韓国ヒョンデがピュア電気自動車の第2弾「IONIQ 6」の内外装デザインを披露

ヒョンデ モーターの新型BEVモデル「IONIQ 6」のデザイン画像が公開。“電動ストリームライナー”の完成形を標榜

 韓国のヒョンデ モーター カンパニー(Hyundai Motor Company)は2022年6月29日(現地時間)、ピュア電気自動車“IONIQ(アイオニック)”シリーズの第2弾となる「IONIQ 6」のデザインを初公開。合わせて、IONIQ 6のティーザーサイトを開設した。

▲ヒョンデ モーターがピュア電気自動車の第2弾「IONIQ 6」の内外装デザインを公開。スタイリングは“電動ストリームライナー”の完成形を謳う
▲ヒョンデ モーターがピュア電気自動車の第2弾「IONIQ 6」の内外装デザインを公開。スタイリングは“電動ストリームライナー”の完成形を謳う

 ヒョンデIONIQ 6は、基本骨格に同グループの電動プラットフォームである「E-GMP(Electric Global Modular Platform)」を採用。ここに、2020年発表のEVコンセプトカー「Prophecy(プロフェシー)」の発展型となる流線形の空力デザインを外装に纏う。具体的には、低くスラントしたノーズに吸気口のアクティブエアフラップ、流麗な弧を描くルーフライン、スリムなデジタルサイドミラー、ウィングレット付きのスポイラー、船のテールをモチーフとするリアエンドなどで構成して新進の4ドアサルーンのスタイルを創出。合わせて車体下部をフルカバーで覆い、空気抵抗係数(Cd値)は0.21という優れた数値を実現した。また、前後LEDランプなどには画像の最小単位であるデジタルピクセルにアナログな感性を加えた「パラメトリックピクセル」を採用。廃タイヤをリサイクルした塗料や、竹炭をベースとする塗料をボディカラーに取り入れた点も、IONIQ 6のトピックである。

▲流麗な弧を描くルーフラインや船のテールをモチーフとしたリアエンドなどによって新進の4ドアサルーンのフォルムを創出する
▲流麗な弧を描くルーフラインや船のテールをモチーフとしたリアエンドなどによって新進の4ドアサルーンのフォルムを創出する
▲空気抵抗係数(Cd値)は0.21という優れた数値を実現。廃タイヤをリサイクルした塗料や竹炭をベースとする塗料をボディカラーに取り入れる
▲空気抵抗係数(Cd値)は0.21という優れた数値を実現。廃タイヤをリサイクルした塗料や竹炭をベースとする塗料をボディカラーに取り入れる

 内装に関しては、繭に着想を得たコクーンデザインのインテリアを採用したうえで、実用的な先進機能と持続可能な素材を鋭意導入。コクピットには12インチのデジタルクラスターと12インチのインフォテインメント用タッチスクリーンを統合したディスプレイを装備し、さらにコントロールユニットはドライバーの注意散漫を減らす目的でセンター部に集中配置する。また、随所にサステナブルな素材を取り入れ、シートにはリサイクルPET繊維を、ドアトリムには植物油から作ったバイオ塗料を、ルーフトリムにはバイオPET繊維を、カーペットには漁網のリサイクル繊維を使用した。

▲繭に着想を得たコクーンデザインのインテリアを採用。コクピットには12インチのデジタルクラスターと12インチのインフォテインメント用タッチスクリーンを統合したディスプレイを装備
▲繭に着想を得たコクーンデザインのインテリアを採用。コクピットには12インチのデジタルクラスターと12インチのインフォテインメント用タッチスクリーンを統合したディスプレイを装備
▲デュアルカラーのアンビエントライト照明を設定。内装材には随所にサステナブルな素材を使用する
▲デュアルカラーのアンビエントライト照明を設定。内装材には随所にサステナブルな素材を使用する

 なお、ヒョンデ モーターはIONIQ 6の詳細を本年7月中に発表するとアナウンスしている。

▲IONIQ 6のスペックや発売時期などは本年7月中に発表予定
▲IONIQ 6のスペックや発売時期などは本年7月中に発表予定
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