【最新モデル試乗】スカイアクティブX、一段と熟成。乗って感動、マツダCX-30ブラックトーンエディションの完成度

マツダCXー30・Xブラックトーンエディション(4WD) 最新型はスカイアクティブXのエンジンサウンドを改良 AT車はアクセルペダル操作力も最適化 特別仕様のブラックトーンエディションも新設定
マツダCXー30・Xブラックトーンエディション(4WD) 最新型はスカイアクティブXのエンジンサウンドを改良 AT車はアクセルペダル操作力も最適化 特別仕様のブラックトーンエディションも新設定

マツダCX-30・Xブラックトーンエディション 価格:6MT 358万500円 試乗記

最新版は燃費とサウンド改善。ブラックトーンエディションが新登場

 2019年秋に登場して以降、短いスパンで商品改良を行ってきたCX-30が再び魅力をアップした。これまでもエンジン性能の向上や燃費および排出ガスの改善、足回りの変更を実施してきたが、今回はe-スカイアクティブX搭載車が対象。加速時のエンジンサウンドを心地よくするため、吸気口やサイレンサー部品を変更し、シフトアップごとの変速タイミングとサウンド変化をシンクロするように工夫したという。燃費もさらに改善し、4WDのMT車はWLTCモードで17.8km/リッターをマーク。2030年度燃費基準75%達成を実現した。

 グレード体系が変更され、今回の試乗車、特別仕様のブラックトーンエディションが設定されたのもニュース。ブラックトーンエディションは、ドアミラーやホイールを黒系でコーディネートし、シートにレッドステッチの加飾を施したスポーティ仕様。内外装は若々しく、よりスタイリッシュに映る。インテリアの高い質感は、この価格帯の日本車としては出色だと改めて思った。

CX-30のデザインはシンプル&クリーン。その美しさは特筆レベル
CX-30のデザインはシンプル&クリーン。その美しさは特筆レベル
スポーティ志向のブラックトーンエディションはスカイアクティブXのほか2リッターガソリン/1.8リッターディーゼルにも設定
スポーティ志向のブラックトーンエディションはスカイアクティブXのほか2リッターガソリン/1.8リッターディーゼルにも設定
1997cc直4DOHC16V 190ps/6000rpm 240Nm/4500rpm スカイアクティブXは世界唯一のガソリン圧縮着火ユニット マイルドHV仕様
1997cc直4DOHC16V 190ps/6000rpm 240Nm/4500rpm スカイアクティブXは世界唯一のガソリン圧縮着火ユニット マイルドHV仕様

ドライビングプレジャーを感じる。全域で走り洗練

 ドライブすると、たしかにこれまでと雰囲気が変わっていた。スカイアクティブXエンジンは、ビジネスライクで面白味のなかった初期型に比べると大幅にリファイン。2020年末の最初の改良で吹き上がりがだいぶイキイキとなったが、今回さらにドライビングプレジャーを感じられるように進化した。MTTならよりダイレクトにその変化を味わうことができる。

 スペックは190ps/240Nmと従来と共通。エンジン特性自体にも変化はないという。しかし実際は違う。より官能的というと大げさだが、いくぶん人間味が増したように思える。低回転域からリニアにトルクが立ち上がり、4000rpmから上でもそれが頭打ちにならないスカイアクティブXの特徴が一段と際立っている。全域で駆動力をコントロールしやすい。

 MTを楽しむうえで重要なアクセルオフ時の回転落ちも自然だ。オフにした直後にタイムラグなくスッと1000rpmほど落ちてくれるので、次にシフトアップするリズムをつかみやすい。これなら自然体でMTを楽しみたいドライバーにちょうどよい。

 改めて感じたのは、乗り心地が本当によくなっていること。これは昨年4月の改良の賜物だ。それまでの「路面の凹凸を拾いやすく、リアの突き上げが気になった乗り味」とは一変している。後席に乗ると、より顕著に違いを感じた。
 マツダ独自技術のGVC+によるハンドリングのよさは健在。操舵に対する応答遅れはなく、一体感のある操縦感覚を味わえる。「世界で最も美しいクロスオーバー」を目指したCX―30が、いっそう魅力的に進化したことを歓迎する。

