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DSブランドの第4のモデルとなる新型DS4が待望の日本デビュー

Writer:大貫直次郎 

斬新なアートフォルムを纏った新型DS4が日本で発売。1.6リットルPHEVの「E-TENSE」のほか、1.2リットルPureTechガソリン車と1.5リットルBlueHDiディーゼル車を設定

 Stellantis(ステランティス)ジャパンは2022年4月28日、DSオートモビルのCセグメントモデルに位置する新型ハッチバックの「DS4」を発表し、同日より発売した。

▲DS4 RIVOLI E-TENSE 価格:8SAT572万円 全長4415×全幅1830×全高1495mm ホイールベース2680mm 車重1760kg 乗車定員5名 EV走行可能距離(WLTCモード)56km ハイブリッド燃料消費率(WLTCモード)16.4 km/リットル

車種展開および車両価格は以下の通り。
TROCADERO PureTech(トロカデロ ピュアテック):398万円
RIVOLI PureTech(リヴォリ ピュアテック):449万円
RIVOLI BlueHDi(リヴォリ ブルーHDi):469万円
RIVOLI E-TENSE(リヴォリ Eテンス):572万円
また、DS4の日本導入を記念して、フランス語で“The First”を意味する特別仕様車「LA PREMIERE(ラ プルミエール)」を設定。車種展開および車両価格は以下で構成し、販売台数は計50台に設定する。
LA PREMIERE PureTech(ラ プルミエール ピュアテック):514万円
LA PREMIERE BlueHDi(ラ プルミエール ブルーHDi):534万円
LA PREMIERE E-TENSE(ラ プルミエールEテンス):624万円

▲DS4 RIVOLI BlueHDi 価格:8SAT469万円 全長4415×全幅1830×全高1495mm ホイールベース2680mm 車重1470kg 乗車定員5名 WLTCモード燃費21.2km/リットル

 旗艦SUVのDS7クロスバック、プレミアムコンパクトSUVのDS3クロスバック、ラグジュアリーサルーンのDS9に続くDSオートモビルの新世代モデル第4弾として登場したDS4は、70%あまりを新規設計もしくは専用部品で構成した進化版のEMP2(Efficient Modular Platform 2)プラットフォームをベースに、個性的かつ革新的なSUVクーペのスタイリングやシームレスで人間工学に基づいたデジタルインテリア、最新のエンジニアリングを駆使した独自の電動化などを採用したことが特徴である。DS4を名乗るモデルとしては、2010年に登場したシトロエンDS4から単独ネームのDS4に連なる第1世代が2018年に販売を中止して以来の復活だ。

▲DS4 TROCADERO PureTech 価格:8SAT398万円 全長4415×全幅1830×全高1495mm ホイールベース2680mm 車重1420kg 乗車定員5名 WLTCモード燃費17.7km/リットル

 まずエクステリアは、2020年2月に発表したコンセプトカーの「DSエアロスポーツラウンジ(DS AERO SPORT LOUNGE)」からインスパイアを受けてデザインされる。基本プロポーションはエアロダイナミクスを最大限に重視したうえで、スポーティかつ筋肉質な5ドアハッチバック形状のSUVクーペのスタイルを構築。ボディサイズは全長4415×全幅1830×全高1495mm、ホイールベース2680mmで仕立てた。

▲基本プロポーションはエアロダイナミクスを最大限に重視したうえで、スポーティかつ筋肉質な5ドアハッチバック形状のSUVクーペのスタイルを構築する

 各部のアレンジにも徹底してこだわる。フロント部はDSマトリクスLEDビジョンを採用したスリムで切れ長な形状のヘッドランプや2列のLEDで構成されたデイタイムランニングライト、シャイニーブラックの基部にダイヤモンドを散りばめたようなクロームを配した三次元構成のフロントグリルなどによって最新のDSモデルらしい印象的なフェイスを実現。一方でサイドビューは、フロントからリアへと流れる流麗なシルエットを基調に、フラッシュフィッティングのドアハンドルや彫刻的な造形の面構成、足もとを引き立てる大径の19インチアロイホイール(RIVOLIに“SEVILLA”、TROCADEROに“FIRENZE”と称するアロイホイールを装着。タイヤは205/55 R19サイズ)などを採用して、美しさとスポーティなイメージを高次元で融合させる。そしてリアセクションは、ルーフから流れるように急角度で落ち込むエナメルスクリーンプリント入りリアウィンドウやDSオートモビルのバッジが備わったグロスブラックのCピラー、エッジを利かせたリアフェンダー、レーザーエンボス加工を施した立体的な視覚効果を持つ新世代ライトシグネチャーなどを組み込んで、存在感あふれる後ろ姿を創出した。
 ボディカラーについては、メタリック塗装のクリスタルパール/ルージュベルベット/オルキュイブル/ノアールペルラネラとパール塗装のブランナクレという計5色をラインアップ。また、LA PREMIERE専用色としてメタリック塗装のグリラケを設定している。

