシュを装備

 インテリアに関しては、レッドステッチ入りの専用本革巻きステアリングや専用シフトブーツ、専用フロントシートなどを装備。モデューロX専用のパワースイッチも採用する。内装カラーは、シックで精悍なブラックで仕立てた。

▲操作性を重視した専用本革巻きステアリングを装着。専用シフトブーツとともにレッドステッチを配する
▲操作性を重視した専用本革巻きステアリングを装着。専用シフトブーツとともにレッドステッチを配する
▲前席にレッドステッチ入りの専用シートを装着する
▲前席にレッドステッチ入りの専用シートを装着する

 なお、ホンダアクセスはヴェゼルe:HEVモデューロXの市販化に向けて、現在開発を鋭意進行中。発売は本年6月頃を予定している。

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