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第3世代となる新型トヨタ・セコイアの車両詳細が米国で発表。発売は本年晩夏を予定

Writer:大貫直次郎 

米国トヨタがフルサイズSUVの新型セコイアの車種展開や装備内容、車両価格を発表。グレードはSR5/リミテッド/プラチナム/TRDプロ/キャップストーンの5タイプを設定

 トヨタ自動車の米国部門は2022年6月8日(現地時間)、新世代フルサイズSUVのセコイア(Sequoia)を本年の晩夏に2023年モデルとして発売すると発表した。グレードはSR5/リミテッド(Limited)/プラチナム(Platinum)/TRDプロ(TRD PRO)/キャップストーン(Capstone)で構成。車両価格は5万8300ドル(781万2000円)~7万8300ドル(1049万2000円)に設定する。

▲トヨタ・セコイア・キャップストーン4×4 価格:7万8300ドル(約1049万2000円) 新設定の最上位グレード。専用の22インチクロームアルミホイールや消音効果を高めるフロントドア・アコースティックガラスを標準装備

 日本では並行輸入車として高い人気を誇るセコイアは、今回の全面改良で第3世代に移行する。基本骨格には、フルサイズ・ピックアップトラックのタンドラ(XK70)やランドクルーザー300、レクサスLXにも採用するボディオンフレームのGA-Fプラットフォームを採用。ホイールベースは122インチ(3099mm)に設定した。懸架機構は前ダブルウィッシュボーン式/後マルチリンク式で構成し、コイルスプリングのほかロードレベリングリアハイトコントロールエアサスペンションおよびアダプティブバリアブルサスペンション(AVS)も選択可。また、操舵機構には新しいラックマウント型電動式パワーステアリングシステムを組み込んだ。

▲トヨタ・セコイア・リミテッド4×2 価格:6万4700ドル(約867万円) キャビン後半部を日差しから守る2列目および3列目の手動サンシェードを装備

 エクステリアは、ハニカム形状の大型グリルやシャープなT字造形のLEDヘッドライトを配した印象的なフロントマスク、伸びやかなルーフラインおよびウィンドウグラフィックや抑揚のあるパネル面で構成したサイドビュー、スクエア形状のリアゲートにスリムなT字造形のLEDコンビネーションランプを組み込んでスポーティかつ個性的にアレンジしたリアセクションなどによって、存在感あふれるSUVルックを創出。ボディサイズは全長208.1×全幅79.6×全高74.2~77.7インチ(5286×2022×1885~1974mm)、車両重量は5620~6185lb (2549~2805kg)に設定する。ボディカラーはホワイトやウィンドチルパール、セレスティアルシルバー、ルナロック、マグネティックグレーメタリック、ブループリント、アーミーグリーン、ミッドナイトブラックメタリック、スモークメスキート、スーパーソニックレッド、TRD専用のソーラーオクタンなどをラインアップした。

▲トヨタ・セコイア・TRDプロ4×4 価格:7万6900ドル(約1030万5000円) アドベンチャー志向のモデル。セレクタブルロック式リアデフやマルチテレインセレクト、クロールコントロール、ダウンヒルアシストコントロールなどを採用してオフロードの走破性を高める

 内包するインテリアは、2-3-3名(2列目ベンチシート)または2-2-3名(2列目キャプテンシート)乗車の3列式シートで構成。とくに3列目は、従来モデルに比べて居住スペースが広がる。また、2、3列目には分割可倒機構を組み込み、合わせて様々な位置に設定できるアジャタブルカーゴシェルフシステムを採用して、乗車人数や積載物に即した多様な荷室アレンジを可能とした。一方、水平基調のインパネには8インチまたは14インチの大型タッチスクリーン式マルチメディアディスプレイを装備。最新のトヨタオーディオマルチメディアシステムも採用する。また、センターコンソールは幅引く、かつシフトやスイッチ類、収納スペースを機能的に配して、利便性に優れるコクピットを演出した。

▲水平基調のインパネには8インチまたは14インチ(写真)の大型タッチスクリーン式ディスプレイを装備。最新のトヨタオーディオマルチメディアシステムも採用する。写真はキャップストーンの内装
▲キャビンは2-3-3名(2列目ベンチシート)または2-2-3名(2列目キャプテンシート、写真)乗車の3列式シートで構成。とくに3列目は従来モデルに比べて居住スペースが広がる。写真はキャップストーンで、ブラック&ホワイトのカラーコンビネーションを配したセミアニリンレザー表皮シートを採用