▲ボディカラーはクリスタルパール/ルージュベルベット/オルキュイブル/ノアールペルラネラ/ブランナクレの計5色をラインアップ。LA PREMIERE専用色としてグリラケを設定

 内装するインテリアは、DSならでのこだわりのデザインと素材を、最新デジタル技術とシームレスに融合させたことが訴求点だ。インタラクティブやコンタクトといったゾーンに分けたインターフェースにはパリの精緻な伝統模様クル・ド・パリ(多数のピラミッドが連なっているように刻まれた文様)を施したうえで、センター部のサーベルにエアコンとセンターのエアコン吹き出し口の存在感をなくしたDSエア(インビジブル・エアベント)のコントロールを集中配置。上部にはインフォテインメントシステムのDS IRISシステム(ナビゲーション/ボイスコントロール機能)を司る10インチ高解像度タッチスクリーン(FM・AMラジオ/USB/Bluetooth/Apple CarPlay/Android Auto)や7インチのデジタルインストルメントパネル、下部のセンターコンソール部にスクリーン上の6つのショートカットキーを操作することが可能な5インチのDSスマートタッチを組み込む。また、ドア上部のパワーウィンドウスイッチにはシャイニーブラックの加飾を施し、流れるようなドアトリムデザインとともに4.1リットルのストレージスペースを確保。さらに、ステアリングの左側にはアクティブクルーズコントロール等の設定が可能なステアリングスイッチを配置し、合わせてステアリングヒーターをDSで初めて内蔵した。

▲インタラクティブやコンタクトといったゾーンに分けたインターフェースに、パリの精緻な伝統模様クル・ド・パリを施す。センター上部にはインフォテインメントシステムのDS IRISシステムを司る10インチ高解像度タッチスクリーンを配備
▲センター部のサーベルにエアコンとセンターのエアコン吹き出し口の存在感をなくしたDSエアのコントロールを集中配置
▲新世代のオートマチックセレクターを採用。未来的なデザインで、かつ指先でスムーズに操作できる

 シート表皮はRIVOLIにバサルトブラックのレザーを、TROCADEROにファブリック&テップレザーのコンビネーションを採用。また、RIVOLIには運転席パワー調整機構を標準で、助手席パワー調整機構/前席シートヒーター&ベンチレーション/前席マルチポイントランバーサポートをパッケージオプションで設定する。一方、ラゲッジスペースは後席使用時で430リットル (E-TENSEは390リットル)、後席シートバックを倒すと1240リットル(E-TENSEは1190リットル)の容量を確保。利便性を高めるハンズフリー電動テールゲートもオプションで用意した。

▲RIVOLIのシート表皮はバサルトブラックのレザー。運転席にはパワー調整機構を内蔵
▲TROCADEROのシート表皮にはファブリック&テップレザーのコンビネーションを採用
▲ラゲッジスペースは後席使用時で430リットル (E-TENSEは390リットル)の容量を確保