室内はすっきりとした印象 中央に8.8インチディスプレイを装備 各部の作りは入念で上質 リニアなハンドリングは大きな魅力
室内はすっきりとした印象 中央に8.8インチディスプレイを装備 各部の作りは入念で上質 リニアなハンドリングは大きな魅力
シートはブラックカラーのファブリック仕様 運転席電動調節機能はセットop(6万6000円) 乗り心地はしなやかな印象 室内長1830mm
シートはブラックカラーのファブリック仕様 運転席電動調節機能はセットop(6万6000円) 乗り心地はしなやかな印象 室内長1830mm
荷室容量は後席使用時430リッター 床下にサブトランクを用意 リアゲートは電動式
荷室容量は後席使用時430リッター 床下にサブトランクを用意 リアゲートは電動式
メーターは見やすい 速度計は7インチ液晶式 ヘッドアップディスプレイ標準
メーターは見やすい 速度計は7インチ液晶式 ヘッドアップディスプレイ標準
トランスミッションは6速仕様 MTとATが選べる MTの操作性は良好
トランスミッションは6速仕様 MTとATが選べる MTの操作性は良好
ペダルは操作性に優れたレイアウト アクセルはオルガン形状
ペダルは操作性に優れたレイアウト アクセルはオルガン形状
左右独立温度調節式オートAC標準 シートヒーターはセットop
左右独立温度調節式オートAC標準 シートヒーターはセットop
足元は精悍なイメージ 215/55R18タイヤ+ブラックメタリック塗装7Jアルミ装着
足元は精悍なイメージ 215/55R18タイヤ+ブラックメタリック塗装7Jアルミ装着
吸気口とともに排気サイレンサー部品を改良 エンドパイプは左右ツイン
吸気口とともに排気サイレンサー部品を改良 エンドパイプは左右ツイン
ブラックカラーの自動格納機能付きドアミラーを特別装備
ブラックカラーの自動格納機能付きドアミラーを特別装備

マツダCX-30・Xブラックトーンエディション 主要諸元と主要装備の主要諸元と主要装備

グレード=Xブラックトーンエディション(4WD)
価格=6MT 358万500円
全長×全幅×全高=4395×1795×1540mm
ホイールベース=2655mm
トレッド=フロント:1565×リア:1565mm
最低地上高=175mm
車重=1530kg
エンジン=1997cc直4DOHC16V(プレミアム仕様)
最高出力=140kW(190ps/6000rpm
最大トルク=240Nm(24.5kgm)/4500rpm
モーター最高出力=4.8kW(6.5ps)/1000rpm
モーター最大トルク=61Nm(6.2kgm)/100rpm
WLTCモード燃費=17.8km/リッター(燃料タンク容量51リッター)
(市街地/郊外/高速道路:14.9/18.0/19.3)
サスペンション=フロント:ストラット/リア:トーションビーム
ブレーキ=フロント:ベンチレーテッドディスク/リア:ディスク
タイヤ&ホイール=215/55R18+アルミ
駆動方式=4WD
乗車定員=5名
最小回転半径=5.3m
主な燃費改善対策:ハイブリッドシステム/アイドリングストップ/筒内直接噴射/リーンバーン/可変バルブタイミング/充電制御/電動パワーステアリング/ロックアップ機構付きトルクコンバーター
主要装備:クルージング&トラフィックサポート/交通標識認識システム/前側方接近車両検知/スマートブレーキサポート(前後進時)/リアパーキングセンサー/レーダークルーズコントロール/レーンキープアシスト/車線逸脱警報/ブラインドスポットモニタリング/ドライバーアテンションアラート/アダプティブLEDヘッドライト/バックガイドモニター/グロスブラックドアミラー/ブラック塗装フロントグリル/セイル&センターピラーガーニッシュ(ピアノブラック)/大径マフラーカッター/ブラックファブリックシート/8.8インチセンターディスプレイ/7インチマルチスピードメーター/ヘッドアップディスプレイ/本革巻きステアリング&シフトノブ/フルオートAC/マツダ・ハーモニックアコースティックス(8スピーカー)/ブラックメタリック塗装18インチアルミ/Gベクタリングコントロールプラス/電動パーキングブレーキ(オートホールド付き)
装着メーカーop:360度セーフティパッケージ(360度ビューモニター+ドライバーモニタリング+フロントパーキングセンサー)8万6880円/ドライビングポジションサポートパッケージ(運転席電動調節機能+前席シートヒーター+ステアリングヒーター)6万6000円
ボディカラー:ポリメタルグレーメタリック
※価格はすべて消費税込み リサイクル費用は1万290円
撮影協力/マースガーデンウッド御殿場

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