レクサスがNX PHEVのオフロード志向モデルと水素エンジン搭載のバギーカーを発表

自然と共生しながら、クルマがもたらす上質で楽しいライフスタイルや走る楽しさをユーザーに提供する――今後のレクサスの目標を体現したコンセプトカーのNX PHEVオフロードコンセプトとROVコンセプトをオートサロンで初披露

 レクサスは2022年1月14日、東京オートサロン2022において、コンセプトカーのNX PHEVオフロードコンセプト(NX PHEV OFFROAD Concept)とROVコンセプト(ROV Concept)を初公開した。

 2台のコンセプトカーは、カーボンニュートラル社会の実現と、ユーザーの選択肢を広げ、かつ多様なライフスタイルの提案に挑戦するレクサスの想いを体現して開発。具体的には、自然と共生しながら、クルマがもたらす上質で楽しいライフスタイルや走る楽しさの両立を目指して、クルマを仕立てた。

▲NX PHEVオフロードコンセプト(写真・右)とROVコンセプト(同・左)は、カーボンニュートラル社会の実現と、ユーザーの選択肢を広げ、かつ多様なライフスタイルの提案に挑戦するレクサスの想いを体現して開発された
▲NX PHEVオフロードコンセプト(写真・右)とROVコンセプト(同・左)は、カーボンニュートラル社会の実現と、ユーザーの選択肢を広げ、かつ多様なライフスタイルの提案に挑戦するレクサスの想いを体現して開発された

 まずNX PHEVオフロードコンセプトは、昨年11月に発売したレクサス初のプラグインハイブリッドモデルであるNX450h+をベースに、EV走行とHV走行がもたらすCO2排出を抑えた優れた環境性能や上質な走りと、電動モーター駆動ならではの低μ路面での安心の走破性を提供。シューズには265/65R17サイズの大径オールテレーンタイヤと専用デザインの7J×17ホイールを組み込んで、悪路走破性の向上や足もとの存在感アップを成し遂げる。また、ボディカラーにはアウトドアで映える特別色のアイアンオキサイド(Iron Oxide)を採用し、さらにフロントにはマットブラック塗装グリルとスモーク塗装LEXUSエンブレムを、サイドにはスモーク塗装ドアミラーバイザーおよびウィンドウ/ベルトモールやマットブラック塗装ドアハンドルを、リアにはスモーク塗装の車名バッジおよびLEXUSエンブレムを配備して、エクステリアの個性を強調する。そしてルーフ部には、マットブラック塗装のルーフレールとキャリアバスケットを装着して、利便性を向上させた。

▲レクサスNX PHEVオフロードコンセプト 通常モデルのNX450h+をベースに大径オールテレーンタイヤなどを組み込んで、優れた環境性能と高い悪路走破性を両立する
▲レクサスNX PHEVオフロードコンセプト 通常モデルのNX450h+をベースに大径オールテレーンタイヤなどを組み込んで、優れた環境性能と高い悪路走破性を両立する

 一方、バギータイプ車のROV(Recreational Off highway Vehicleの略)コンセプトは、コンパクトなボディサイズとROVならではの悪路走破性を備え、乗用車では味わえない走りの楽しさや、雄大な自然との触れ合いをユーザーに提供することを目指して開発。パワーユニットには圧縮気体水素を使用燃料としたレクサス初の998cc直列3気筒DOHC12V水素エンジンを搭載し、シーケンシャルパドルシフト+リバースのトランスミッションとデフロックを備えたセレクタブル2WD&4WDの駆動機構を組み合わせて、環境への配慮とエンジン車ならではのリアルな鼓動が感じ取れる走りの楽しさを両立する。NX PHEVオフロードコンセプトと共通化したアイアンオキサイドのボディカラーやワイルドなイメージの足回りも、ROVコンセプトのアピールポイントである。

▲レクサス初の水素エンジンを搭載したROVコンセプト ボディサイズは全長3120×全幅1725×全高1800mmに設定。乗車定員は2名
▲レクサス初の水素エンジンを搭載したROVコンセプト ボディサイズは全長3120×全幅1725×全高1800mmに設定。乗車定員は2名

 ショーの会場でレクサスのスタッフは、「環境を重視したクルマであれば、自然の中でも存分に楽しむことができるという提案を、2台のコンセプトカーで感じ取ってもらえれば」とコメントしていた。

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