 パワーユニットに関しては、“PureTech”1199cc直列3気筒DOHC直噴ガソリンターボエンジン(最高出力130ps/5500rpm、最大トルク230Nm/1750rpm)と“BlueHDi”1498cc直列4気筒DOHC直噴ディーゼルターボエンジン(最高出力130ps/3750rpm、最大トルク300Nm/1750rpm)の内燃機関のほか、“PureTech”1598cc直列4気筒DOHC直噴ガソリンターボエンジン(最高出力180ps/6000rpm、最大トルク250Nm/1750rpm)にフロント電動モーター(最高出力81kW/2500rpm、最大トルク320Nm/500~2500rpm)を組み合わせてシステム総出力225ps/360Nmを発揮し、リアトランク下にリチウムイオンバッテリー(総電力量12.4kWh)を配するプラグインハイブリッドのE-TENSEを設定。トランスミッションはいずれのユニットも改良版のEAT8(電子制御8速AT)を採用し、前輪を駆動する。燃費性能はWLTCモードでPureTechが17.7km/リットル、BlueHDiが21.2km/リットルを達成。また、E-TENSEはEV走行可能距離がWLTCモードで56km、ハイブリッド燃料消費率がWLTCモードで16.4 km/リットルを実現した。充電については、普通充電器(200V/3kW)を使って約4時間、ウォールボックスタイプの普通充電器(200V/6kW)を使って約2時間で満充電。走行モードには、電動モーターで走行するゼロエミッションモードのエレクトリックモード、エンジンとモーターを活用しながら総合的に効率を高めるハイブリッドモード、DSアクティブスキャンサスペンションを作動させるコンフォートモード、主にエンジンを動力源としながら状況に応じてモーターのパワーも活用して高出力を引き出すスポーツモードを設定した。なお、E-TENSE およびRIVOLI に組み込むDSアクティブスキャンサスペンションは、フロントガラスに装着したカメラで前方の路面を常時ハイスピードスキャンして、これから通過する路面の凹凸を識別。4つの姿勢センサーと3つの加速度センサーを介して4輪のショックアブソーバーの減衰力をリアルタイムで最適に電子制御し、常にフラットで快適な乗り心地と卓越した静粛性、さらに走行安定性を保ち続ける仕組みである。

▲プラグインハイブリッドのE-TENSEは“PureTech”1598cc直列4気筒DOHC直噴ガソリンターボエンジン(180ps/250Nm)にフロント電動モーター(81kW/320Nmm)を組み合わせてシステム総出力225ps/360Nmを発揮し、リアトランク下にリチウムイオンバッテリー(総電力量12.4kWh)を配する
▲普通充電器(200V/3kW)を使って約4時間、ウォールボックスタイプの普通充電器(200V/6kW)を使って約2時間で満充電
▲“BlueHDi”1498cc直列4気筒DOHC直噴ディーゼルターボエンジンは最高出力130ps/3750rpm、最大トルク300Nm/1750rpmを発生
▲“PureTech”1199cc直列3気筒DOHC直噴ガソリンターボエンジンは最高出力130ps/5500rpm、最大トルク230Nm/1750rpmを絞り出す

 最新のADAS(先進運転支援システム)を装備したことも、DS4の注目ポイントだ。センシング技術は超音波ソナー×8、フロントミリ波レーダー×1、コーナーミリ波レーダー×2(初採用)、フロントガラス・マルチパーパスカメラ×1、180度カメラ×4(初採用)、赤外線カメラ×1(DSナイトビジョン用)で構成。機能としては、360°ビジョン、検知範囲を従来の約10mから約75mへと延長したブラインドスポットモニター(ロングレンジ)、周囲から0~10km/hの範囲で接近する車両やバイク/自転車/歩行者を検知するリアクロストラフィックアラート、衝突や追突時の衝撃によりエアバッグが作動すると自動でブレーキをかけて多重事故の危険を低減させるポストコリジョンセーフティブレーキなどを採用した。

▲フロント、リア、両サイドの計4つのカメラによって前後の映像および全体を俯瞰する映像が確認できる360°ビジョンを装備

 最後に、DS4の日本導入記念モデル「LA PREMIERE」の特徴を紹介しよう。
 外装では、ブリリアントブラックのDSウイング/サイドウィンドウモール/リアガーニッシュやブラックのドアプロテクター、ボディ同色のリトラクタブルドアハンドル、LA PREMIERE専用バッジを特別装備。E-TENSEには20インチアロイホイール“SYDNEY”+245/40R20タイヤを装着する。ボディカラーは専用色のグリラケのほかにクリスタルパールをラインアップした。

▲DS4 LA PREMIERE E-TENSE 価格:8SAT624万円 20インチアロイホイール“SYDNEY”+245/40R20タイヤを装着
▲クリオロブラウンインテリア(ナッパレザーシート/ナッパレザーダッシュボード&ドアトリム/本革巻ステアリングホイール)を特別装備。日本導入モデルのハンドル位置は右
▲LA PREMIERE専用バッジを貼付

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