住友ゴム、レベル4自動運転車に対応したタイヤ周辺サービスの共同研究を開始

 住友ゴム工業は、群馬大学次世代モビリティ社会実装研究センター(CRANTS)との協業で、レベル4(完全自動運転)に対応したタイヤ周辺サービスの共同研究を開始する。

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▲群馬大学次世代モビリティ社会実装研究センター(CRANTS)

 この研究の成果は、レベル4に求められるインテリジェントタイヤの開発や、デジタル技術を活用したタイヤサービスの実装にフィードバックし、次世代モビリティに適応した安全で事故のない社会づくりに貢献していくという。

 今回の共同研究は、センサーを使用して走行時のタイヤ空気圧・温度を監視することで、パンクなどのトラブル発生時のメンテナンスに対応するもの。
 タイヤに関する異常を感知した際に、行動判断に必要な情報をCRANTSに設置された自動運転管制所に提供することで、完全自動運転が実現されたレベル4の時代でも、安全な運行ができるようなタイヤサービスの構築を目指す。

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▲実証実験車両(自動運転車)

 住友ゴム工業は、自動車産業を取り巻く環境が大きく変化するなか、「さらに高い安全性能」「さらに高い環境性能」を実現するためのタイヤ技術開発コンセプト「Smart Tyre Concept」を掲げる。住友ゴム工業は今後も安全で事故のない社会づくりに貢献していく考えだ。

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