 グレードごとの装備内容を見ていこう。
 まずベーシック仕様のSR5は、ムーンルーフやヒーティングシート、18インチアルミホイール、12.3インチデジタルインストルメントディスプレイおよびパノラマビューモニター(PVM)などを標準装備。14インチトヨタオーディオマルチメディアディスプレイ、パワーフォールディング3列目シート、ハンズフリーリフトゲート、ソフテックストリミングシート、120V電源コンセントなどで構成するSR5プレミアムパッケージや、20インチマットブラックTRDホイール、ビルシュタインモノチューブショック、TRDチューニングスプリング、アルミペダル、レッドTRDプッシュボタンスタートなどで構成するTRD Sportパッケージを選択することも可能だ。
 SR5をベースに機能装備を向上させたリミテッドは、14インチトヨタオーディオマルチメディアディスプレイやヒーティングステアリングホイール、メモリ設定ヒーター&ベンチレーテッド機能付きフロントシート、パワーフォールディング3列目シート、ハンズフリーリフトゲートなどを標準で採用。キャビン後半部を日差しから守る2列目および3列目の手動サンシェードも標準で組み込んだ。
 上級グレードのプラチナムは、2列目キャプテンシートや14スピーカーのJBLプレミアムオーディオシステム、パノラマムーンルーフ、ヘッドアップディスプレイなどを標準装備して、快適性と機能性を向上。また、ハイグレードLEDヘッドランプおよびリアコンビネーションランプやシーケンシャルターンシグナル、レインセンサーワイパー、Qiワイヤレス充電なども標準で採用した。
 一方でアドベンチャー志向のTRDプロは、オフロード性能を向上させたアイテムを豊富に設定。具体的には、セレクタブルロック式リアデフやマルチテレインセレクト、クロールコントロール、ダウンヒルアシストコントロール、1/4インチアルミニウムTRDフロントスキッドプレート、ブラック塗装18インチTRDアルミホイールなどを標準で組み込む。また、内装には2列目キャプテンシートのほか、TRDヒーティングステアリングホイールやTRDアクセント付シート/シフトノブを装備。オプションとして、積載能力を高めるTRDルーフラックも設定した。
 そして、新設定の最上位グレードのキャップストーンは、外装に専用の22インチクロームアルミホイールや消音効果を高めるフロントドア・アコースティックガラスなどを標準で採用。さらに内装には、ブラック&ホワイトのカラーコンビネーションを配したセミアニリンレザー表皮シートや、木目を引き立てるオープンポア仕上げの本格的なアメリカンウォールナット、クルミ材のピースがキャップストーンのロゴを囲むダッシュボード、ドアが開いたときに点灯するLEDムード照明などを装備し、ラグジュアリー性を際立たせた。

▲TRDプロはTRDヒーティングステアリングホイールやTRDアクセント付シート/シフトノブなどを専用装備

 パワートレインはV35A-FTS型210.2cu.in(3444cc)V型6気筒DOHC・D-4STツインターボガソリンエンジン+2NM型モーター+ECTi Direct Shift(10速AT)+ニッケル水素電池(6.5Ah)で構成する“i-Force MAX”ハイブリッドシステムを搭載。システム最高出力は437hp(326kW)、最大トルクは583lb-ft(790Nm)を発生する。走行モードはエコ/ノーマル/スポーツを標準で設定。ロードレベリングリアハイトコントロールエアサスペンションおよびAVSを選択した際は、コンフォート/スポーツS+/カスタムのモードが追加される。駆動システムはSR5/リミテッド/プラチナム/キャップストーンに4×2のパートタイム4WD(2WD/4WDハイ/4WDロー)と4×4のフルタイム4WDを、TRDプロに4×4のフルタイム4WDを採用。牽引能力に関しては、最大9520lbsを確保した。

▲パワートレインはV35A-FTS型210.2cu.in(3444cc)V型6気筒DOHC・D-4STツインターボガソリンエンジン+2NM型モーター+ECTi Direct Shift(10速AT)+ニッケル水素電池(6.5Ah)で構成する“i-Force MAX”ハイブリッドシステムを搭載

 先進安全運転支援システムの拡充も新型セコイアの注目ポイントで、最新のToyota Safety Sense(TSS2.5)を標準で装備。新機能としては、低照度下での歩行者、日中の自転車、交差点での対向車や曲がる際の歩行者も検知するプリクラッシュシステムや、ドライバーの緊急回避操舵操作を安定させ、車線逸脱を防止するエマージェンシーステアリングアシストなどを組み込む。さらに、ブラインドスポットモニターやアクロストラフィックアラート、自動ブレーキ付フロント/リアパーキングアシスト、ダイナミックレーダークルーズコントロール(DRCC)なども採用した。

▲先進安全運転支援システムとして最新のToyota Safety Sense(TSS2.5)を採用する

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