【2022 J'sスポーツ特集】新型は速さと快適性を磨いた4WDスポーツ。WRX・S4の気になるターボパワー

SUBARU・WRX・S4・STIスポーツR・EX  新型はSTIスポーツRとGTーHの基本2グレード構成 STIスポーツは電子制御ダンパー標準
SUBARU・WRX・S4・STIスポーツR・EX 新型はSTIスポーツRとGTーHの基本2グレード構成 STIスポーツは電子制御ダンパー標準

SUBARU WRX・S4・STIスポーツR・EX 価格:8CVT 477万4000円 試乗記

基本ハードウエアは好評のレヴォーグとオーバーラップ

 WRXは、「走りのセダン」として独自ポジションを確立した4Wdスポーツ。2ペダルを極めるトランスミッションを備えたS4は、「STI」の名が冠されるホッテストバージョンと比べ、ややマイルドなキャラクター。新型WRX・STIを待つ声は、日増しに高まっている。

 基本ハードウエアは、ひと足先に世代交代したレヴォーグとの血縁関係が極めて強い。骨格部材を組み立てた後に外板パネルを溶接して、アッパーボディとプラットフォーム間の結合力を増す「フルインナーフレーム」のボディ構造や、サスペンションはほぼ共通だ。

S4は「スバル・パフォーマンス・トランスミッション」と呼ぶ新世代CVT搭載 ピュアスポーツ仕様のWRX・STIは開発中
S4は「スバル・パフォーマンス・トランスミッション」と呼ぶ新世代CVT搭載 ピュアスポーツ仕様のWRX・STIは開発中
2.4リッター水平対向ターボは275ps/375Nmを発生 直噴機構を導入したパワフル&高効率設計 豊かなトルクが印象的
2.4リッター水平対向ターボは275ps/375Nmを発生 直噴機構を導入したパワフル&高効率設計 豊かなトルクが印象的
専用設計ダンロップ製245/40R18タイヤ+8.5J切削光輝アルミ装着
専用設計ダンロップ製245/40R18タイヤ+8.5J切削光輝アルミ装着

強靭なボディ。上質で速い洗練のスポーツセダン

 走りは、排気量アップの効果がてきめん。ただしスポーツ心臓らしいパワーの盛り上がり感にはいまひとつ欠ける。
 ボディが大いに強靭になり骨太な印象が増したのも、新型の見どころ。ステアリング操作に対する応答性は、従来よりダイレクトでシャープになった。
 S4は上質で速い、洗練されたスポーツセダン。一段とホット志向のSTIは、どんなキャラクターに仕上げてくるのか楽しみである。

インパネはレヴォーグと共通デザイン 各部ソフトパッド仕上げ EXはナビ機能付き11.6インチセンターディスプレイ標準 ペダルはスポーツ形状
インパネはレヴォーグと共通デザイン 各部ソフトパッド仕上げ EXはナビ機能付き11.6インチセンターディスプレイ標準 ペダルはスポーツ形状
STIスポーツRは本革シート標準 写真のレカロ製はop 室内は広く快適
STIスポーツRは本革シート標準 写真のレカロ製はop 室内は広く快適
メーターは12.3インチフル液晶 回転計下側にブースト計をビルトイン
メーターは12.3インチフル液晶 回転計下側にブースト計をビルトイン

SUBARU WRX・S4 主要諸元の主要諸元と主要装備

グレード=STIスポーツR・EX
価格=8CVT 477万4000円
全長×全幅×全高=4670×1825×1465mm
ホイールベース=2675mm
トレッド=フロント:1550×リア:1570mm
車重=1600kg
エンジン=2.4リッター水平対向4DOHC16Vターボ(レギュラー仕様)
最高出力=202kW(275ps)/5600rpm
最大トルク=375Nm(38.2kgm)/2000〜4800rpm
WLTCモード燃費=10.8km/リッター(燃料タンク容量63リッター)
(市街地/郊外/高速道路:7.6/11.4/12.7km/リッター)
サスペンション=フロント:ストラット/リア:ダブルウィッシュボーン
ブレーキ=前後ベンチレーテッドディスク
タイヤ&ホイール=245/40R18+アルミ
駆動方式=4WD
乗車定員=5名
最小回転半径=5.5m

SNSでフォローする